告白するくらい

　文庫化を待ってた本が不覚にもいつのまにか出てたことにやっと気づいた！
　……ということで、仕事帰りに寄った書店で買ってきました、恩田陸『チョコレートコスモス』と新潮社ストーリーセラー編集部・編『Story Seller』。後者はアンソロジー形式の本で、伊坂幸太郎／近藤史恵／有川浩／佐藤智哉／本多孝好／道尾秀介／米澤穂信の七名による短編集。
　わーわーいつ読もうどうしよう！

　本格的に読み出すと、せっかく苦労して半分オフにした読みスイッチが、またあっさり入って、書く手を止めて読みふけってしまう予感がして、積読を前に悶々としています……。ガマンするのだ、わたしよ。この夏は読む量を控えめにして書くほうに時間をさくのだ……！

　５月には、ほぼ一か月の禁読書に成功したので、やってやれないことはないはず、なのですが。うーん。
　せめて提出期限のあるものを仕上げるまで、なんとかガマンしたいけど、本当にガマンできるかどうか。あまり自信はないです……。

　しかも読書を控えるといいつつ、そのぶん普段よりオンノベを読んでる気がする今日この頃です。気がするっていうか読んでる。

　読んだオンノベに「惚れた！」ってなったときに、これ好きですって突撃するのが、ものすごく下手です。
　クチコミも緊張するし、ご本人様への感想も緊張する。お相手がすでにお知り合いの方の場合でもです。知らない方だとなおさらビビります……。
　商業ラインに乗ってる本なら、ぺろっと感想もレビューも書いちゃうのになあ。

　なにかの表紙に勇気が搾り出せたときには、反動で妙なテンションで突撃しますが、たいてい好きなオンノベに出会っても、拍手ボタン押し逃げとか、お気に入り／本棚に登録だけでそのまま逃げてしまいます……。ひ、人見知りがなおらない！
　書き手の方々、しばしば周辺で挙動不審にうろうろする場合がございますが、できれば寛容にお許しいただけると幸いです……ごごごごめんなさい。

　この小説すごく好きですって、たったその一言をいいにいくのに、愛の告白くらい勇気がいります。
　いわなきゃ伝わらないのになあ。