時の流れ

　同期呑み、行ってきました。
　同期といっても、なんせ転勤族です。すでに県内を中心に点々とばらけており、そして県内といっても、都会と違って交通機関が未発達で、海と山に分断されたヘンテコな地形の長崎でいう「県内」は、移動時間的にかなり遠いです。電車でびゅーんとは行けません。下手をすると、去年までの私がそうだったように、海の向こう（離島）に行っている人もおり、そうなると高いお金を払って飛行機とか、そうでなかったら船で四時間とか、博多まで船で二時間＋バスで駅まで移動＋列車で一時間半とか、そういうコースです。

　そんなこんなで、けっこう久しぶりの集まりだったのでした。すでに何人も退職し、あるいは家庭の事情等で遠方に転勤し、だんだん集まれる同期の人数も減ってきました。
　わたしは高校新卒でいきなり就職したため、同期は年上の人ばかりというのもあるのですが、同期の独身率がじわじわと減ってきていて、なんとなく肩身が狭いです。結婚とか恋愛とかに積極的な人間ではないので、自業自得というか、承知の上のことではあるのですが、同期のお姉さんがつれてきた子どもがいつの間にかでっかくなってて、ぎゃっと思いました。

「それにしても、俺たちも年取ったなーと思いません？　だって○○さん（本名）、入ったとき、まだ十八歳だったでしょ？　いまいくつです？」
　それをいわないでよ！　どうせもうすぐ二十七だよ！　フレッシュさの欠片もないよ！

「そういえば、○○さん、ちょっと前に飲みすぎて潰れて、××さんたちに運ばれたって聞いたけど、ホント？」
「あ、それ私も聞いた」
　実話です……orz　っていうか、なんで広まってるんですかその話。人の噂って怖いな！