「鳥類学」を読み終わりました。楽しい読書だった! 小説に活かせそうな部分以外にも、面白い話がたくさんあって、ほんとにいい本を資料に選んだなと、ほくほくしております。それが執筆に活きてくるかどうかは、また別の話ですが!(涙)
めざせ空想科学祭……ということで準備中の鳥系人類の話(仮)。ようやく、ざっくりしたプロットを切りにかかってるんですけど、なんか序盤が、とても地味です。あ、いつものことだったか。なあんだ、あっはっは………………地味だな(しょんぼり)
もうちょっと、序盤から展開が動くたぐいのストーリーを、書けるようになりたいものです。
まあ、うん。書きだすまでに代替案が浮かんだら、差し替えよう……。
まずはざくっとプロットを切りながら、早めに決めなきゃいけない設定や、ちゃんと詰めて考えておくべき事柄を、いっこずつ洗い出そうとしています。
とにかく、まず、名前だよ。
キャラクターの名づけ、わたしにとってはわりと大事なんです。和名だと、なんかテキトーでも書けるんですけど、横文字の名前のときは、音がしっくりこないと、どうしてかうまく書けません。
話のタイプによっては、なんとなく主人公名無しのままで書けたりもするんですけど。何が違うのかな……。
名前が決まると、そのキャラクターの芯の部分が、見えてくる気がします。というか、逆なのかな。キャラクターが見えてこないと、名前が決まらないのかな。
あと、舞台になる惑星の名前もまだ決まってないし、町の名前も、メインキャラの勤務する会社の社名とかも決めないといけないんだけどなあ。
……タイトルもです。いつものことなんですけど、タイトルを考えるのが、ものすごく苦手です。でも早めに決めとかないと、またいつまでも「鳥系人類の話(仮)」のままで書きすすめて、あげくタイトルが決まらない決まらないと何日もクヨクヨべそべそする羽目になるよ!(目に浮かぶようだ)
風土とか、都市のつくりの特徴とか、建物の特徴とか、そういうのはだいたい決まってきてるんだけどな。鳥系人類の習性やなんかは、早くからそれなりにイメージがあったんですけど、もっと細かい部分、肝心のところがぜんぜん詰まってません。あれです、なんでも形から入る派です……。
世界観萌え属性があるので、「とこしえ~」系の一連の話なんか、ぜんぶ世界観・風土から先に入ったんですよね……。テーマとかキャラクターとかから入った方が、ストーリーづくりに有利なんでないかい? とか自分で自分にツッコみつつ。
まあいいや。何はともあれ、持てるかぎりの世界観萌えをぎゅうぎゅう詰め込んで書きます。萌えは正義!
勉強中の「鳥類学」はだいぶ進んで、あともうちょっとで読み終わりそうなので、まったくなにもしなかったというほどではないのですが、この週末に何か書きたいといっていたのに、書けてない。く、悔しい。
昼間ほとんど預かり中の子猫と遊んでいたので、完全に自業自得なんですが……。いや、その、小悪魔が、小悪魔たちがですね!
まだまだ子猫なんですが、体もけっこう大きくなってきて(成猫の半分くらい)、このごろものすごい運動量になってまして、ちょっとくらい遊んだだけでは、ちっとも疲れなくなっています。体力ついてきたー。いたずらがハンパないです。 二匹で駆け回り、喧嘩し、ちょっと油断すると家具の隙間からきらきら光る眼でこっちをじっと見てたり、人の体によじ登ってきてきたり……あああもう可愛いなあ!(めろめろ)
それにしても、いつになったらわたしはプロットに進むんでしょうか。
断片的なエピソードとか、盛り込みたいなあという設定は、けっこうたくさんたまってきてるのですが、それのどれを使うのか、どこにスポットをあてるのか、まだ頭がとっちらかっていて、まとまりません。主人公以外のメインキャラクターが、いまひとつ固まりきってないのも大きいかな。
そういえば「火の国~」のときも、トゥイヤのキャラクターが固まらなかったせいで、かなり書きだすまでにもたもたしていたような覚えがあります……。うう。先に書きたいキャラが固まってるときは早いんだけどなあ。

悲劇企画さまにお邪魔させていただこうと思って、「雨の夜をゆく」で申請してきました。
いまの状況で、すでに書こうとしているもののほかに、もう一本さらに気合を入れてがっつり書く気概はないのですが、悲劇企画さまについては、公開済みの作品でもOKということでしたので。
ほかの方の作品も、楽しみに読ませていただいています。(書き手としてはできればハッピーエンドを目指したい派だけれど、読み手としてはどっちも美味しくいただけちゃう派です)
原稿用紙5~100枚、公開済み作品でも可、悲劇の定義も広く取られて「単なるハッピーエンドに終わらない話」と、かなり敷居の低い要綱を設定されているようですので、オンノベ書きで悲劇属性の方々は、ふるって参加されたら、わたしが個人的に喜びます。もとい、楽しくてよいかと思います。読み専で悲劇がお好きな方も、ぜひチェックしてみられては。
自作については……公開済み作品で可とはいえ、いきなりえらいこと遡りました。二年近く前、かな。もうちょっと最近のもので参戦したかった気もするのですが、自分のサイトにおいているものでは、鬼灯綺譚関係がいちばん悲劇っぽいかなって……。
大団円的な、文句なしのハッピーエンドも、なかなか書きたくても書く力がないのですが、逆に悲劇だと言い張れるほどの悲劇は、あまり書いていません。全体的にうす暗い話は、いっぱいあるんだけども。ストーリーを形式的に、誰かが死ぬとか、何かを失うとか、そういう分類をできないこともないんでしょうけれど、それとは別に、悲劇には、なんか悲劇の文脈みたいなものがあるなと思います。うまく説明できないんですが……
この機会に、鬼灯綺譚の三作は、それぞれちょっとずつ手を入れました。といっても筋書きは変わっていなくて、文章表現上の微細な修正です。
普段、あまり公開済みの小説を改稿したりはしないのですが(あきらかな誤字はともかく)、さすがに企画にお邪魔するのに、そのままではちょっと恥ずかしかった……。
そのこともあって、旧作をいくつか読み返したら、自分のあまりの文章のへたくそさに、頭を抱えて悶絶しました……。が、きりがないので、ほかのは手直ししませんでした。くっ……。
これがもし、前より少しは自分の書くものがうまくなっていて、それで過去のものが下手に見えるとか、そういう話ならばむしろ大歓迎なのですが、事実は違っていて、ただ単に、書いた直後にはまだ冷静になれていなかっただけです。読んでも距離が近すぎて、下手なところが見えていなかったのが、時間が空いたことで、いくらか直視できるようになって、そうやって第三者的に読んでみると、これは、ちょっと、真剣にひどい……。お前、よく、こんなしろものを人様のお目にかけようなんて思えたな……?(息絶え絶え)
うかつに読み返すと、こうやってテンションが下がるので、あまり古いものは読み返さないのですが、何が怖いって、自分ではもうちょっとマシなものを書けていたような気がしていたところが怖いです。それ違うから……自己評価から五割引きくらいしといたほうがいいから……。
もうちょっと、ましな文章を書けるようになりたいです。
本来、うまく書こうとかいうことよりも、書く中身のほうがよほど大事なのは、重々承知しているのですが、しかし、この、文章が下手だという事実に、自分が耐えられない。耐えられなかろうがなんだろうが、しょせんはそれが現実なので、耐えて受け入れるしかないのですが、わかっていてもツラいです。もう二十代もラストイヤーだというのに、いまだに現実を直視できません。思春期かよ。
美文が書けるようになりたいです。自分で読み返して臆面もなくうっとりできるような美文を、いつか書ける日が、果たしてやってくるのか。そんな日はけしてやってこないような気もしているのですが、しかし、まだ諦めたくないです。いまはまだ修行が足りないだけで、チャレンジを続けていけば、死ぬまでには手が届くと、そう思っていたい……どんだけモラトリアムまっただ中なんだろう。
いつか諦めがつき、自分の悪文を許せるようになって、そこからもっと別のもの、自分に書けるほかの何かを伸ばしていこうと、そう思えるようになるかもしれないし、懲りもせずに、生涯、美文が書きたいとめえめえ泣いているかもしれません。
というか、ほかの何かって何なんだろう……果たしてそんなものはあるのか。
……落ち込んできた。
いやいや。落ち込んでる場合じゃないです。というか、いまの時点で落ち込むには、とにかく修行が足りなさすぎる。それこそ十年早いというものです。
がんばる。
ちかごろ規則正しい生活を送っていたせいか、休日前夜だというのに、23時現在、すでに強烈に眠いです。いまどき小学生でももっと起きてるって……。
しかし、眠くて読んでも文脈が頭に入ってこなくなってきたので、諦めて寝て、明日がんばります。……といいつつ、多分遅くまで寝てるし、昼寝もするんだろうな。
このごろ休みになると、必ずといっていいほど惰眠をむさぼりまくっていて、せっかくの休みなのにという気がするのですが、しかし、眠くてぼうっとした頭で起きていても、どうせたいしたことはできないので、眠いときは素直に寝ます。寝てる間に、脳が勝手に情報を整理して、ストーリーテリングをしておいてくれるかもしれないし。(逃避)
そんなに都合のいいことは起きませんが、それでも脳が小説を書くモードになっているときには、だいたい小説を書いている夢か、そうでなければ、ストーリー仕立ての夢を見ることが多いです。今朝などは、切ない&じれったい系の、恋愛ストーリーな夢を見ました。
今朝の夢に出てきたあの二人は、結局あのあとくっつくのかくっつかないのかと、朝の通勤バスの中でぼんやり続きを考えていたのですが、しかし、ちゃんと目覚めてから冷静に振り返ってみれば、設定がトンデモだったりするあたり、夢はしょせん夢でした。なんか山賊の女頭目とか出てきて、全体としては大恋愛っぽいストーリーなのに、ところどころ派手なアクションシーンが入ってました。
設定はトンデモですが、ストーリー上の盛り上がりについては、起きている自分にはどうあがいても書けない類の、おおいに盛り上がりのあるクライマックスで、寝ている自分のほうが、起きている自分よりも、なんぼかましな小説を書けるのではないかと思うと、とても複雑です。もういっそ、寝ている間に小人さんが全部書いていてくれればいいのに。
……なんていう逃避はさておき、この週末には、勉強するだけでなくて、何かちょっと、書けたらいいなあ。三人称の練習もかねて。
学校に通っていたころ、勉強というものが死ぬほどきらいでした。一部の好きな科目以外は、宿題さえほとんどしなかったし、しても、授業前の休み時間に申し訳程度に手をつけるのがせいぜい。家でまともに勉強したことなんか、高校受験のときと就職試験前と、あとは「もう一回赤点取ったら留年の危険」という窮地に陥ったときの三回しか、ほぼ記憶にないです。暗記なんか特にぜんぜんだめで、歴史がどうやっても覚えきれなくて、どうしようほんとに留年かもしれないと半泣きになっていたら、「覚えようと思わなくていいから、とにかく同じところを通して十回読め」といわれて、やってみたはいいけれど、三回目くらいですでに飽きて、眼が文字の上を横滑りする始末。
そんな人間だったのにも関わらず、鳥類学は飽きずに延々と読んでいるんだから、人間、強制されていると感じると、本当にモチベーションをなくすんだなあと思いました。好きで読む分には、少々堅苦しい内容だろうが、教科書が分厚かろうが、ぜんぜん苦にならないんですよね。やらされている感もなければ、がんばってとにかく覚えなきゃいけないというプレッシャーもないという状況なら、勉強というのは、楽しいものなんだなあ。
しかしさすがに分厚いので、なかなか読み終わりません。鳥すげえ! と思いつつも、繁殖の項目などを読んでいると、けっこうエグい行動も多くて、「鳥……」と眼が泳ぎます。そういうところも含めて、面白いです。
どう眼が泳いだのか、ここでちょっと書こうと思っていたのだけれど、どうもわたしが説明すると、とても真面目な話なのに、どうにもシモネタにしか聞こえないという事実に気付いたので、自粛しておきます。鳥……。
「鳥類学」は、鳥に関する多岐に及ぶ視点から語られた、ごくざっくりとした教科書で、ひとつずつの実験や研究についての詳細は、それほど細かく掘り下げて書かれていません。こういう研究もあったよ、すべての鳥類のうちで何パーセントがこういう行動をとるよ、こういう学説もあるけれど真偽はまだ不明だよ、と、図やデータつきでざくっと説明してあって、そこにもとになった文献や学者さんの名前が添えられている感じです。
ひとつひとつの研究についてもっと詳しく知りたかったら、そういう文献を当たってみたらいいよ、という感じ。がつがつ専門用語の出てくる小難しい論文ではないので(それでも難しく感じるところは読み流しておりますが)、素人にもわりととっつきやすい本です。(内容的には。サイズと価格はとっつきやすくもないです)
鳥に興味のある方は、読んで見られてもいいかもしれません。もっとも、バードウォッチングをされるのなら、もっととっつきやすい、野鳥図鑑がたくさんありますね。
この間から、家の近くで見かける鳥が気になって、ふと目で追ったりもするのですが、いまだ特定に至りません。別件の資料のつもりでだいぶ以前に買っていた「ひと目でわかる野鳥」という図鑑を持っていまして、「そういえば」と思い立って眺めてみましたが、やっぱりわかりませんでした。漠然としたシルエットだけでは厳しいな。もうちょっと眼がよかったらなあ。動体視力というものがまったくありません(涙)
それにしても、こういう図鑑に、何気なくいろんな鳥の写真が載っていますが、ハトのような平気で人前をちょろちょろしている鳥と違って、警戒心の強い種類の鳥は、ただ姿を見つけるだけでもとても大変なはずです。しかもすばやく動き回っているわけだし……。撮影は、きっとすごく大変だろうなあと、素人考えにも思います。
この写真を撮るのに、どれだけの機材と労力とが必要なんだろう。探しにゆくための下準備から始まって、知識と、望遠レンズ的なアイテムと、根性と、愛……かな。
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