ノスタルジー

　この前、飲み会で、親につれてこられたちびっ子たちが、あっという間に仲良くなって、会場をきゃあきゃあ走り回っていたんです。途中で急におとなしくなったと思ったら、隅っこのテーブルでソフトドリンクをかたっぱしから混ぜてて。それを、コーラのペットボトルに入れて、振って振って振って、泡でもこもこになったやつを、けたけた笑いながらおもむろにグラスにつぎまして、大人たちの間を縫って「ねえこれ飲んで、飲んで！」と。飲まされてまずさに顔をしかめる大人たちの反応を見て、きゃあきゃあ笑い転げていました。

　子どもたちは仲良くなるの早いなあ、かわいいなあと、笑って眺める一方で、自分にだってそういうことが、むやみに楽しくてしかたなかった時代が、いつかたしかにあったのに、そのことはよく覚えているのに、それがどんなふうに楽しかったのか、そのリアルな感情を、もういまのわたしは思い出すことができないんだって急に気づいて、なんだかちょっと切なくなって。ああ、つまんない大人になっちゃったんだなあって。

　そういいつつ、肝心なところは一個も成長してないんですけどね！　自分で書いてる小説のキャラのツンデレぶりに一人でニヤニヤしてるうちはね！（あ痛たたた！！）
　……いつまでもひとり痛々しい感じでニヤニヤしなくていいように、さっさと書き上げて公開したいです。しかし迷い迷い書いているので、ものすごく筆が遅いです。うわーん遅筆の呪いめえ！　根性出せわたし！