小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。

はやぶさ、そうまでして君は?生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話
本題の前に、近ごろ日記に拍手くださってる方々、ありがとうございます。すごく元気をわけていただいています。
それからREAD MOREのところに、いただいた拍手コメへの返信があります。
ということで、本題です。
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読了。
先日、小惑星イトカワでの採取に成功して無事に帰還した探査船『はやぶさ』について、プロジェクトマネージャーをつとめられたJAXAの川口教授が記された、プロジェクト秘話。構想の段階から、実際に計画が動き出して、打ち上げられ、数々のトラブルを乗り越えて帰ってきた、はやぶさの帰還までを描いた一冊です。
あまりテレビを見ない人間なので、はやぶさのことで盛り上がっていたときも、ニュースで垣間見て「おおー!」くらいの反応だったのですが、こうして読んでみたら、こんなに数々の困難があり、奇跡があり、ドラマがあったんだと、驚きました。
わずかな燃料でどうやって地球を離れて、はるかな小惑星までたどり着くのか。そのためにぎりぎりまでの軽量化をはかりながら、最低限の重量しかつめない装備で、どうやって、小惑星の表面に着地するのか。重力のよわい小惑星では、着地一つも正確にやらないと、地面に跳ね返ってすぐに宇宙に飛び出してしまう。だけどイトカワまで指令を送るだけでも、何十分ものタイムラグがある……。そのうえ、現地で撮影や採取を行って、また地球まで戻ってくるには、どうしたらいいのか。次々に起きる予期し得なかったトラブルに、そんな距離から送る命令だけで、どう対処していくのか。
科学知識にうといシロートにも分かりやすく噛み砕かれて書いてありました。また、はやぶさの迎えたさまざまな苦境と、一喜一憂するスタッフの方々の思いが、ドラマに満ちていて、読みごたえもたっぷり。
SFがお好きな方や、宇宙に興味のある方にはもちろんおすすめですが、最前線で働いておられる技術者の方々の姿も、読みどころでした。すごいなー。宇宙開発すごいな。
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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