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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
 ブログの拍手ボタンを押してくださってる方、ありがとうございます。くよくよ愚痴だらけで申し訳ないというか(自覚があるなら話を選べばいいのに……)、恐縮ですが、いつも元気をいただいています。感謝です!

 とかいいながらいきなり弱音ですが、一回目の推敲がようやく全体の10分の1くらいのところです。す、進まない……!
 がんばります。のろのろしているうちに仕事が繁忙期に入って推敲するヒマがないとかなったら、泣くに泣けないもの。

 これだけしょうもなくくよくよ垂れ流しているのに、書けたら読んでやってもいいというお声を、すでに数名の方からいただいていて、有難いやら嬉しいやら畏れ多いやら、というかこれはほんとうにお目にかけられる程度に仕上がるのかと不安になるやらぎゃー。なんですが、くよくよしてばかりいないで書きます。

 出来に自信がないのなら、早い段階で潔くゴミ箱にポイして次の小説に挑戦するほうが、まだしもいいのではないかとも思うのですが、それが書いたもののうちの何割かというならまだしも、もともと根本的に自信がないので、いついかなる小説を書いているときにでも常にUP前には「これゴミじゃない?」と思うタイミングが到来します。捨てることを自分にゆるせば、うっかり全部ゴミ箱ゆきにしかねないというか、逃げグセがつきまくっていつまでも書き上げないので、どうせ逃げるなら書き上げて晒してからケツをまく…………表現が少々下品でした。げほんごほん。尻尾を巻いて逃げ出します。

 というか、逃げることを前提にするのはいかがなものか……。がんばれば逃げなくてすむ程度に仕上げられると、無理にでもいいからひとまず信じたらどうだろう。ときにはくよくよするのもいいけど、そういうのはたまのことにしておいて、楽しんでやるのが一番いいんじゃないのかな。
 自分くらいは自分の書いたものを減点法で眺めるのはやめたらどう? なんて自分にいいきかせつつ、明日もせっせと推敲します。ふぁいとー。

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 冒頭シーンの推敲だけで二時間が消えた……(呆然)うん……。いったん細かい部分は飛ばしてざっと全体的にやって、次にみっちりやったほうがいいのかなあ……。

 そして、今日から推敲といいつつ(いや、推敲に入りもしたのですが)、友達に借りていたアダム・ヘイズリット「あなたはひとりぼっちじゃない」を読みました。短編集で、ひとつひとつはつながりのない話ばかりなのですが、いずれも、孤独に押しつぶされそうなひとたちを主人公に据えた物語。

 孤独について書かれた小説が、とても好きです。いつもそういうものばっかり読んでるわけでもないし、底抜けに明るい話や幸せいっぱいの話や、スリリングで爽快感のある話も読みたいのですが、それはそれとして。

 孤独でない人間なんて、いったいこの世界にどれほどいるでしょうか。……というのがいいすぎならば、孤独感に苦しんだことのない人は、どれほどいるでしょうか。
 大人になるにつれて多くの人は、あまり孤独を意識するひまがなくなるか、耐えるすべを知るか、孤独から目を逸らすことをおぼえるか、そうした何かしらのすべをを覚えて、完全とはいわないまでも、それなりに折り合いのつくものだと思います。そしてうっかり早い時期に折り合いがついてしまったりすると、わたしのように結婚に対するガッツのたらない大人になってしまったり……って、脱線。ええと、まあ。そんな話はともかく。

 それでも大抵のひとには、いつか人生のどこか……思春期と呼ばれる時期か、あるいはその前後に、自分の中の孤独に食い殺されそうな時期があるものではないかと思います。

 孤独を叫ぶような小説は、心のそういう部分に寄り添って、響く。でも、だからといってその孤独に共鳴して死にたくなるかというと、そういうことではないですね。少なくともわたしは、孤独について書かれた小説が、とても好きだし、どちらかというと安堵に近い感情を覚えます。
 孤独を共有するというのも、ちょっと変な表現かもしれないけれど。同じ(あるいはよく似た)感情を知っている、ということに、慰められるのかもしれません。

 書いた人が、そんなことを意識して書いているかどうかは知りません。ただ単につらくて吐き出さずにいられなかったのかもしれないし、それがあまりに本質的なことであるために、当然のものとして書いたのかもしれないし、もっとべつの意図があったかもしれません。孤独の只中にいて書いたかもしれないし、その淵を脱したのちに振り返って書いたかもしれないし。

 ただ、書く言葉を持っている人で、孤独にさいなまれているひとは、それを書いたらいいのではないかと思います。親しい人に打ち明けられるならそのほうがいいかもしれませんが、ひとにはいえないけれど、小説だったら書けるという場合もありますね。一対一で話して助けを求めるとなると、相手に重荷を背負わせるし、相手がそれを背負いきれるかどうかもわからないけれど、フィクションの形を借りて小説の登場人物が孤独を叫ぶ分には、それよりもう少し、気楽にやれるかなと思います。

 自分の苦しい思いを吐き出すことは、ただの自己満足に思えるかもしれないし、結果的に自己満足に終わるかもしれないけれど、でももしかしたら、どこかの誰かの孤独に寄り添って、ほんの少し、それを和らげるかもしれない。そんなの傷の舐めあいかもしれないけど、傷を舐めあう必要のあるときだってあるもんね。

 人を笑顔にする話、楽しませる話は、素晴らしいものだと思います。わたしもそういう話が書けるようになりたいと切に思います。だけど、同時に、陰鬱な話も寂しい話も、書きたくなったら迷わず書いたらいいと思います。

 ……なんていう話を夜中のテンションで垂れ流しましたが、ええと、まあそのなんだ、みんなどんどんいろんな小説書こうぜ!(←真面目な話が苦手)

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「かれの声」に拍手いただいてました。ありがとうございます!

 今日も引き続き色々読んでたんですが、友達のオススメで買った初野晴さんの「退出ゲーム」が面白かったです。日常の謎系青春ミステリで、連作短編形式なのですが、登場人物がみんなそれぞれに一癖あるところが味があって好きです。シリーズの続編があるようなので、おいおい追いかけようと思います。……4月以降に! 3月メドで、いったん積読をカラにするんだ……。

 初稿脱稿してから息抜きし放題の三日間でしたが、そろそろ少しは頭も冷えたと思うので、明日から推敲に入ります。推敲作業自体は好きなのですが、今回、初稿のひどさ、いつにもましての悪筆に、まともに向き合うと心が折れそうなので、その前にちょっと鋭気を養う期間が欲しかった……。

 ううう。いや、捨てる神あれば拾う神あり、不出来に思えるからといって片端からポイ捨てしていてはいつまでも成長しない。恥は恥、下手なところは下手なところとして、くじけずめげずひがまず折れず、せめて推敲でちょっとでもマシにします。

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 末尾に拍手コメントへの返信があります。お心当たりの方はお手数ですがご確認くださいませ。


 このごろすっかり読むモードです。単純に自分のメンタルというか、サイクルの問題もあるのですが、それに加えて、年度末が迫ってきたので……。
 おおむね1~3年ごとに転勤で、内示がけっこうぎりぎりなので、4月から引っ越す可能性というのが、冬になるといつも頭の片隅をチラチラしています。4月以外の転勤も稀にないではないんだけど、だいたい4月がメイン。だからいまある積読は、なるべく3月までにいったん減らしておいたほうが無難、という。
 引越さなくても、どうせ4月は忙しいし、そうなるとまた新しくドカ買いするだろうし……。(仕事でストレスが溜まるとかならず書店に駆け込みます)

 電子書籍のほうはまあ、後回しでもいいかなあ。もし引越しになっても、そのまま持っていくもんね……という論理で、どんどん後回しになってゆきます、電子の積読。引っ越すときにも手放さなくていいというのはすごく嬉しいんだけどなー。


 続きは拍手コメへの返信です。


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 以前のように毎回レビューすることをやめてしまったら、ちっとも読書生活を振り返らなくなってしまったので、備忘を兼ねて、ブクログまとめ機能を活用してみることにしました。

 1月は、近ごろにしてはよく読んだほうかなあ。なんだろう、執筆時間を確保するためにと思って、しばしば読書を減らそうとするんだけど、でも、読むのを控えても、結局そのあいた時間でだらだらしてしまっているというか、控えようが控えまいが、たいして書く文字量は変わらないような気がしてきました。

 あまり自重しなくてもいいんじゃない? というか、読む時間が惜しいくらい、書くのに夢中になっていれば、減らそうとおもわなくても自然と読書量も減るんじゃない? とか。そういう自分に甘い理屈ならいくらでも出てきます……。うん。



HAL.Aの本棚
2012年01月
アイテム数:20
Story Seller〈2〉 (新潮文庫)
新潮社
読了日:01月03日
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アイスクリン強し (講談社文庫)
畠中 恵
読了日:01月07日
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風の竪琴弾き (イルスの竪琴3) (創元推理文庫)
パトリシア・A・マキリップ
読了日:01月09日
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麦の海に沈む果実 (講談社文庫)
恩田 陸
読了日:01月12日
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Story Seller〈3〉 (新潮文庫)
新潮社
読了日:01月12日
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Fantasy Seller (新潮文庫)
新潮社
読了日:01月13日
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天のろくろ (fukkan.com)
アーシュラ・K. ル=グウィン
読了日:01月14日
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沙高樓綺譚 (文春文庫)
浅田 次郎
読了日:01月20日
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帝国の娘 上 (角川文庫)
須賀 しのぶ
読了日:01月24日
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NO CALL NO LIFE (角川文庫)
壁井 ユカコ
読了日:01月24日
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帝国の娘 下 (角川文庫)
須賀 しのぶ
読了日:01月25日
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族長の秋 ラテンアメリカの文学 (集英社文庫 カ)
ガルシア=マルケス
読了日:01月26日
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イチゴミルク ビターデイズ (角川文庫)
壁井 ユカコ
読了日:01月26日
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グレイベアド―子供のいない惑星 (創元SF文庫)
ブライアン・W. オールディス
読了日:01月28日
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アジアパー伝 (講談社文庫)
鴨志田 穣,西原 理恵子
読了日:01月30日
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鬼の跫音 (角川文庫)
道尾 秀介
読了日:01月30日
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灰 夜 (光文社文庫)
大沢 在昌
読了日:01月31日
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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