時空の狭間

　きょうは高田郁さんの『銀二貫』の感想文をお送りするつもりでいたのですが、とりあえず朝の通勤バスで読み始めた『天と地の守り人』に黙々と読みはまって、帰りのバスでは乗り過ごし寸前ぎりぎりで我にかえったあと、風呂にはいったとき以外はろくろく顔も上げず（お行儀がたいへん悪うございますが、食事中にもたいてい本を読んでいます）、気がつくと三部作すべて読み終わって、ただいま２４時であります。あれっ……。わたし、今日、ふつうに仕事してきたよね？（疑問形）

　なにかうっかり時空の狭間にでも落ち込んだんじゃないかっていう気がしますが、たぶん気のせいです。わー。わー。色々熱く語りたいところではありますが、当然ながら明日も仕事でありますので、余韻をかみ締めつつ寝たいと思……眠れるかな。（不安）

　それにしても、大好きなシリーズの最後の一巻を読み終わった瞬間って、なんだろう、感慨深くもありますが、それ以上になんともいえない寂しさがありますね。ああ、でも、守り人シリーズはこの先、生涯のうちに何回も読みかえすだろうなあ……。