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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。

 気むずかし屋の2号さん(※万年筆)ですが、その後もやっぱり気むずかしいです。というかやっと気づいたんだけど、洗ったばかりのときとか、インクを吸入した直後には調子がよくって、非常に気持ちのいいインクフローなんです。ですが、そのあと丸一日ばかり放置してキャップを開けると、すでにフローが渋めになっている。この状態になると、紙次第でカスレが出たりインクスキップが頻発したりします。

 それでもそのままいっとき使っていると、ふっと軽くなって、ある瞬間からするするインクが通る状態に戻ります。そうなると非常に気持ちいい書き味なんです。ペン先に問題がどうとかじゃなくて、乾きやすいんだな……。
 キャップの気密性の問題なのか、インクとの相性が悪いのか(メーカー純正のインクなんですが……しかもインクが古くなっているわけではないというのは、先日購入店に持ち込んだときにご主人が確認してくれました)。
 もしかしたらメーカーの特性かもしれないと思って、ネットで検索してみるのだけれど、同じような悩みがぜんぜんヒットしなくて。

 仕方がないのでプラチナのインククリーナー(固まったインクを溶かす液)を調達して、しつこく徹底的に洗ってみました。(プラチナ万年筆以外のに使っていいかどうかについては、いちおうネットの評判を見る限りでは問題なさそうだけれど、公式には明言されていないっぽいです。自己責任というやつです)

 それから数日を経て、いまのところ非常に順調です。この状態がどれくらい持つかなあ。
 もともと一日一回は何か書いてはいたけれど、もうちょっとまめに使って様子を見ようかと思います。手のかかる子だなあ!

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 ぼやぼやしているうちに五月も残るところ数日です。びっくりします。時の流れが速すぎるよ……
 な、何もできてない。
 小説、ろくに書けてません。厳密にいうとまったく何も書いていないわけではないのだけれど、いま手をつけているのは、公開するかどうか微妙だからなあ。

 現代もので、血のつながらない父娘のファザコンな話なんですけども、特に構成とかエンターテイメント性とかわかりやすさとか、まあ要するに読み手の視線とかをまったく考えないで、なんとなく書いています。なんで書いてるのか自分でもよくわからないんですが、書いていると癒やされるので、本当に自分のための文章なんだろうなあ。

 それはそれで別にかまわないんだけど、人様に読んでもらうつもりのないものばかりをいつまでも書いていると、そういう姿勢がクセになりそうな気もします。どうなんだろうなあ……何も書かないままよりはましかもしれないけども。でも公開しない小説なんて、自分以外の人にとっては存在しないも同然なのよ朝陽さん。

 書き終わって、あとから手を入れて何とか体裁が整いそうだったら、なんとか改稿して公開しようか。
 でもそんなこと考えると、またぞろ変に欲が出るからなあ。

 欲、出てもいいんですけど。でも、それで面白くしたいとか考え出すと、また筆が止まりそうでおっかないです。このごろ仕事のほうで気疲れすることが多いのもあって、もともと怠け者なのが、ますます意欲に欠けています。困難を乗り越えて何かを頑張ろうとかいう気持ちにならない……

 仕事のほうがもうちょっと落ち着くまでは、とりあえず無理なくぼちぼちやろうと思っているのですが、なにせぐうたらなので、のんびりしようと思ったら、いつまでものんびりしていられます。焦るのもよくないけど、危機感が全くないのもいかがなものか。
 とりあえず、面白くしようとかそういうのは、先にまず書く習慣をしっかり取り戻してから考えたいなと思うんですけど。単なる逃げかなあ。

 そもそもプライベートの時間に仕事の勉強とか職場の人間関係の悩みとか、いっさい持ち込まなきゃいいんですけども。帰りのバスの中でスイッチオフにしてさ。このごろいまいちけじめがついていなくて、いかんなあと思います。
 いまの仕事をするにあたってこれくらいは熟知しているべきだ、という知識の水準に、どうもなかなか追いつかなくて、日々腰が据わらないです。だからといって家でオフの時間ずっと仕事の勉強するほどの根性もないしさ(このごろサボりがちです)。
 もっときっちりオンオフ切り替えなきゃなあ。

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天眼の鬼」に拍手を頂戴しておりました。ありがとうございます!

 そういえば、この系統でもうひとつ幽霊話を書きたいなあと思ったっきり、すっかり放置しています。手だけの幽霊の話。
 なんかぼやっとしたイメージだけがあって、ぜんぜん話がまとまっていないので、いつ書けるのかわからないんですけども、なんか色っぽい話を書きたいなーと思って。

 怖いの苦手なんですけど、怖くない幽霊話は好きです。子供のころにものすごい恐がりで、怪談がとても苦手だったので、たぶん怖くない幽霊のイメージを自分で自分の頭にすり込んで、恐怖を克服しようとしているんだと思います。
 幽霊に限らず、この世ならぬ者と上手に折り合うような話、あるいは悪さをしない幽霊の出てくる話が好きです。荻原浩さんの「押し入れのちよ」みたいなの。漫画だと「百鬼夜行抄」とか(これはちょっと怖い回もあるか)、「雨柳堂夢噺」とか。

 先日読んだSFアンソロジー「NOVA4」の中に、幽霊の登場する作品があったのですが、これが幽霊とベタな漫才のようなやりとりをしていて(タイトルがまず「ドリフター」)、笑ってしまいました。こういう軽妙なのもいいよねー、とか思います。コメディなんだけどちょっといい話、っていうの好きです。自分じゃなかなかコメディ書けないんだけどさ……。求ム)笑いのセンス。
 そういや昨日の話題の続きじゃないけど、落語にもそういう話ありそうだなあ。

 いろいろ読みたいし、いろいろ書きたいんだけどなあ。なんかあっという間に時間が過ぎていきます。おかしいよね……実家にパラサイトしてて家事もほとんどノータッチだし、いま残業もそんなに多くないし、時間はあるはずなんです。あるはずなんだけどな……どこに消えて行っちゃうんでしょうね?(ぼーっとしてるんだと思います)

 落語といえば、やろうと思えば通勤中にスマートフォンで聞けそうな気もします。横からのぞき込まれたら気まずいでしょうか。しかしそういえば、このあいだ公共交通機関の中で般若心経を書き写している若い女の子を見かけました。渋さでいうならあっちのほうが渋い。盗み見るつもりじゃなかったんだけど一瞬ガン見してしまった……
 そもそも、わたしのスマホってイヤホン刺せたっけ? 何か取り付けないといけないんだっけ? 買うとき何も気にしていませんでした。一番割引がきいて安いのを買ったのです。ツールを活用するということがまったく出来ていません。現代人なのに!

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 マンガ「昭和元禄 落語心中」が面白いっていうので友達に勧めてもらってこのごろ読んでるんですが(早く続き出ないかなー)、書店でふと落語家の方のエッセイを見かけて買ってみました(柳家喬太郎「落語こてんパン」。もとはウェブマガジンで連載されていたようです)。

 これはこれで面白かったのだけれど、解説ではないのですべての話のオチまできっちり書かれているわけではないし、そもそも落語は耳で聞く芸というので、本であらすじを見てなんとなく知った気になっているっていうのもどうかなあ。というので、思い立って探してみたら、ありました。

落語動画
http://lakugo.seesaa.net/

 いくつか聞いてみたけれど、「動画」と銘打ってはあるものの、動画のものと音声のみのものと、混在しているようです。とはいえ本来なら寄席に行ってお金払って聞かせてもらうはずの芸を、ウェブで無料で聴けるなんて、思えば贅沢な時代ですよね。しかしみんながみんなウェブ動画で見てタダで楽しんでも商売にはならないですし、動画はあくまで入門編として、ハマったら実際に出掛けて生で聴くのがいいんでしょう。本来なら。
 お金を払うという意味でもそうだけど、しぐさや表情も込みでの芸ですから、生のほうが楽しいですよね。

 こういうとき、地方民にはなかなかチャンスがないなあと思います。大阪や東京にひょいと行けるあたりに住んでないと、敷居が高いですね。よっぽどのめりこめば遠征するかもしれないけど、そこまではなかなか……

 本にはラジオ番組の話題も載っていたんですけど、そういえばラジオもあんまり聴かなくなってしまったなあ。語りの調子のよさというのが、活字を読むのとはまた別種の楽しさだなと思います。でも若い人で落語を聞きにまめに通う人なんて、どれだけいるんだろう。(大阪にはけっこういそうな気もする、というのは勝手なイメージで言ってますが)
 後々まで続いてほしい文化のひとつだけどなあ。それとも媒体や形式を変えて、それこそウェブなんかで、ずっと残ってゆくでしょうか。

 古くから続く形式をどこまで残せるか、というようなことを別にすれば、何かの形では残るんでしょうけどね。物語にせよ、笑いにせよ、どんな時代にも求められるものだし。

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河岸の月」に拍手コメントいただいていました。ありがとうございます! 記事末尾に返信がございますので、お心当たりの方は「つづきを読む」からご確認いただければ幸いです。

 30歳記念(前倒し)で買った万年筆、書き味はとてもいいんですが、紙によってはカスレやインクスキップが出るのが気になっていました。使い込んでいけば改善するかなと思っていたのですが、二か月ちかく経ってみて、いまでもやっぱり掠れるので、だんだん不安になってきて、買ったお店に立ち寄ってちょっと見てもらうことに。そうしたら別に異常があったわけではなくて、やっぱりこれはけっこう紙を選ぶんですって言われてしまいました。

 調整してインクフローをよくすることはできるんだけど、そうすると今度はインクが出過ぎるようになって、いまちょうどいい紙のほうで、逆にひどくにじんだり抜けたりするようになるかも……だそうです。
 メイン使用のノートで問題ないんだったら、あえていじらないほうがいいかなという話だったので、そのままお持ち帰り。どうしても気になるなら、また持ってきてもらったら調整しますとのこと。そっかー……

 このままだとサブで使っているMDノートに書けなくて、地味に痛いんだけど、でもたしかにメインのノート(軽量紙リフィル)ではすごく気持ちよく書けてるし、リスシオワンとかコクヨのノートとかでもいい感じなので、そういうことなら変に手を加えるのも怖いかなー。軽量紙リフィルとMDノートは同じメーカーの紙なのになあ……
 とりあえず部品が悪いとか、わたしが手入れを間違っているとかいうことではないようで、安心はしたかな。

 しかしそうなると、どんな紙でもいっぺんもカスレの出たことのないセーラー製の本妻のほうは、すごく優秀なんだなあと思いました。字幅が細いせいもあるかもだけど。
 セーラーがというか、国産万年筆が……なのかな。そういえば買ったときにお店の人が、国産三社(パイロット、セーラー、プラチナ)だったらどれでも間違いないです、あとは好みだけとおっしゃってました。(とはいえうちの本妻は調整販売のお店で買ったので、どこのお店で買っても大丈夫なのかどうかは不明)
 たしかに、本妻とは別に使っているパイロットの廉価品も、紙によって書き味の気持ちよさは差があるけれど、どの紙でもカスレたりインクスキップが出たりは全くしないです。

 デザインは海外製万年筆のが抜群にいいけど、実用性やコストパフォーマンスでは断然国産……というのはあちこちでよく言われているようだけれど、ほんとなんだなあ。
 しかしまあ、万年筆も手のかかる子ほどかわいいというし、第一まだつきあいも浅いしね。気長に慣れてゆこうと思います。

 つづきは返信です。


 

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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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