小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
朝子、高校生。なんとなく学校にいかなくなった。部屋からものを捨ててしまいたくなった。死んだおじいちゃんに買ってもらったパソコン、設定で躓いてずっと埃をかぶっていたその機械を、捨てようとした。
そんな朝子に向かって、粗大ゴミはここじゃないとたしなめた、小学生の男の子・かずよし。彼はそのパソコンを使って、バイトをはじめたといい、主人公を誘う。そのバイトというのは、かずよしの部屋の押入れに隠れて、チャットレディをするというものだった……
表題作のインストールは、ちょっと面白くはあったけれど、あまり強い印象は残りませんでした。個人的には、『蹴りたい背中』のほうが色気があってよかったような。でも、もうちょっと若いうち、十代くらいのときに読んでいたら、もしかして印象が違ったのかなあ、という気もします。ある日突然部屋のものを捨ててガラガラの部屋にしても、不登校になって不健全なバイトに明け暮れても、なかなか気づいてくれない母親への不満。そういう主人公の気持ちに寄り添うことができれば、もっと味わえたかも。
一緒に入っていた短編の『You can keep it』のほうが、むしろ印象深かったです。トモダチを作って友情を保つのに、「気前よくものをあげる」という方法しか知らない主人公。人にあげるためだけに、色んなものを持ち歩いている。それを誉められたり、ほしそうにされたら、どんどんあげちゃう。でも、その過剰なプレゼント癖が、気味悪がられるようになって……。
不器用な主人公がじれったくて、違うよ、そうじゃないよって声をかけたくなるような。
そんな朝子に向かって、粗大ゴミはここじゃないとたしなめた、小学生の男の子・かずよし。彼はそのパソコンを使って、バイトをはじめたといい、主人公を誘う。そのバイトというのは、かずよしの部屋の押入れに隠れて、チャットレディをするというものだった……
表題作のインストールは、ちょっと面白くはあったけれど、あまり強い印象は残りませんでした。個人的には、『蹴りたい背中』のほうが色気があってよかったような。でも、もうちょっと若いうち、十代くらいのときに読んでいたら、もしかして印象が違ったのかなあ、という気もします。ある日突然部屋のものを捨ててガラガラの部屋にしても、不登校になって不健全なバイトに明け暮れても、なかなか気づいてくれない母親への不満。そういう主人公の気持ちに寄り添うことができれば、もっと味わえたかも。
一緒に入っていた短編の『You can keep it』のほうが、むしろ印象深かったです。トモダチを作って友情を保つのに、「気前よくものをあげる」という方法しか知らない主人公。人にあげるためだけに、色んなものを持ち歩いている。それを誉められたり、ほしそうにされたら、どんどんあげちゃう。でも、その過剰なプレゼント癖が、気味悪がられるようになって……。
不器用な主人公がじれったくて、違うよ、そうじゃないよって声をかけたくなるような。
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
朝陽遥(アサヒ ハルカ)またはHAL.Aの名義であちこち出没します。お気軽にかまってやっていただけるとうれしいです。詳しくはこちらから
拍手コメントをいただいた場合は、お名前をださずにブログ記事内で返信させていただいております。もしも返信がご迷惑になる場合は、お手数ですがコメント中に一言書き添えていただければ幸いです。
拍手コメントをいただいた場合は、お名前をださずにブログ記事内で返信させていただいております。もしも返信がご迷惑になる場合は、お手数ですがコメント中に一言書き添えていただければ幸いです。
ブクログ
ラノベ以外の本棚
ラノベ棚
ラノベ棚
フォローお気軽にどうぞ。
リンク
アーカイブ
ブログ内検索
カウンター