そういえば去年は総括したんだったなと思いだしたので、今年のも数えてみました。
・書いた量
データ量が約660kbなので、文字数に治すとだいたい33万文字かな。(三語等の即興掌編ふくむ)
÷400の単純計算で825枚、20×20換算では約950枚でした。
年々書く量が減っている感じがあって、毎年なんとなく年の瀬になるとじわじわ焦るのですが、去年が34万文字だったので、結果的には大差なかったのかな。しかし完結時点の日付でカウントしていて、去年は12月にはもう火の国を書きだしていたので、やっぱりちょっとペースダウンしているかなという感じです。
じわじわ焦りますが、去年の該当記事を引っ張り出してみたら「連載という形式をやってみたい」とかいっていたので、目標をひとつ達成したといえば、まあ、したのか。あとはね、ちゃんと連載にふさわしい、続きを読みたくなる引きとか、だんだん盛り上がっていく構成とか、そういうのが身に着いたらもっといいんだけどね……。
来年はどれくらい書けるのかなあ。転勤の有無と配置先に何もかも懸かっているので、あえて目標数値は出すまいと思います。とりあえずはこつこつ書く。楽しんで書くことと、ちゃんと自分の萌えるものを書くこと。
今年の後半くらいからずっと言ってる気がしますが、ちょっと原点回帰して、好きなものを好きなように書くことが、当面、最低限の目標だなと思います。人の目とか評価とか、そういうことを気にしすぎない。減点法に怯えすぎない。いいものを書きたいという気持ちは大事だけど、それを、叩かれたくないというのと混同してはいけない。
あと、気楽な落書きのようなものも含めて、もっと何でもどんどん書こうと思いました……。今年、三語とか即興系のイベントにあまり参加できなかったのですが、書きあぐねて手が止まっている期間だけ、ますます筆が鈍っていっているような感じがして、なんか怖いです。来年はなるべくエンジン冷やさないようにしたい……
・読んだ量
122冊(オンノベ、ラノベ、マンガを除く)でした。2011年は132冊でしたので、こちらもやや減。しかし空想科学祭を読破したので、オンノベを入れたらそんなに減ってないかな。
読んでばかりで書かずにいてもじわじわ焦るのですが、がつがつ読んで面白い小説にぶち当たったほうが、「うおお自分も書くぞ!」という気になったりするので、来年はもうちょっと色々読みたいです。
……去年ももっと書きたい・もっと読みたいっていってたよね?(有言不実行の女と呼んでください)
まあ、なんだ、その。
何事も焦らず、楽しみながら取り組みます。年々志が低くなっているような気がするのは多分年齢的なアレです……
梨木香歩さんの「エストニア紀行」を、発売直後に買っていたのだけれど、楽しみすぎて、なんとなくこれまで手をつけかねていました。好きすぎる作家さんの本って、買ったその日に読みふけるか、存分にのめりこんで読むタイミングを見計らってなかなか読みだせないか、どっちかだと思う……
期待からおあずけしていただけあって、やはりすごくいい読書時間でした。寒い国って、自分で住める気はまったくしないんだけど(※寒がり)、いつか一度くらいは訪ねてみたい気がする……
ある島で、喪中に履くスカートの色が細かく決まっているという話が、なんていうことのないエピソードのようなんだけど、さりげなく印象的でした。葬式のとき、その一週間後、ひと月後、三か月後、一年後……とぜんぶ決まっていて、それぞれ柄が違うんだそうです。ああこの人は身内を亡くして一年ほどなのだ……と、ひと目でわかること。それが求められる文化、というのはどういうものだろう。
あと冬に靴下四枚履きする話もさりげなく衝撃でした。四枚目の一番外に履くやつはサイズが大きいんだって……試しにやってみようかな、四枚履き。(靴が履けません)
バルト海の、塩辛くない海の話も面白かった。入り組んで奥まった海岸で、川がたくさん注ぎ込んでいるために塩分濃度が低くて、そのおかげで凍りやすいんだとか。それで冬には氷上道路が出来て、その近くを砕氷船と化したフェリーも運行してるんだそうです。すごい光景だよなあ。
梨木さんのエッセイって、そこに暮らす人々の生活や文化にも、とても温かなまなざしが注がれているのだけれど、植物や鳥、森や河川といった自然への視線には、読んでいて心地のいいものがあります。
チェルノブイリ事故のおかげで人が立ち入れなくなった地域や、三十八度線のように政治的緊張から人のあまり立ち入らない地域が、動植物の楽園と化しているという話もありました。チェルノブイリのほうなど、放射能の汚染による害もあって、それで死んでしまう動植物ももちろんいるんだけど、それでも適応して繁殖している個体がいて、それでかつては絶滅寸前だった動物が、いまや個体数を大きく増やしている。人間がいなくなることで回復する自然、というモチーフはSFでもときどき見かけますが、これは現実の話。
これが今年最後の読書になるのかな。読んだ冊数自体はあまり多くなかったけれど、今年もいろいろ面白い本に出会えたことを、ここは素直に喜んでおこうと思います。来年もいい出会いがありますように!
中二病イベント、七作品目が投稿されました。ご参加ありがとうございます!
http://www.totalcreators.jp/cgi-bin/mini/read.cgi?no=57&l=1-
投稿期間、残すところ一週間となりました。年内いっぱいまで受け付けております。
もともとは、恥ずかしがらずにかつての萌えを全力でぶつけましょうという、あくまで真面目なイベントのつもりですが、そういいつつ悪ノリも大歓迎です。
自分がやらかしたことへの言い訳ではありませんが(汗)、完成度のしっかりした大作に限らず、萌えの断片でもけっこうですので、ぜひともお気軽にご参加くださいませ。
かつて友が言った、中二病と面白さは紙一重だという言葉を、何度となく思い出したりします。不老不死とか、暗殺者とか、安易に書けば中二っぽくなっても、ちゃんと力のある人が気合い入れて書いたら、どこが中二なのかわからない仕上がりになるしさ……そういうはったりの効いた描写が出来るようになるといいよね……
暗殺者萌え、という属性が自分の中にかつてあったことを、今日になって思い出しまして、ツイッターとか画面の前とかで「萌えー」とか呟いていました。なんだろう、きっかけは間違いなくオーフェンだった。人を殺せない暗殺者って、いま冷静に思えば「それって暗殺者?」とか思わないでもないけれど、しかし萌えだった。というかいまでも萌えだ。オーフェンは罪な作品だと思う……
同世代の方にでも通じるかどうかわかりませんが(失礼)、少年チャンピオンで連載していた「フルアヘッド! ココ」のデッドに死ぬほど萌えました……もと凄腕の暗殺者で、無口でおっかないキャラなんだけど、兄さんに似てるっていって無邪気に懐いてきた女の子がいて、その子を抱きしめようとして、ためらって手が震えるシーンがあってですね……あの場面は熱かった。そしてそのころからわたしは脇役スキーでした……ほぼ常に最愛のキャラクターはNOT主人公です。例外はトライガンくらいじゃないかなあ。
皇なつきさんの「始皇帝暗殺」も胸熱だった。絵の美しさに気をとられがちな漫画家さんだけど、話の内容も好きだ……。
暗殺者キャラといえば、デルフィニア戦記のヴァンツァーも好きだったけど、そっちはそこまで滾らなかった……たぶん自分の中で、罪の意識がキーワードというか、萌えスイッチなんだなあと思います。足を洗ったあとになって、過去の罪にとらわれて苦しむ描写が萌えなんだと思う。そんな重い話を萌えという一言でくくるのも乱暴なんですが……(すみません)
そのうち発作的に暗殺者ものを書きだしていたら、指さして笑ってやってください。どうせ私が書いたら中二臭全開にしかならないんだ……わかってる、わかってはいるんだ。
銀河帝国興亡史は、三巻の「第二ファウンデーション」まで読み終わりました。予想される物語の全体像からすると、まだ道行半ばという感がありますが、解説を読むに、当時はいったんここで完結したらしいです。なんか、作者の意図に反して編集部の方針でシリーズ化が決まってしまって、出版予定にあわせてとにかくどんどん書いたけれど無理が出てネタ切れした的な、身も蓋もない話が書いてありました。ホントに身も蓋もないな。
しかし、その後ずいぶんと間を開けて、後年に続編が出たらしいです。ファンは嬉しかっただろうなあ。
ここまできたら続きも追いかけようという気になっているのは、単純に内容が面白いからというのもありますが、ひとつには、件の書店さんに、着実に次の巻が置かれているからです……。最初はまさかと思っていましたが、その後、立ち寄るたびに着々とわたしが買った次の巻だけ、そっと棚においてあります。店員さんがわたしの財布をピンポイントで狙っている……
書くほうは、まだ書きだせずに、なんかもたついています。いくつか部分的に必要と思われるエピソードが決まらなくて……まあいったん書きだしてしまえば、そのまま勢いで頭の中から出てくるんじゃないかという気もするのですが、うん、でもちょっと、ちゃんとあるていど構成を吟味してから書く的なことを、もう少し身につけたい気がするので、もうちょっとだけ粘ってみます。
完全にコンディションが整って集中できているときには、特に事前に何の準備もしなくても、必要なエピソードがどんどん書く端から出てくるので、本当は頭の中の自分で意識していない部分では、ほとんど決まってるんじゃないかという気はしているんです。無意識の部分で話の全体像を把握しているか、そうでなかったら、書いてみればそういう流れにしかなりようがないというような、必然に埋められていくのではないかと。
でもここのところ、集中するということがとにかく出来なくて、ちょっと書いてはすぐ手が止まり、違うことに逃げたりします。しかたがないので、プロットを切ってざっくり下書きをして、おおよそ把握してから、本文に取り掛かっています。
長編だとやむをえない部分があるとはいえ(※記憶力がなくて自分が何をどこまで書いたか覚えていられない)、なんだかなあ。わたしは筆力だの構成力だのというよりも、その前にメンタルコントロールとか、モチベーションの維持とか、集中力とか、まずそういうところを鍛えなければならないのではないか。
三語とか、お題小説的な即興小説で、千本ノックをしてみてはどうかと思う瞬間もあるのですが、しかしそんなこと初めて何年もかかるくらいなら、いま書くべきものをとにかく先に書けよという気もします。長期的な視点の修行も悪いものじゃないけどさ、あんまり修行修行いってたら、肝心のを書く前に死んじゃうかもしれないしさ……
別にマヤ歴騒ぎがあったからというわけではありませんが、いつまで小説を書けるかなんて誰にもわからないんだから、いま書きたいものがあるのなら、さっさと書いて早めに完結させたほうが無難ですね。思うように書くには腕は足りないが、腕が足りるまで待っていては、余命が足りん。
わかってはいるんだけど、なんでわたしはもたもたしてるんだろうなあ。
……はっ、いかん。年内にというのは無理そうですが、ともかく楽しんで書きます。モチベーションの維持も大事!
忘年会だらけの週でした。
いちばんお高いお店が会場の日にかぎって、いつもの頭痛の強烈なやつがでて、根負けして頭痛薬に頼ったばっかりに、うっかり飲みそびれたりしました。く、悔しい……。
アルコールと一緒に摂っても大丈夫な薬かどうか、しっかり調べる根性もなかったけれど、とりあえずなんか胃には悪そうです。(←胃弱)
昨日は昨日で、過去に大変お世話になった超えらい人たちの宴席に紛れこんで、隅っこで焼酎をつくり続けていました。薦められたら断れるはずもなく、飲まねばならぬが酔ってはならぬという、絶妙に過酷な飲み会でした。
酔っても顔に出ない性質なので、自分でコントロールしないかぎり、誰も止めてくれません。結果、べろんべろんだったけれど、先輩方の背中を見送るところまではしゃっきりしてました。先輩の忘れものに気付いて追いかけることまでした。頑張った。わたし頑張った。
そのあと、まっすぐ歩けないほど酔っているにも関わらず、なぜかそこから徒歩15分のところにある書店まで歩いていって、ハチワンダイバーの新刊を買ってバスで帰ってきました。自分の行動が謎です。
バス下りてから家までの間に三回は足がもつれて転びかけたのをはっきり覚えている……まっすぐ歩けないときはね、タクシーをつかいましょうね。ケチらずにね。眼が覚めたら路上で朝パターンとかって、女子的にそれはどうよというのもあるけども、そのまえに、冬は危ないですからね。永遠に目が覚めないかもしれないからね!
もうすぐ三十路というのに、何をやっているんでしょうか。そろそろ大人になろうよ……。
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