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決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)
読了。
宇宙船ディスカバリー号は、宇宙飛行士たちとコンピュータを載せて、土星を目指していた。高度な知能を備えたコンピュータ、HAL9000。宇宙飛行士たちの優秀な相棒であったはずのHALは、しかし突然、奇妙な行動をとりはじめる。なぜかれは反乱を起こしたのか。ディスカバリー号に極秘裏のうちに命じられた指令とは……
1964年ごろに執筆された話なんですね。映画の原作なのかと思ったら、そうじゃなくて、映画のほうの監督さんといっしょになってネタ出し、ブレインストーミングをしながら、同時進行で製作していったんだそうです。
わたしは映画を見ていないのだけれど、映画版では抽象的で解釈が分かれたような部分が、小説版ではすっとわかりやすく語られている……らしいです。解説によると。
それにしても、人類が月面着陸に成功するよりも前に、これだけのストーリーを書いたんだって思うと、あらためて不思議な感じがします。人間の想像力って、ときどきものすごい。
人類がはじめて月面の裏側を観測した時代、アポロ8号に乗っていたクルーが、出発前にすでにこの映画作品に親しんでいて、あとでクラーク氏に「あのときは巨大なモノリスを見つけたと送信したくてたまらなかった」と話したとのこと。
すごく面白かったんだけど、ラストはちょっと、好みじゃないかなあ。終盤、スケールが大きくなりすぎて、逆にちょっと冷静になってしまった感じ。……などといいつつも、読んでよかったです。宇宙船内での生活なんかが、読んでいてすごくワクワクする。
いずれ『2010年宇宙の旅』も読もうと思い……え、『2061年宇宙の旅』『3001年終局への旅』『失われた宇宙のたび2001』まで出てるのか。なんかすごいな。
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