忍者ブログ
小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
 しばらく前にパソコンを買い換えて以来、古いパソコンが余っていたのです。あまり調子はよくないのだけれども、母がそれでもいいからほしいというので、なんだか嫌な予感はしていたのだけれども、まあいいかと思って譲ったんです。

 母は、パソコンなんて、自分の職場で共同使用していたという、売り上げを入力する専用の端末くらいしか知らず、それも、決まったとおりのボタンしか押したことがなかったという。それで電源の切り方からマウスの使い方から、いちいち教えさせられる羽目に。そして、パソコンで家計簿をつけたいと言い出し、しかし家計簿ソフトではほしい項目が足りないといい、自分で自由に内容を編集したいという。

 それなら遠回りでも、EXCELを覚えたほうがいいだろうと、とりあえず簡単な集計用ワークシートを作っておいたら、そもそもキーボードで日本語が入力できないという。ローマ字入力とかな入力の違いを、ものすごく苦労して説明したら、どうせなら勉強してローマ字入力で覚えるといい、この機会にタッチタイピングも覚えるという。
 齢五十あまりにして、その意気やよし……なんだけども、私に教えろといい、教えると、今度はあんたの教え方は分かりづらい、分かりやすい本はないのかと言い出し、本屋で一番基礎から図解つきで乗っている初心者むけのタッチタイピング練習の本を探して買い与えたら、面倒くさいと言って読まない。読まないで、その本に書いてあることを質問してくるし、質問に答えていたら、途中で「面倒だからもういい」と怒り出し、そのくせにちょっと経つと同じことをまた聞いてくる。
 そして一度教えたことも、二度三度四度と聞いてくるし、まあそれ自体は仕方ないんだけども、そのくせメモを取ろうとかいう姿勢は存在しないし、それを悪いとも思っていない。それも、私が本を読んでるときとか、もう寝ようとしてるときとかに、狙ったように聞いてくる。ああーもう!!
「もう知らん自分で調べれ!」と癇癪を起こすと、もれなく逆切れされます。

 仕事のことなら割り切れるし、プライベートでも他人どうしなら、教わるほうも遠慮するし、教える方も寛容になれるんだけども、身内だと猛烈に不毛な光景が繰り広げられるのは、人類に課せられた宿命でしょうか、それとも単に家族愛が足りないんでしょうか。二日にいっぺんは、「なんで頼まれて教えてあげてるほうが罵られなきゃあかんの腹立つ! きー!」ってなってます。

 たとえ家族であっても、人間関係においては、「相手のために」「してあげた」っていう感情が、ほんとにくせものなんですよね。「相手のためを思ってしたことなのに、喜ばれるどころか迷惑顔をされた」とか、「苦労して○○してあげたのに、感謝の言葉ひとつない」とかですね。
 何でも相手のためじゃなくて、自分のためにと思ってするか、そうでなかったら「親孝行とは忍耐だ」と割り切って、無心にやるといいんじゃないでしょうか……って、できるかー!
 そこまで悟りきるには、年齢とか人生経験とか器とかがいろいろ足りません。

 まあ、母はすぐ怒るけどもすぐけろっと忘れる人なので、大人げのない母娘喧嘩を繰り広げるのは、昔から日常茶飯事なんですけども。しばらくは難儀しそうです。

 明日は同期飲みに行ってきます。更新がなかったら酔いつぶれているものと思っていただければ……!

拍手

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
E-Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
TrackbackURL:
プロフィール
HN:
朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
朝陽遥(アサヒ ハルカ)またはHAL.Aの名義であちこち出没します。お気軽にかまってやっていただけるとうれしいです。詳しくはこちらから
拍手コメントをいただいた場合は、お名前をださずにブログ記事内で返信させていただいております。もしも返信がご迷惑になる場合は、お手数ですがコメント中に一言書き添えていただければ幸いです。
twitter
ブクログ
ラノベ以外の本棚

ラノベ棚
フォローお気軽にどうぞ。
最新CM
[01/18 スタッフ]
[05/26 中村 恵]
[05/04 中村 恵]
[02/04 隠れファン]
アーカイブ
ブログ内検索
メールフォーム
約1000文字まで送れます。 お気軽にかまってやってください。
カウンター
忍者ブログ [PR]