収集癖

　職場で、どこからどうみてもオタクではないお兄さんが、転勤族なのでONE PIECEのコミックスを家に買い揃えることができない悲しみについて、滔々と語っておられて、うっかり激しく共感しつつも、隠れオタなのであまり暑苦しく同意もしづらい、そんなもどかしい金曜日でした。ロビンを奪還するあたりがいちばん好きなんだって。

　わたしにそういう話を振ってこられる時点で、隠れオタのつもりで微妙に隠れきれてないですね？（ぐっ……）

　それにしてもワンピすごいな！　って思うべきか、買い揃えている自分の次の転勤を焦るべきか。（部屋にマンガ用のカラーボックスが８つと小説用が４つあります）（そこに入らない本が机と床に溢れかえっている大惨事）

　いまは実家なんで、買いたい本をどんどん買い込んじゃっても、ときどき泣く泣く処分したりしながら、まあなんとかなってるんですけども、転勤のときに持っていく本と持っていかない本の境目には、果てしなく悶々とします。
　スペースの都合的には、どんどん電子書籍に切り替えたいところだけれど、そちらはそちらで、十年後に本当にまた読み返せるのか、一抹の不安が。あーあ、なんで意地でも転勤のない仕事を探さなかったかなー。