凡才はコツコツ

　日記にＵＰしようと思ってつらつら書いていて、途中で論旨を見失ったりして、そのままボツにしたテキストデータの残骸が、原稿用紙換算でざっと５０枚くらいあって、自分で自分にドン引きしました。つぶやきかけてやめた言葉の墓場って、なんとなくアレな匂いがするなあ。

　どうせボツにしたなら、そのまま消しちゃえばいいのに、小説も日記も、なんとなくボツテキストをどこかに残したままにしてしまう、微妙な貧乏性です。どうせ使わないし読み返しもしないんだから、無駄なことこの上ないのに！（容量的な意味で）

　前に書きかけて挫折した小説の残骸とか、ボツにした稿とか、そういうもののデータを、ひょいと覗いてみたら、合計６メガバイトくらいあって、「うっ……」と思いました。すごく効率悪い感じがする。どこかに公開したり投稿したりしたものが、ざっと２メガくらい。つまり書いたものの大半はボツということなのか。か、悲しい。

　実際には、こそこそひとりで書いていた時代のデータも混じっているので、単純に書いた３／４をボツにしているというわけでもないのですが、それにしてももうちょっと、一球入魂的に、無駄なく書けないものか……。

　しかし、すらすらっと書いて、その出来上がりがすべて一発ＯＫの仕上がり……なんていうひとがいるとしたら、それはものすごい天才か、そうでなかったらすでにものすごく熟達したひとなんだろうから、くよくよいったって仕方ないですね。凡才は試行錯誤するしかないか。