小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
読了。
『氷菓』『愚者のエンドロール』に続く<古典部>シリーズの三作目。
文化祭に沸き立つ中、自分たちの文集をうっかり作りすぎて、なんとか在庫を処分するために、古典部の存在をアピールしようとしていた主人公たち。
そんな中、小さな事件が起きる。それぞれに出展をしている複数の部活から、いつの間にかささやかな備品が盗まれ、そこには妙な犯行声明が残されていた。たとえばこんなふうに。「占い研究会から 運命の輪は既に失われた 十文字」
主人公たちは、この事件をうまく集客に利用できないかと考えて……
人が死んだりはしない日常の謎……なのですが、心情描写がしっかりしていて展開が巧みなので、すごく楽しく読めました。自分が求めても得られない才能をもつ友人を間近で見つめる人間の、嫉妬と友情の間で揺れる複雑な感情が丁寧に描かれていて、思わずしんみり。
そしてやっぱり端々に挿入されるコミカルな小ネタが、読んでいてとても楽しいです。学園モノ(といってしまっては少しニュアンスが違うかもしれませんが)のお馬鹿なノリも大好物です。おもわず何度か声を出して笑ってしまいました。
続きに拍手レスのお返事です。
『氷菓』『愚者のエンドロール』に続く<古典部>シリーズの三作目。
文化祭に沸き立つ中、自分たちの文集をうっかり作りすぎて、なんとか在庫を処分するために、古典部の存在をアピールしようとしていた主人公たち。
そんな中、小さな事件が起きる。それぞれに出展をしている複数の部活から、いつの間にかささやかな備品が盗まれ、そこには妙な犯行声明が残されていた。たとえばこんなふうに。「占い研究会から 運命の輪は既に失われた 十文字」
主人公たちは、この事件をうまく集客に利用できないかと考えて……
人が死んだりはしない日常の謎……なのですが、心情描写がしっかりしていて展開が巧みなので、すごく楽しく読めました。自分が求めても得られない才能をもつ友人を間近で見つめる人間の、嫉妬と友情の間で揺れる複雑な感情が丁寧に描かれていて、思わずしんみり。
そしてやっぱり端々に挿入されるコミカルな小ネタが、読んでいてとても楽しいです。学園モノ(といってしまっては少しニュアンスが違うかもしれませんが)のお馬鹿なノリも大好物です。おもわず何度か声を出して笑ってしまいました。
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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