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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 本題の前に。末尾に拍手コメントへの返信があります。ありがとうございます。


 サボっているうちに読んだ本のレビューが溜まってきまして。その宿題を溜めてる感がだんだんツラくなってきたので、一本ずつきっちり書くのは諦めて、以後、特に印象深かった本にしぼって、ざっくりした紹介でいこうと思います。場合によっては、先月読んだ本的に、何冊かまとめて紹介するかもです。
 前から読んだもののレビューを逐一書きつつ、でもこういうのってあんまり需要ないかもなあとは思ってたんですけど。でもやっぱり好きな本は布教したいし!(←本音)


 ……などと宣言しつつ。
 今日はル・グウィン作「西のはての年代記シリーズ」の紹介を。

ギフト 西のはての年代記Ⅰ (河出文庫)
ギフト 西のはての年代記Ⅰ (河出文庫)

 ハイ・ファンタジー。
 三部作です。ギフト、ヴォイス、パワー。ハードカバーでどうだったか確認してませんが、購入した河出文庫版では、パワーだけ上下巻になっていて、合計4冊。

 まさにこういうファンタジーを読みたかったのだ、という異世界ファンタジーでした。生きているうちに出会えたことを感謝したい。ル・グウィンはゲド戦記から入って、SF作品を中心に読みすすめてきましたが、この作品がまちがいなくいちばん好きです。

 第一部は、西のはての高地を舞台にはじまります。その辺境の地に住む人々がもつ特別な魔法、「ギフト」。誰でもそれがつかえるわけではなくて、その力を持った人々が、そうでない人々を農奴として抱えて、貧しい土地で、ときに助け合い、ときに争いながら暮らしている。
 その中でも、とりわけ恐ろしいギフトをもった一族に、主人公は生まれる。一人息子である彼は、父親から受け継いだはずのギフトを、なかなか発現させることができず、その期待にこたえられないことに悩んでいた。だがある日、恐ろしい形でそれは発現し、彼は自分の制御できない力に怯えて暮らすことになる……
 第二部以降は主人公を変えつつ(第一部の主人公も重要なキーパーソンとして登場しますが)、それぞれの目を通して、ひとつの世界が描かれている。その世界と、そこに暮らす人々の、血の通っていることといったら! 魔法や風土や、文化や歴史や信仰が、人々の生活に密着して活き活きと描かれて、なおかつそれが、壮大で魅力的なストーリーと絡み合っている。

 異世界ファンタジーがお好きな方で、もし未読の方がいらっしゃったら、ぜひとも読んでいただきたいシリーズです。


 つづきは拍手コメへの返信です。

拍手




 ……と、お一方には、ちょっとここで書くには少々気恥ずかしい内容があったもので、別経由で返信させていただきました。ありがとうございました! もしまだご覧になってなければ、お手数ですが、某SNSのほうでご確認くださいませ。


> 萌え小説!

 きゃー読んでくださってありがとうございます! 萌え小説です!(言い切った!)
 AIもえーとか、包容力のあるおっちゃんもえーとか、謎の敵もえーとか、空中戦もえーとかで100%できています。

 なんというか、日記で励ましのお言葉を催促したような感があるというか、深く考えるとアレなのですが……!(汗) でもここは素直にはしゃぎます。嬉しいです。元気でました。
 ありがとうございました!
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