小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
本題の前に事務連絡。明日は飲みにいってきますので、日記の更新ないかもしれません。
短編集。
森見さんの作品にしてはめずらしいくらいシリアスで、しっとりしたホラーでした。ほんのり切なくて、もの哀しく、けれど幻想ホラーというにはいささか生臭いような、ちょっと不気味な怖さがありました。正体のはっきりしない怪異が跋扈する京都の町。
四篇の中では『果実の中の龍』がいちばん好きだったかなあ。主人公は大学生で、話の面白い先輩に憧れていて、よくつるんでいる。その先輩は、実に色んな話を面白おかしく聞かせてくれるのだけれど、話が進んでいくにつれて、だんだんその屈託が明らかになっていく。話が進むにつれてただよってくる、なんともいえない寂しさが好きでした。
前に別の作品の感想の中で書きましたが、森見さんの作品のほとんどが、青春をこじらせた腐れ大学生が主人公で、悪ノリたっぷりのユーモラスな筆致なので、今回の直球でドシリアスな作風はとても意外でした。
正体がわからないままの怪異が多くて、読み終えてもすっきりはしないというか、もやもやっとしたものが残る感じがしたかなあ。でも、そこが不気味でいいのだという気もします。
わたしは怖いのが苦手なのですが、それほど怖くない幻想ホラーは大好きで、そういう意味では今回、ちょっとツボでした。いつもの悪ノリも大好きですが!
森見さんの作品にしてはめずらしいくらいシリアスで、しっとりしたホラーでした。ほんのり切なくて、もの哀しく、けれど幻想ホラーというにはいささか生臭いような、ちょっと不気味な怖さがありました。正体のはっきりしない怪異が跋扈する京都の町。
四篇の中では『果実の中の龍』がいちばん好きだったかなあ。主人公は大学生で、話の面白い先輩に憧れていて、よくつるんでいる。その先輩は、実に色んな話を面白おかしく聞かせてくれるのだけれど、話が進んでいくにつれて、だんだんその屈託が明らかになっていく。話が進むにつれてただよってくる、なんともいえない寂しさが好きでした。
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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