どっかそのへんの道端に

　この流れでなぜいま積読が２冊増える？（自分の胸に問いかけ中）

　紙の本で十三冊…………うん。まあ。いいんです、いつか読むから。読む前にうっかり死なないように気をつけます。
　なにも特別にイヤなこともなかったですけど、ふつうに衝動買いしました。海外ＳＦと海外ファンタジーを一冊ずつ。
　なぜか最近、職場の最寄りの書店が、海外ＳＦ＆海外ファンタジー、それも復刻版とか、古典とか、そのあたりに力を注いでいるようです。全国的な流れなのか、単にそこの経営方針の問題なのか、責任者のシュミなのか、よくわかりませんが、どちらにしてもありがたい話です。Ａｍａｚｏｎ様にたよれば、品揃えにはあまり困りませんが、でもやっぱり書店で現物を前にどれを買おうか悩むのって、独特の喜びがありますもんね。

　ライトＳＦについては、それこそ十代のころからずっと好きで。ハードＳＦもそのうち読みたいなと、長年うっすら思っていて、でも本格的に手を出すには、どこを入り口にしていいかよくわからず、長いことおろおろしていました。数年前になって、なんだかんだでまずは名作と呼ばれるものから読んでいこうかという、無難なのだか無謀なのだかわからない結論に落ちつきまして、ここ数年で、じわじわっと古典を読みすすめています。

　ホントにじわじわなので、まだまだ読みたい古典ＳＦは山ほどあるのですが、しかし、古典の名作を一通り読んでから近年の作品に……などといっていたら、それこそ死ぬまでにたどりつけない気がするので、そろそろ最近の作品にも、ちらちら手をだしていきたいところです。
　でもどのあたりをとっかかりにして読んだらいいのか、やっぱりよくわかりません。ヒューゴー賞？　でも、受賞暦だけを手がかりに読むものを選ぶ、というのも、なんとなくちょっと無粋でいやだなあ。こんなときこそ、ブクログの頼りどころでしょうか。

　って、しばらく読むほう自粛する作戦はいったいどこにいった。（どっかそのへんの道端に……）
　時間が無限にあればいいのに。