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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
 本題の前に、お礼を。
 このところ、過去の作品にもちらほら拍手をいただいています。どなた様か存じ上げませんが、そしてこちらの日記をご覧かどうかもわかりませんが、見ていらしたら、本当にありがとうございます。

 オンライン物書きは、反応が欲しければがりがり新作を書くしかないのだと、どちらかで読んだ覚えがあって、本当にそういうものなんだなあとしみじみ自分の遅筆を反省する一方で、書いてしばらく経った過去作に、思い出したころに拍手をいただくと、すごくシアワセになります。書き終えて時間が経っているぶん、冷静に自分の下手さが身に沁みて、うれしいやら恥ずかしいやらですが、でもやっぱり恥ずかしい以上にうれしいです。ありがとうございます。

 ここから、タイトルの件です。

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 このあいだ、年度がかわって間もないある日。

 初対面のお客様から、まだたいして話をしてもいないうちに、とつぜん言葉尻を捉えられて、荒々しい口調で罵られた。あわてて頭を下げて謝罪したら、舌打ちされた。こちらの対応に落ち度が一ミリもなかったとはいわないものの、特に失言というほどのことではなかった。なかったと思う。
 要するに、気が立ってらしたんだろう……とは思いつつも、なにか不愉快にさせるような態度があっただろうか、無意識のうちに、相手の反感を買うような態度をとっていただろうかと、内心ちょっとくよくよしていた。

 同じ日の残業中。隣で仕事をしていた係長がぼそり。「今日、しゃべってる途中で書類を顔面に投げつけられた。久しぶりに窓口に出たけど、やっぱり接客ってきびしー……」
 ですよねー、と一緒にくよくよしていたら、さらに横から課長が「どの方?」と突っ込んでくる。
 係長がその方の書類を引っ張り出して見せたところ、課長がまたぼそり。「この人、このまえ最初に来たときから怒ってたよ。○○で××の人とそうとう揉めたらしくて、裁判がどうこうって。俺も出会いがしらに絡まれた」
 どれどれ。覗き込んでみると、なんと私が朝から叱られたのと同じ方。

 ああー。
 いや、そこは安心するとこじゃないんだけども、でも思わずちょっとほっとする。自分に重大な非があったんなら、またくよくよ悩むところだけど、八つ当たりされたんだったら、まあいいか。世の中にはそういう人もいる。

 でも、悪気はなくても、気をつけているつもりでも、自分の言葉や態度に相手を傷つけるようなところがあるかもしれないし、客観的に見て自分に非がないかどうかということは、なかなか自分では分からないものだ。だから、のっけから非難されたり、強い言葉で罵られたりすると、単に相手がクレーマー体質なんだと割り切ることもできず、自分がダメなんじゃないか、向いてないんじゃないか……っていう気になってくる。
 だから、窓口が閉まってお客様の耳のない時間帯になれば、上司や同僚と愚痴もこぼしあうし、慰めあいもする。あんまり愚痴だらけでもよくないし、失敗があればもちろん反省もしなくてはならないけれど、ガス抜きは必要だ。

 接客って厳しー。
 不景気続きで、気が立っている人が相対的に増えているからなおさらだ。

 でもがんばって根気強く対応した結果、最初はご機嫌斜めなご様子でお越しになったお客様が、帰り際には笑顔でお礼を仰るようなときもあるので、厭なことばかりでもないです。

 がんばりますよー。

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