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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
 前のブログで、定期的に読んだ本のレビューをのっけていたのですが、気ぜわしさにかまけてさぼっていたら、えらい溜まっていました。ちょっとずつ書いていこうと思います。そして久しぶりに書いていたら、自分の感想をまとめる能力の低さに愕然としました。……うん。

 そして、感想をまとめながら、つい読み返しちゃうんだなー。むやみに時間がかかりました。あれですね、こういうのって読み終えてすぐ書かないとだめですね!

 読書といえば、震災直後から繰り返し流れていたACのCMで、読んだ本が地層のように積みあがるやつがありましたね。あのCMも嫌いじゃないけど、個人的には読書のイメージって、建築じゃなくて、食事だなと思いました。おなかがすくのと同じように、活字に飢える感じ。
 まあ、読み終えても、それをそのまま地層のように堆積させていくだけの記憶力がないし!(涙)

 記憶力の問題だけじゃなくて、読解力とか感性とかいろいろあるから、読んだものそのまますべてを消化して、自分の身にできるわけじゃないですね。そこにあるものをうまく読み取れなかったり、何かを感じても、あとになったら忘れてしまうような部分も多い。
 だけど、読み終えたあとには何かが残る。それも、固定化された一つの観念として残るんじゃなくて、そのあとずっと生きていく中で、何度となく思い返して、ものごとを捉えなおすきっかけになる。

 一人の好きな作家さんを延々と追いかけるのも楽しいですが、いろんな作家さんの本を読んで、いろんな考え方に触れるのは、すごくいいことだと思います。共感できるものは、幅広く持っているほうがいい。普段、生きていく中で、なんとなく決め付けて流してしまうような出来事について、それまでとは違う角度で考えてみる、きっかけができる。

 食べたご飯で体が出来ているように、読んだ本によって精神の一部が出来ていく。食事と排泄を繰り返して、体中の細胞が日々入れ替わっていくように、精神も代謝していく。していかないと、思考が狭い方向に凝り固まって、息がしづらくなる。
 もちろん、その代謝の方法は、読書でなくてもいいですね。音楽でもスポーツでも、仕事でも生活のためのあれこれでも、友達や同僚との会話でもいい。(というか、そっちのほうが健康的かもだけど……)
 ともかく、そういういろんな精神の代謝の手段、その中のひとつが読書、そんな感じのイメージでいます。

 だから、批判的な目で本を読むのは、ちょっともったいないことだなと思います。といって、目の前に提示されたものをそのまま好意的に受け入れることができるかというと、どうしても合わないときもある。
 本を辛辣に批判するのって、自分の狭量さをさらけ出すことだから、好き嫌い多いのと一緒で、ちょっと恥ずかしいことなんだけど、でもどうしてもレバー食べるとおえっとなる、みたいな。レバー大好きな人からしたら、「レバー食べれないなんて人生損してる! もったいない!」っていわれるかもだけど、でも美味しく食べれないんだ。

 どんな本でも楽しむ、というのは理想だけど、難しいですね。でも、栄養バランスのとれた食事をとるほうが、健康な体ができていくのと同じで、本もできれば、色んなジャンルを読み漁るほうが、バランスはいいのかなって思います。美味しく読める本のジャンルが多いと、そのぶん人生得する。まあ、三食ポテチばっかり食べるのと違って、ファンタジーばっかり読んでても死にはしないですけども。
 野菜も魚も肉も米も食べつつ、ときどきデザートやおやつ。だけど、どうしてもある程度は偏っちゃうなあ。つい小説ばっかり読んでしまう。本当はもっと、総合的に読んでいけたらいいんだけどな。

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