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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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かれの声」に拍手コメントいただきました! ありがとうございます。モリゴエがツボとのこと、嬉しいです。とても嬉しいです。うふふ。(落ち着け)

 ある日前触れなく頭のなかにやってきて、一瞬でぶわっとイメージの広がったキャラクターで、その日に帰宅してすぐ話を組みたてました。またあんなふうに授かりもののような小説が書けたらいいのだけどなあと思います。

 昨日の三語と、「夜明けの歌声」「震える手」にも拍手いただいていました。感謝です!

 昨日の三語といえば、振り返るともしかしてわたしは太字の万年筆を描写したかっただけではないのか……という気がしてきて、とてもアレです。かかかか買ったりなんかしないんだから!(脂汗)

 字幅の太い万年筆って妙に憧れます。わたしの本妻は細字で、サブ万年筆のほうが中字です。使い勝手という意味ではこの辺が妥当ながら、インクフローのいい太字でヌラヌラ書いたら気持ちいいだろうなあって…………はっ、いやいや、いやいやいや。
 太字でヌラヌラ、は書き心地的には気持ちいいんだろうけど、乾くのに時間がかかってページがめくれないとか、乾かないうちに手で擦ってしまうので原稿用紙の次の行がすぐに書けないとか、そういうのでは実用性的にちょっとアレですし……え、速乾性のあるインクか、インクの乾きの早い紙を使ったらいいじゃないって?(悪魔のささやき)

 ……いやいちおう調べたんですよ。(調べたのか)
 セーラーのナノインクかプラチナのカーボンインク、でなかったらパーカーのクインク。紙はたぶん満寿屋の原稿用紙を使えばいける。ただ、ネットでレビューをいくつか追ってみた感じでは、満寿屋に書くとほかの紙よりも字幅が細くなるというようなコメントが見受けられたので、もしかしてインクフローを楽しむのには向いてなかったりするのかな……? どうなんだろう。(未体験なので断言しがたい)

 ともかく方法はありそうなんです。だがいくら趣味とはいえ趣味にそこまで金をかけるのか……。それに太字の万年筆でカーボンインクとか使ったら、濃淡の出ない味気ない筆跡になりそうな気がするし……(けっこう調べてますね?)

 パーカー。福永武彦や安部公房や司馬遼太郎の愛用万年筆がパーカーだったらしいです。うわあ、と思いつつも、そういうミーハーな理由でパーカーの万年筆を買うのはいかがなものかと、かつて必死に自分を止めて、ようやく煩悩がいったん去ったというのに、またここでその名前が出てくるのか……。
 買うか? 貯金して誕生日がきたらふんぱつして三十歳記念で買うか……? いやでも、でもさあ!(葛藤)

 あと、黒インクもいいなあと、最近唐突に思うようになりました。唐突にっていうか連城三紀彦の小説に出てきたからだろ?
 い、いやその。……まあ。ミーハー根性です。(いつものことだよ!)

 いまわたしの使っているメインインクはブルーブラックで、サブにはそれぞれブルーとセピア色のを入れているのですが(ダークグリーンやボルドーのインクにも憧れているがこれ以上増やすのはどうかとかろうじて踏みとどまっている)、なんか、こう、飾り気のない実用性一辺倒みたいなおっさんくさいデザインの黒万年筆に、これまた飾り気のない黒インクで使うというのが、なんかいいなあって……(朝陽さん落ち着いて!)

 わたしはどこに行こうとしてるんでしょうか。

 ちなみに連城三紀彦の小説に出てきたのは「日曜日と九つの短編」に収録されていた「形見わけ」という作品で、同じ男を愛した二人の女が、万年筆とライターをそれぞれ形見わけに譲り受けるという話でした。
 万年筆って、何かのお祝いとかで買ってもらったとかそういうのもいい話なんだけど、誰かが愛用していたのを受け継ぐというのには、非常にロマンだなあと思います。インテリな親類とか欲しかったよね……売れない純文作家の叔父さんとかね……(妄想)

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火の国より来たる者」に拍手コメントいただいていました。ありがとうございます……! そしてやっぱりエラーでご迷惑をおかけしていました……すみませんすみません!(土下座)
 末尾に返信がありますので、お心当たりの某氏様はご確認いただければ幸いです。

 連城三紀彦、川上弘美、安部公房のお三方をこのごろちょいちょい追いかけていたのですが、今日通勤読書で読みかかった開高健「輝ける闇」を帰宅後に一気読みし、完全ノックアウトされて陥落しました。一度に四人追いかけるとか節操ないよ! ていうか節操よりもむしろ財布が! ぎゃー!

 多作な作家さんにはまるということの、いかに危険なことか……。本は極力買う派で、なおかつハマった作家さんはわりと執念深く追いかける派です。
 わたし多分これまでに買った本の代金合わせたら軽く新車が買え…………気付かなかったことにしよう。

 開高健さん。ちょっと前に「ベトナム戦記」を読んでいました。(こちらはノンフィクション)
 その時点でかなりのめりこみそうな予感はしていたのですが、お財布的なアレで、いっときちょっと自分に待ったをかけていました。だというのに、先日ふらふらと書店に立ち寄って、ふと気付くと店を出たわたしの手には「輝ける闇」が!(万引きしたみたいな省略話法やめてもらえますか)(ちゃんと買いました念のため)

 どう紹介しても嘘になる気がして、内容については敢えて詳しく語りませんが、がっつり濃く、重いです。ベトナム戦争に取材に行かれて、大きな戦闘に巻き込まれて戻られた方の本ですから、生々しいのも重いのも、ある意味では当然といえば当然かもしれませんが……。
 人の死ぬ本や戦争文学はどうしても……という方はともかく、そうでなければ、これはぜひ読んでほしいという一冊です。

 文庫の中にはさんであったチラシで、開高健さんの「夏の闇」の遺稿を縮刷した出版物が紹介されていました。万年筆(愛用だったといわれるモンブランのマイスターシュテック149)で原稿用紙に書かれた遺稿。冒頭のところだけ見本がついていましたが、それがなんと、えらいことかわいらしい丸文字! いわゆる悪筆というのではなく、読みやすくかつ味がある字なのですが、それにしてもこれはまた、重く鋭い文体とのギャップがなんともいえず可愛らしい……ご本人が存命だったら、もしかしてかなり気恥ずかしかったのでは……?

 定価が3,360円というので、買うつもりはないのですが、でもファンからしてみたら、好きな作家さんの生原稿や筆跡って、見るだけで嬉しいですよね。ファン心理ってそういうものだという気がします。以前、福永武彦がパーカーの万年筆で執筆していたらしいという話を聞きつけて発作的にパーカーを買いそうになった人間がここにいますが(※踏みとどまった)、手書きの原稿を読んでみたいっていうのは、うん、わかるな……。あ、いやいや。普通に文庫で買いますが!(だって財布が!)


 続きは返信です。


 


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「鳥たちの楽園」を書きだしました。原稿用紙に手書きで……
 アホです。笑ってやってください。

 でも案外と書きやすいです。何かあれば二線訂正したり、ぐるっと囲んで矢印で切り取り挿入の代わりにするし。
 手書きに慣れてきたのかもしれません。メインの万年筆の書き心地が、ますます良くなってきているのが、じわじわ地味に嬉しいです。書き味が気持ちいいから、それを動機に「どれ、もうちょっと書くべ」という心理になります。
 パソコン執筆が滞りがちなそこのあなた、一緒にいかがですかー。(謎の勧誘)

 別にノートでも反古でもいいのですが、それだとなんとなく下書きだという心理が働いて、その分だけ気楽に書けるといえば書けるのだけど、なんとなく文章が粗くなります。形って大事なんだなあ。
 ざっくり下書きしたいときはノート、もうちょっと本番に近いもの(推敲はするけど基本はそのまま使うつもりのもの)を書くときは原稿用紙、あたりまえだけど、そういうスタンスでいいのかなあ。

 問題はわたしが実家住まいで、小説を書いていることを母にいまだに伝えていないという一点だけです。処分に困るのよねー……
 まあ、古雑誌とか捨てるときに隙間に入れこめばいい話なのですが。

 なんでこのご時世に手書きに逆流しているのかというと、眼精疲労が最大の要因なんですが。パソコン長時間にらむのが辛いです。いま仕事で睨みっぱなしなので。
 その点、手書きは目に優しくていい。結構まじめに合理的な理由有ってのことであります。いくら朝陽さんがアホの子でも、ただ万年筆萌えのためだけにわざわざ手書きで小説書くとかしません。………………た、多分。

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 前にほしいといっていたトラベラーズノートの軽量紙リフィル、結局のところ、物欲に負けて買ってしまいました。


 トラベラーズノートの軽量紙リフィル、結局のところ物欲に負けて、買ってきました。 トラベラーズノートの軽量紙リフィル、結局のところ物欲に負けて、買ってきました。 
 
 
  

 紙がものすごく薄くて、そしてすごく書き心地がいいです……(幸せ)
 手持ちの範囲では、中字のペンで書いても、細字のペンで書いても、どっちもすごく気持ちいいです。これって何気にすごいことなんじゃないのかな。中字のペンなら気持ちいいけど、細字で書くとなんとなく抵抗があるとか、細字のペンでは書き易いのに、中字で書くとインクが乾きにくいとか、わりとそういう紙が多い気がします。

 真っ白な紙で、インクの発色もきれいです。
 ただこの軽量紙、ものすごく薄い紙なので、フローのいいペンで書くと、わずかに紙が波打ちます。ちょっと時間がたって乾けばそれも落ち着くし、わたしの場合はあまり気にならないレベルでしたが、もっとつゆだくフローのペンの人や、筆圧の高い人だったら、もしかしたら、ちょっとでこぼこになるかもしれないです。

 この薄さで抜けないのが不思議になるくらい、インクが裏に抜けません。ただ、紙自体は薄いので、後ろの文字がばっちり透けて見えます。これも個人的にはまったく気になりませんが、気にする人もいるかも?
 きのう、友人の万年筆(フローつゆだくのペリカン・スーベレーン)でちょっと落書きしてみたときには、インク溜まりのところがわずかに裏抜けしました。気にしなければ気にならないレベルでしたが、どんなペンでも大丈夫とまでは言い切れないかな……?
 スタンプインクはさすがにちょっと抜けます。

 書き心地は筆圧によるのかもしれませんが(わたしは筆圧低めです)、ずっと落書きしていたくなるような紙です。紙がインクをするすると引きだすような感覚と、ペン先をやさしく受け止めてくれるようなやわらかさがあります。

 これ、いいなあ。四百円ちょいなので、ノートとしてはお高いけれども(くっ……)、しかし私にもぎりぎりなんとか手が出せるレベル。なんてったって、ページ数が多いしさ。(A5変型、128ページ)
 ページ数が多すぎるノートって、厚さがそのまま段差になって、ページの下の方が使いづらかったりしますし、あと最初の一ページめに筆を入れるときに気負いがあるっていうか、気軽に落書きしづらいプレッシャーを感じてしまうのですが、この軽量紙リフィルは紙が薄いので、ページ数からは信じられないほど薄い仕上がりです。
 これくらいの薄さだと、気負いすぎず、消耗品とわりきれて、そういう意味でもいいなと思います。いまは落書き帳的な使い方をしているけれど、小説の構想ノートや下書き用で、一作一冊とかにして、がしがし使うのにもいいかもしれない。

 トラベラーズノートのパスポートサイズのほうに用意されているDP用紙リフィルと、レギュラーサイズの軽量紙リフィルは、はたして違う紙なのかどうか、疑問だったのですが、いざ買って書いてみたところ、よく似ているけれども微妙に違うような気がします。軽量紙のほうがちょっと薄い……ような気がする。
 それが本当に違う紙なのか、製造ロットによる個体差というやつなのかは……うーん?(違いのわからない女です)

 リフィルだけ買うつもりで、うっかりトラベラーズノートのレギュラーサイズ本体が欲しくなったらどうしようかと思っていましたが(お財布的な意味で)、これだけリフィルの書き心地がいいと、むしろ本体を買うのはもったいないなという気になってきました。メーカーさんには申し訳ないけど……
 トラベラーズノート(本体)は、見た目はすごく好きなんだけど、ゴムの結び目が書くときに邪魔だったり、カバーの弾力のおかげで、手をはなすとページが閉じてしまったりするのです。純粋に書き心地だけを問うなら、本体から外してしまってリフィルだけで書くほうが気持ちいいんだよね……。

 軽量紙リフィル、しばらく使ってみよう。

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 万年筆は、インクを入れたまま使わないで長く放置すると、乾燥しインクが固まって使えなくなるものです。とにかく毎日のように何かしら書くことが、なによりのメンテナンスなのだといいます。書く分量はちょっとでもいいそうで、自分の名前くらいでも大丈夫なんですって。

 最初のうちは、切り取れるメモ帳を机においていて、ゆっくり時間の取れない日には、ちょろっとそこに名前とか住所とか、ちょっとした落書きをしていたのですが、なんだか万年筆で字を書くということ自体が楽しいものだから、ついついその意味のない落書きの分量が増えてしまいます。それでは紙があんまりもったいないような気がしてきたものだから、近ごろではメモ帳でなくノートにかえて、そこに日々ちょろっとずつ描写の練習をすることにしました。


 

 即興で出てきた文章を使って、つらつらとお話のワンシーンとか、数行だけを書くんですけど、いつもだったら、ぼんやり飽き時間に頭の中だけでやっているような、たわいもない練習です。思いついたネタが気にいれば、あとでそこから小説に起こすこともあるけど、基本的には書くだけ書いて投げっぱなし。
 小説書きの方にはそういうのって、日常的にあるんじゃないかなと思うんですけど、そういえば、改めて誰かに聞いたことはないかも……そのあたりどうなんでしょうか。
 ともかく、絵描きの方が、デッサンというようなちゃんとした練習だけじゃなくて、手遊び的な落書きを日常的にいっぱいされたりしてるんじゃないかと思うんですけど、そんな感じのやつです。

 書きだしてみてから気付いたのですが、手で書いてノートのページが埋まってゆくと、なんとなく満足感というか、達成感のようなものがありますね。練習したことが目に見えるというのは、いいことかもしれない。
 どうせなら、練習量よりも、練習した成果のほうが目に見えるなら、そっちのがいいんでしょうが、文章がうまくなったかどうかなどということはそもそも目に見えないから仕方ない。
 あと字が汚いのが悲しい。せめてもうちょっときれいに書こうかなとか思うんだけど、書きはじめていっときすると頭から飛んでるよね……。

 ともかく、万年筆に慣れてきてから字がでかくなったので、ページがみるみる減ります。小さい字を書くときには、どうしても力んでしまうので、でっかくのびのびと筆圧を書けずに書くのが楽ですし、気持ちいいです。
 しかし字がでかいと、行間をおおめに開けないと読みづらいので、ますます一ページに書ける文字数が減るっていう。おおいに資源の無駄づかいではあります……(ちょっと罪悪感)

 大きいノートのほうがのびのび書けるので、最初はB5ノートにしていたんだけど、でも机が狭いので、あまりノートが大きいと、かえって手が疲れる気がして、いまはミニサイズのノートに移りました。(写真のはミドリのスパイラルリングノート、北国シロクマ柄)
 ノートが広すぎると、紙の上のほうに字を書くときと、下のほうに字を書くときで、手首の角度が思い切り変わるので、そのたびに万年筆を持ちかえたり、姿勢を変えたりするのが微妙に面倒くさいんです。
 しかし小さいノートは小さいノートで、厚いと段差がうっとうしい。開きが悪いノートは書きづらいし。あと、リングノートのリングが書くときに邪魔だという事実にも最近気がついたので、A5かもうちょっと小さいくらいで、薄めのノートがいいのかなあ……。薄いと、一冊使い終わったときの達成感というオマケもありますしね。処分するときにも捨てやすいし。

 トラベラーズノート(大きいサイズ)の軽量紙リフィルはどうかなあと、最近ちょっと狙っています。無地だし。(無地のノートが好き)
 紙が薄いので、ページ数が多いわりにノートそのものは薄いみたいなんですよね。万年筆と相性がいいっていう評判も見かけたし、いまのが終わったら買ってみようか。……リフィルだけ。(※本体が高い)

 万年筆だと、ノートのつくりや見た目が気にいっても、紙質があんまり悪いとインクが裏抜けするという問題もあるので、悩みどころです。
 ベストなノートのサイズと厚さを模索中なのですが、あまりそういうことを模索し出すと、物欲の沼に沈んで未使用ノートの在庫が大変なことになるので、とりあえずなるべく一冊使い切ってから次を買うくせをつけたいです。うん……。

 というところまでつらつらと考えたあたりで、手段と目的のどっちがどうなんだかよくわからなくなってきました。わたしは万年筆のメンテナンスをしたいのか、小説の修業をしたいのか、それともノートを買って物欲を満たしたいのか。最後のやつなんじゃないのか……。
 物欲って怖い!


 と、来週から少しばかり私事でばたばたしますので、またしばらく平日ブログがほったらかし気味になるかもしれませんが、元気にやっておりますので、どうかご心配なく。

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プロフィール
HN:
朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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性別:
非公開
自己紹介:
朝陽遥(アサヒ ハルカ)またはHAL.Aの名義であちこち出没します。お気軽にかまってやっていただけるとうれしいです。詳しくはこちらから
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