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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
 悲しいご報告になってしまいましたが、火曜の早朝、ちびちゃんが息を引き取りました。
 ちびちゃんの体調が下り坂になりはじめてからは、ツイッターへの更新報告は止めていたのですが、その後もまだここの日記を読んでくださっていた方がおられましたら、いい報告ができなくて心苦しいです。

 行きつ戻りつだったとはいえ、脳神経系の症状が、総合的に見れば少しずつ進行していたことから、いずれ覚悟を決めなくてはいけないのかもしれないと、少し前から思ってはいたのですが。ともかく体重も(微減が続いていたとはいえ)急激に落ちることもなく、下痢が続いていたとはいえ脱水症状を起こすまではなかったし、日曜の段階ではてんかんの発作もおさまりかかっていたので、とにかくこんなに急にとは思っていなくて、心の準備が整いませんでした。

 外が少し明るくなるのを待って、庭にお墓を作りました。解剖をすることまでは、とても考えきれなかったので、直接の原因が何だったのかは確認していません。母もそばで眠ってはいたのですが、目を覚ましたときにはすでに息をひきとっていたそうです。
 死に顔は穏やかでしたが、あまり苦しまなかったのならいいなと思います。
 寂しがりの子だったので、異変に気づかないままひとりで死なせてしまったという気がして、悔やまれます。
 今日の夕方、職場から戻ってきたところで、ケージを片付けてしまったリビングを見ながら、遅れて実感が押し寄せました。わたしはいまちょうど仕事が正念場で、体力的にぎりぎりのところで働いていたので、かえって職場にいる間は気が紛れていたのですが、母はずっと家に居るので、空になったケージを見ているのが辛かったのかと思います。
 弱っているのを母が拾ってきたのが、年明けごろだったと思うので、およそ3か月。最初に見たときにはかなり弱っていたのですが、そこから3か月、よく頑張ってくれたと思います。
 一度はよくなりかけて、頼りない足取りながら家の中を歩き回っていた時期もあったので、その後、症状が進みはじめて歩けない状態に戻ってからもなかなかあきらめがつかず、人間の勝手な思いに付き合わせて、かえってしんどいのを長引かせてしまったという気もしています。
 月曜日、逝ってしまう前の夜には、いつも以上に人間に甘えたがって、何度もこちらの手に頭をすりつけてながらごろごろ喉を鳴らしていました。もしかしてお別れのつもりだったのかなとか。そういうふうにあとから思ってしまうのは、あまりにも自分たちにとって都合のいい考えかなという気はしています。それでも、うちに拾ってこないでそのまま死なせたほうがよかったとは、どうにか思わないですむかなと。
 あらためまして、ちびちゃんの闘病中、励ましのお言葉をかけてくださった方々、ありがとうございました。

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 今日はちょっと愚痴混じりの話題になりますので、できましたら適度にスルー推奨でお願いします。(なら書かなきゃいいのに)
 ちび猫の経過ですが、あまりよくないです。症状が少しずつ進んできて、日によっては咀嚼に苦労するようになり、量を食べられなくなってきたため、ふたたび胃ろうチューブ留置に戻りました。それを機に消炎剤の種類を変えたところ、嬉しいことにてんかんの発作はほぼおさまりましたが、今度はチューブの弊害で、吐いたり下したりするようになりました。前回と同じです。
 今朝もちょっとひどく吐きまして、病院につれてゆき、チューブを調整しなおしてもらいました。流動食の種類も変えて、まだ吐くかどうか少し様子見。下痢止めも飲ませることになりました。
 自分の話になりますが、繁忙期は日中の業務もけっこうハードな上に、月曜からずっと残業続きで、昨日も夕方まで仕事をしていたので、すっかりへろへろになりまして。
 日曜はとにかく一日ひたすら休むからと、あらかじめ家族に宣言していたのですが、今朝の騒ぎで、結局たたき起こされました。病院が飽きしだい連れて行ってくれというので。ちびさんは心配だし連れていってやりたいけれど、頭はがんがんするわ体が重くて動かないわで、かといって運転直前に頭痛薬を飲むわけにもいかないし。
 母は運転免許を持たないし、父も今日は仕事の時間が微妙だったので、わたしが行くしか仕方がなかったんですが。仕方ないのがわかっていても起こされて腹が立つし、ちびさんがもっと苦しいのに自分のことで腹を立てているのが自分でも情けないし、せめて病院の開くぎりぎりまで寝かせておいてくれよとか、あれこれ思っているうちに唐突に泣きたくなって、ああいかんこれは疲れて情緒不安定になってるなと。
 ちびちゃんがこんなに苦しいんだから、自分のしんどいのくらいたいしたことない、とか考えるのには、限度があるなと思いました。そんなところで自分に嘘ついてもしょうがないなって。
 しんどいです。しんどいけど、可愛いから何とかして頑張る、でいいんじゃないかなとか、いまさらのように思いました。

 で、とにかくよろよろしながら病院に行って、帰ってきてから「夕方までは申し訳ないがとにかく休ませてくれ」と母に宣言して、ひたすら爆睡していました。
 それでさっき起きて、夕方から母が忙しいので、つきそい交替。わたしが寝ている間にちびちゃんが一度吐いて、一度下痢をしていました。今朝や昨日のようすにくらべたらだいぶいいかな。
 さっきまたチューブで流動食を流し込んで、ようやくぐっすり寝ています。

 起こされて腹を立ててみても、母もしんどいのは重々判ってるんです。わたしと違って一日家にいるぶん、ずっとちびちゃんと向き合っているわけで、夜も近くで寝ているので、あまりゆっくり寝てもおらず。
 そんな状況の中、父が役に立ちません……。
 父も、ちびちゃんを可愛く思っていないわけでも、手伝うつもりが全くないわけでもないようなんですが(平日の病院通いはどうにか調整して行ってくれているし)、嘔吐や下の世話はまったくやらないし、それ以外でも言われたことはやるけれど、具体的かつ事細かな指示が出るまでは、何ひとつしないんです。「ちょっとちびちゃんを見ていて」と言われても、本当にただ見るだけ。見。
 苦しそうだからちょっと姿勢を変えてやろうとかないし、ちょっと様子がおかしいから誰かを呼ぶとかもないの。腹立つ。

 あんまり腹が立ったので、ちびの下の世話がいやならせめて母の家事くらい手伝ってくれと直訴したら、今日は皿洗いを申し出ていました。そして断られていた……(雑なので)。
 何もしたくないんじゃなくて、何をしていいかわかんないんだよね。
 それには母にも責任があるんだよなと思いつつ。うっかり自分のほうが先に死んだり要介護状態になったときのことも考えて、ちょっとくらい旦那を育てといてよという話を、病院の行き帰りの車の中でしていました。わたしだって転勤先がどうなるかわかんないんだから、先々介護のために通えるとは限らないんだぞ……

 人間の話はさておいて。
 ちびちゃんが自力で立ち上がることもできない中、ただ一日寝て起きて、胃に食べ物を流し込まれ、薬を飲まされ、下したり吐いたりして。おそらくここから劇的によくなるというのは見込めないだろうし、歩けるようにならないまま、自力でご飯を食べられるようにならなかったとしても、それでも生きている甲斐があるのかどうかとか、ときどきそういうよけいなことを考えたりもします。
 これが年寄り猫だったら、自力で食べられなくなったときがそのときだと、こちらも腹を括れるのですが、まだ仔猫というのもあって(といっても八ヶ月くらいではあるのだけれど)あきらめもつかないし。
 何よりちびさん自身ががんばっているのだから、この先どういうふうに転んでも、やれることは全部やって、ぎりぎりまでつきあおうと思っています。もしかしたら、かえってしんどい思いをさせているだけなのかもしれないんだけど。
 でも撫でたらときどき小さくごろごろ言うし、こちらの手に頭をすりつけてきたりするんです。起きているときは近くにいないと寂しがって、無理に起き上がろうとするし。

 田村由美さんの「7SEEDS」の中で、動物好きの登場人物が、子供のころから可愛がってきた虎が狂犬病にかかって人を襲うようになり、自分の手で死なせるというエピソードがあったんです。あのときあの虎を殺す権利が自分にあったのか、自然に死ぬまで放っておくべきだったのではないかと後悔している彼に対して、別の登場人物が伝えた言葉が、印象に残っています。
 動物たちはただ生きて死んでいくだけで、こんなに苦しいなら殺してほしいとも、殺されて嬉しいとも苦しいとも思わない。彼らが何を望んでいるのかなんて人間には結局わからないのだから、どういう選択を自分がしたとしても、全力を尽くしたか、自分が必死に考えて選んだことなのか、それだけで判断するしかない。
 何年か前、そのエピソードを読んだときには普通に胸を打たれただけだったのですが、それから去年、長女猫の延命措置に悩みつつ看取り、いまちび猫を見守りながら、その場面をやたらに思い出します。

 ところでちびさんの健康管理のために、手帳をつくりまして、薬や食事、その他の状況を書き留めています。書いてみて気づいたのですが、日々、いつ吐いたとかいつどれくらい食べたとか、頭だけで覚えていると、いつの間にか記憶を過大に(あるいは過小に)書き換えてしまうんだなあということ。記録って大事ですね。
 人間の健康管理やダイエットで、食事をメモしたり運動量の記録をとったりするのって、ほんとうに意味があるんだなと思いました。まあしかし、自分のためにはそんなにマメにはなれないな……

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 前からおつきあいいただいている方には毎度のことですが、仕事のほうが、これから本格的に繁忙期入りします。しばらくの間、どれくらいネットに上がってくるか不透明ですが、もし沈黙していたら、べそべそ泣き言を言いながら働いているんだなと思っていただければ幸いです。(ツイッターでやたら愚痴をこぼしている可能性も高い)

 週末にちょっとパソコン触るだけの暇もない、ということはないかと思うのですが、御用の方は、レスポンス遅れるかもしれませんので、どうかご容赦くださいませ。

 去年はそこそこ残業続いていたけれど、「例年ほど遅くまで残ってないし、まだまだいける」とか思っていたら、ある日急に具合悪くなって早引けとかいう醜態をさらしたので、今年こそは反省して、体調崩さない程度にほどほどに働きます。厄年だしね……厄がどうっていうよりも、二十代の頃のような仕事の仕方はもうできないっていうことだよ……

 五月後半には落ち着くかなあ。
 某氏様よりお誘いいただいた秋発行のアンソロジーが、夏に締め切りが来るはずなので、それには間に合うように復帰したい所存。そもそも繁忙期に入る前から、すでにこのところ小説をほとんど書けていませんが(涙)、落ち着いたらちゃんと書き出せるように、妄想の熾火だけは絶やさないようにしたいです。

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 今日もちびちゃんの発作が出まして、一度はきのうと同じように、はげしく何かを噛むような動作と、目を大きく開いて全身をこわばらせるというような症状。こっちは二分ほどで収まったのですが、そのあとの二度目は、呼吸は落ち着いているのだけれど、やっぱり目を開けたまま、後ろ足をずっと一定感覚で蹴り蹴りしていました。
 あとのほうは、てんかんの発作なのか別の症状なのかわからないのですが、電話でかかりつけのお医者さんに相談したりもしまして(時間外に申し訳ない……)、その後も安静にしていても三十分ばかりおさまらなかったので、迷いながら姿勢を変えさせてみたら、ぴたりと止まりました。なんだろう、姿勢がつらかったのが原因だったのかな……。
 てんかんはとにかく安静が大事ということなのですが、こうなるとどうしたものだろう。
 ともかくその後は落ち着いて、いまはぐっすり寝ています。

 今週半ばからは年度が替わって仕事が忙しくなるので、どれくらい見ていられるものかなあと思います。どのみち安静にさせるしか方法がないのだとしても、人間が見ていないところでひとりぽっちで苦しい思いをさせるのは可哀想だな……。
 そんなん、こっちの気持ちの問題だけかもしれないんだけど。
 発作が収まった後は、わりとすぐくつろいで普通にしているのが救いです。とはいえもともとが立ち上がれないで寝てばかりいる日常なので、どこからを正常と呼ぶべきかは迷いますが。
 一月に最初に拾われてきたとき、助かっても助からなくても、ともかくできるだけのことはしてやりたいと思ったのですが、できることが少なくて不憫です。お医者さんにもどうにもできない部分は、それこそあとは神様の領域なんだと思うしかないんでしょうけど。
 獣医さんといえば、土曜も日曜も短時間ながら開けておられるし、平日は朝から夕方遅めの時間まで受け付けされているし、いまみたいに診療時間外でも急患は運ばれてくるし、わたしみたいなのがおろおろして電話してくるし、ほんとに休まらないお仕事だな……と思って気の毒です。
 人間のお医者さんでもそうだろうけども。でも人間なら時間外に具合悪くしたときは、たいてい我慢するか、そうでなかったら夜間・救急対応のところに行くけれども、獣医さんはそうはいかないもんね。入院中の患畜もいるわけだし。先生ひとりでされている個人病院だと、交代要員いないわけだし。心苦しい……

 しかし、このところブログが辛気くさい話題ばっかりでどうにも申し訳ないです。明るいニュース、飛び込んでこないかなあ。

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 サイトのすみっこにひっそり格納している旧作三語に拍手をいただいていました。ありがとうございました!

 ちび猫の薬がなくなりそうだったので、今日は朝から病院につれていきました。ここしばらくなかなか買い物に行き出さなかったものですから、そのあと外出することに。日用品だの仕事で使う文具などを買いに出かけていたんです。今日なら母も一日家にいるし、ちびちゃんの体調もあいかわらずながら、ここ数日はまあまあ調子もよさそうだったので。
 そんで前からほしかったミニ万年筆なんか買って、ほくほくしながら戻ってきまして、夕方、録画していたフィギュアを流しているときに、ちびちゃんの発作が起きました。
 急に体をこわばらせまして、はげしく何かを噛んでよだれが出て。一分間くらいだったのかな。収まったらあとはすっかり普通のようすに戻ったのですが、再度病院へ。
 てんかんだそうです。ちいさなけいれんは、前にも出たことがあったのですが、こんなにはっきりした発作ではなかったので、母がすっかり消沈しまして。
 ほんとうは、今日から消炎剤を一日一回に減らす予定だったんですけど、それも中止になりました。
 ここのところぐったりしている時間より、のびをしたりじたばたしたり、元気そうな時間のほうが長くなってきていて、少しはよくなっているのかなと思っていただけに、ちょっとショックでした。
 髄膜炎のはっきりした原因は、結局のところ特定できておらず、MRIについてもあらためて相談しましたが、麻酔のリスクのほうが小さくないので、しないほうがいいとの判断に。引き続き自宅療養しながら様子見です。できるだけ安静にさせることと、とりあえず、発作が起きたときの時間や状況を記録しておくことだけ。
 目については、大きく悪化してはいないというので、引き続き経過観察です。
 このあいだまで悩まされていた回虫については、今日調べてもらったところ、見つかりませんでした。これはひとつ嬉しかったこと。

 いまはすっかり落ちついて、ケージの中でくつろいでいます。
 調子のいいときは退屈なのか、立ち上がろうとしてみたり、鳴いて人を呼んだりします。ふつうの猫がすることを、ほとんど何もさせてあげられないので、不憫でなりません。
 ちょっとでも元気になりますように。

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プロフィール
HN:
朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
朝陽遥(アサヒ ハルカ)またはHAL.Aの名義であちこち出没します。お気軽にかまってやっていただけるとうれしいです。詳しくはこちらから
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