小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
トシをとった証拠? い、いやいや、日々平穏なので、現在進行形で特筆するべき出来事が乏しいんです。
どっか出かければいいんですけどね。もとから出不精な上に、えらい僻地に住んでますので、出歩くのが億劫過ぎて……(言い訳)
さて。むかしむかし、私が思春期から中二病に順調に(?)シフトした頃の話なんですけど。その頃には読んだ本(主にラノベ)がけっこうな数になってきてまして。
そうすると、読む本がなんとなくつまらなく思えてきた時期があったんですよね。最初は単純に、出会いの良し悪しの問題かと思ったのだけれど、どうも違う。ラノベ黎明期からしばらく経って、内容がある程度パターン化されてきたらしいというのが一つ(もちろん追々革新はあるのですけれど)。自分自身、読書を始めた頃の新鮮な気持ちが失われてきたというのが一つ。中途半端に目が肥えてきたのが一つ。中二病でいろんなものを斜に構えて見るようになってきて、色々批判したい年頃だったのが一つ。
なんかそんな感じで、なんとなく読む本の下手なところ・嫌なところが目につくようになってきたんですよね。キャラクターがステレオタイプすぎるとか、文章が自己陶酔しすぎてるとか、ご都合主義とか、作者の言いたいことが前面に出すぎてるとか、その他色々。そういう欠点がひとつでも目に付くと、そこが気になってしまって、いまいちハマって読めない、そういう時期があったんです。
それがちょっとの間続いたんですが。あるときどの作品だったか、そこそこ売れてるけども面白くないと感じたラノベがあって、「好きな作家さんだったのに、最近つまらなくなった」とぼやいた私に、友達の一人が言いました。「出版されてそれなりに売れてるからには、欠点があるにしても、何かしら面白いところがあるはず。自分は何でもそう思って、楽しんで読むようにしてる」
そのときは「ふーん、そんなもん?」くらいの感じで、あまり真面目に聞いてなかったんですが。
でもこの言葉が、しばらく後になってからじわじわ効いてきました。
いや、確かに、面白かった作家さんがつまらなくなっても固定ファンのおかげでそれなりに売れる、というケースもあるとは思うんです。でも、それはこの際おいといて。
「私はなんでわざわざ粗探しをしながら本を読んでるんだ?」
遅ればせながらそれに気付いた瞬間、なんかすごくショックでした。なんで私はわざわざ、楽しめるはずのものを、自分でつまらなくしてるんだろう。何のために読んでるんだろうと。
なんか、その友達の言葉が色々と原点になりました。少しくらい技術の粗さや下手な点が目に付いても、よほど合わない本でなければ楽しんで読めるようになりました。(たまにどうしても面白いと思えないこともありますが。こればかりは相性がありますし)
本を読むときだけじゃなくて、色んなときにふと思い出します。減点法で生きるのはもったいないと。
あ、最後になりましたが、「その声を聞くものは」に拍手をくださった方、ありがとうございます! 大感謝です。
どっか出かければいいんですけどね。もとから出不精な上に、えらい僻地に住んでますので、出歩くのが億劫過ぎて……(言い訳)
さて。むかしむかし、私が思春期から中二病に順調に(?)シフトした頃の話なんですけど。その頃には読んだ本(主にラノベ)がけっこうな数になってきてまして。
そうすると、読む本がなんとなくつまらなく思えてきた時期があったんですよね。最初は単純に、出会いの良し悪しの問題かと思ったのだけれど、どうも違う。ラノベ黎明期からしばらく経って、内容がある程度パターン化されてきたらしいというのが一つ(もちろん追々革新はあるのですけれど)。自分自身、読書を始めた頃の新鮮な気持ちが失われてきたというのが一つ。中途半端に目が肥えてきたのが一つ。中二病でいろんなものを斜に構えて見るようになってきて、色々批判したい年頃だったのが一つ。
なんかそんな感じで、なんとなく読む本の下手なところ・嫌なところが目につくようになってきたんですよね。キャラクターがステレオタイプすぎるとか、文章が自己陶酔しすぎてるとか、ご都合主義とか、作者の言いたいことが前面に出すぎてるとか、その他色々。そういう欠点がひとつでも目に付くと、そこが気になってしまって、いまいちハマって読めない、そういう時期があったんです。
それがちょっとの間続いたんですが。あるときどの作品だったか、そこそこ売れてるけども面白くないと感じたラノベがあって、「好きな作家さんだったのに、最近つまらなくなった」とぼやいた私に、友達の一人が言いました。「出版されてそれなりに売れてるからには、欠点があるにしても、何かしら面白いところがあるはず。自分は何でもそう思って、楽しんで読むようにしてる」
そのときは「ふーん、そんなもん?」くらいの感じで、あまり真面目に聞いてなかったんですが。
でもこの言葉が、しばらく後になってからじわじわ効いてきました。
いや、確かに、面白かった作家さんがつまらなくなっても固定ファンのおかげでそれなりに売れる、というケースもあるとは思うんです。でも、それはこの際おいといて。
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遅ればせながらそれに気付いた瞬間、なんかすごくショックでした。なんで私はわざわざ、楽しめるはずのものを、自分でつまらなくしてるんだろう。何のために読んでるんだろうと。
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プロフィール
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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性別:
非公開
自己紹介:
朝陽遥(アサヒ ハルカ)またはHAL.Aの名義であちこち出没します。お気軽にかまってやっていただけるとうれしいです。詳しくはこちらから
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