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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 昨日、また即興ミニイベントに参加してきました。制限時間90分だったんですけど、ちっとも思いつかず、途中でやけくそになりまして、マルゴ・トアフの世界観でファンタジーの短いのを一本。やっぱりうまくまとまらず、強引に終わらせるというていたらく……不甲斐ない。それでもこの間の二本よりは、まだいくらかましだったかな……
 やってるうちに勘が戻るといいんですが。
 大塚さんの本は、結局シリーズ4冊とも読んじゃいました。戦後日本文学史についての話も興味深かったのですが、提案されていたトレーニング法も、非常に楽しく読みました。でもまあ案の定、いざやってみようとしたらやっぱりすぐ躓いたわけですが。小説の基礎体力ー……
 そのうち再挑戦したい。

 恥ずかしながら文学というものをぜんぜん勉強してきていないので、構造論やライナスの毛布の話とか、現在のライトノベルやBLというジャンルに到るまでの文学の系譜であるとか、いちいち興味深く読了しました。
 ストーリーやキャラクターの構築法としては、普段からそんなに意識してなくてもやってるよなあという部分と、まったく考えたこともなかったなという部分とありました。面白いのは面白かったです。
 小説の書き方系の本にしばしば見られる、漠然としすぎている精神論でもなければ、細かすぎる部分的なTIPsでもない、本質的かつ実践的な本という印象。実践できてないけどね!

 途中、現代人は小説を書くことで「私」を見いだすという話があって、WEBという媒体で誰もが簡単に自分の言葉を発信できるようになった現状、ブログなんかもだらだらと一方的な自己主張を垂れ流すだけではなくて、ちゃんとまともな文章を書きなよ的なことが書いてあって、なにかと耳が痛いです。チラシの裏ですみません(;´Д`)

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 一月は仕事が慌ただしくて、ネットに繋ぐ時間が激減してました。ポメラを毎日開けて続きを書く習慣はかろうじて維持していた。が、進んでいるとは言いがたい……くっ。
 とこしえシリーズ新作は、完全に自分の好きなように書いているので、最終的に人様のお目に掛けられるようなものに仕上がるのかどうか、ものすごく微妙です。しかしこのシリーズに関してはもう好きなだけ趣味に走ろうと思っているので、あんまり考えすぎないようにしようかと……。とりあえず楽しんで書きます。

 先日ここでちょろっと書いてた大塚さんのハウツー本は、その後も何冊か取り寄せて、ちょびっとずつ読んでます。実践できるかどうかはさておき、やっぱり読んでいて興味深いです。
 小説の書き方というのは、何通り身につけても損はないかなと言う気はするので、できるなら実際に試してみたいところですが……問題はわたしにそれだけの基礎体力があるかどうかだ。

 あとは今日、ユルスナールの「東方綺譚」を読んでいました。しばらく前に図書館に寄ったとき、ふらっと海外文学の棚で目についた本でした。Amazonに在庫があったので、借りずにポチって、そのまま積ん読の棚に入れてました。今日になって読みかかったら、ものすごいツボの真ん中で、いちいち悶絶。

「銃・病原菌・鉄」も通勤の合間にちょっとずつ読んでいるのですが、そっちも面白いです。評判聞いて面白いのはわかってたんだけど、「厚いな……」と思って後回しにしてた……
 興味の向いているときに類似するジャンルの本を続けて読むというのが、やっぱり読書効率がいいので(読書に効率を求めるのもどうかとは思うが)、この流れで近いうちに、前から積んでるレヴィ=ストロースにも手を伸ばしたいところです。でもどうかな。その前に繁忙期が来るかな……
 ……やだなあ忙しいの。

 去年の繁忙期、どうやって乗り切ったんだっけなあ。
 だいたい例年、乗り切ったあとで「もう思い出したくもない」とか言っているうちに、いつのまにか本気で忘れてしまうんですが。人間は都合の悪いことを上手に忘れて生きていくようにできてるんだなあって……
 忙しいからその時期はブログもほとんど止まってるしなあ。まあ書いたとしても仕事のこと赤裸々に綴るわけにもいかないんですが……(バレ防止的な意味で)
 ほんとにどうやって乗り切ったんだっけ。なんかもう完全にやけくそだったのだけは覚えてる……

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 先日の「打ちのめされるようなすごい本」で紹介されていた、大塚英志さんの「キャラクター小説の作り方」を取り寄せてみました。お名前見て「あ、MADARAの原作の人だ」と思ったのはまあ世代なんで……多重人格探偵サイコの原作の人、のほうが通じるのかな。

 MADARAの人なら面白かろう、というのが半分、米原さんの書評で面白いと紹介されているんだからという信頼感半分での購入でしたが、ひとまず冒頭のほうだけちょっと読んでみるつもりでめくったら、ふつうにそのままの勢いで3分の2くらいまで読み進めちゃって、いま我に返りました。面白いなこれ。

 ライトノベル、という用語ではなく「スニーカー文庫みたいな小説」「キャラクター小説」という言葉が使われていますが、ジュブナイル小説からライトノベルへの移行期に起こったこと、ライトノベルの持つ役割や可能性などを、古代民話から連綿と続く物語の大きな流れの中で、あらためて捉えなおして語られています。もちろんキャラクター小説を書く上での具体的なハウツーもちゃんと述べられてはいるんだけど、それより読み物として読み応えあります。

 いまあるゲーム風異世界ファンタジーのテンプレートが出来上がるまでにも流れがあって、「ロードス島戦記」から冒険者がパーティーを組んで戦うという形式が固定化したんだけど、そのロードス島はTRPGの「D&D」のリプレイに端を発していて、そしてD&Dの世界観の大元は指輪物語から来てるんだよ……なんていうような話も。
 もっともわたしの場合は世代的に、自分で目の当たりにしてきたのが「フォーチュン・クエスト」以降の流れに限られますので、もう少し上の世代の方が読まれたときに、細かいところで異論がないかどうかはわかりませんが。

 ということで、完全に読み物として読んでいるので、実際に書かれているノウハウを活用できるかどうかはまた別の話です。プロットの組み方など、情報カードを作った手法で紹介されていて、とてもわかりやすくていい方法だなと思うんですが、でもそもそも小説の書き方のハウツーって、教わったときにすぐ理解できることはだいたいもうすでに実践できていることだよね。そして、よく考えてやっと理解できることは、そもそもやれるだけの地力が身についていないよね……

 まあすぐにやれないことでも、とりあえず知識として持っていたら、そのうちある日できるようになることもある…………かもしれない。
 身につかなくても、考察が読み物として面白いから、まあいいか。

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 今日も読書充でした。二冊とちょっと。

 新田次郎「アイガー北壁 気象遭難」
 これはいま書いているものにちょっと雪山描写が入りそうなので、資料漁りついでに。ノンフィクションかと思って買ったら、小説(短編集)でした……(よく調べもせず買うから……)
 短編小説としては「えっオチは!?」みたいな話がちょいちょい混じっていて(純文学系ってしばしばそういう小説ありますね。読むほうがハリウッド式娯楽の構成に洗脳されているともいう)、わりともやっとしながら読んでいたんですが、いくつか興味深いエピソードがあり、トータルでは読んでよかったかな。
 しかし読んでる途中でふと顔を上げたらテレビで雪山遭難のニュースをやっていた……もう発見されたのかな。雪山怖い。フィクションで読んでいる分にはロマンがあるけど……
 フィクションで雪山といえば、子供の頃に読んだ川原泉さんの漫画「フロイト1/2」で、雪山遭難して助かったはいいが民間ヘリの救助費用を高額請求されて借金だらけになった青年の話が出てきまして、「雪山に行ったら借金まみれになるんだ……」って子供心に擦り込まれました。雪山(いろんな意味で)こわい。

 田澤拓也「空と海のあいだ 岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間」
 昭和70年代に雪山で遭難した高校生の証言をもとに再構成されたノンフィクション。当時、地元警察が雪山捜索に不慣れだったために前半は非効率な捜索しかできなかったというエピソードが。登山ブームが来てまもなくの時期だったんですね。
 そう考えると、いまは救助のノウハウもずいぶん積まれきてるのかな。救助活動といえば、自衛隊との要請のタイミングが問題になったというような話も前に読んだことがあったけど、そのへんも改善されてるんだろうか。何か機会があったら調べてみたい。
 レスキューに限らず、不測の事故があって、あとで対策が取られて、社会の仕組みがだんだん変わっていくというサイクルには、ちょっと興味があるのだけれど。人体の抗体のしくみみたいじゃないです?(不謹慎な言い分だろうか……)

 あとはずっと電書で積んでいた「銃・病原菌・鉄」を読み出しました。そのうちぜったい読むと決めてたんだけど、いざ電書で買うと上下巻で五百ページくらいあってですね……ファンタジー書くなら読んどけってあちこちで薦められたのにな!
 読みかかったらやっぱり面白いです。しかし厚いのでちょいちょい読もう。これ読んだら次は「知の逆転」に進まないとなあ。(「銃・病原菌・鉄」の著者の方のインタビューが入っている本です)

 こうしてひとつ読むたびに「次はあれ……」となって際限なく積ん読が増えてゆくのであった。

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 本題の前に、昨日の記事に拍手コメいただきましたありがとうございました! お心当たりの某氏様は、記事末尾右下の「つづきを読む」をご確認いただければ幸いです。

 このところ、とにかく毎日ポメラを開けて少しでも書く作戦をかろうじて実践し続けているのですが、見通しが甘かったというか、最初に構成をきちんと切らずに書き始めたので、だんだんこれではだめな気がしてきました。気づくのが遅いよ!
 とこしえ新作、いつ書きおわるのかな……(遠い目)
 これで何度目なのか、だいぶ書いてしまってから後付けでプロット立てて整理するとかいう泥縄なことをやりがちです。懲りないな……

 ぽつぽつ読んでいる資料のほうは、ちょっと参考になりそうな知識がちらほらえられました。とりあえず無駄金ではなかった……まあ読んで楽しければ、仮にそのときその場で役にたたなかったとしても、無駄というものでもないのですが。
 読書といえば、年末年始はわりと集中的に読めました。三日で五冊くらい。これで積ん読が少しは減った……!(焼け石に水という言葉を知っているかね?)


 つづきは返信です。



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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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