寒いの苦手

　朝方の冷え込みがますます厳しくなってまいりました。
　暑いのはかなり耐えられるほうだと思うのですが、寒いのがすごく苦手です……。厚着しても厚着してもまだ寒いです。なんでかしらないけど昔から、肌が「寒い！」って感じた瞬間に胃が縮こまり、吐き気がやってきてゲホッ、ゲホッ、オエっとなります。あと指がかじかんでタイピングが遅くなるのがつらいです。

　ありがちな話ですが、朝、布団から出られず、ようやく決死の思いで出ても今度はコタツから出られず、何分までに家をでれば始業十分前に職場に着けるか、日々熾烈なタイムトライアルが始まります。もともと汚い部屋が二割り増しで散らかって、布団の周辺に入用のものがすべて集積し、コタツの中には脱ぎ捨てた靴下が散乱します。ありがち？

　でも、いいこともあります。
　夜、猫たちが布団にはいってきます。幸せです。体の上に三匹くらいに密集されてたいへん重いですが幸せです。寝苦しくて何度も目がさめますが、それでも幸せです。夜中に追い出されて寒くて自分のくしゃみで目覚めますが、そんなことはどうでもいいくらい幸せです。そして漏れなく寝過ごします……