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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
 もしも「いちばん好きな作家さんは?(オンノベ除く)」って訊かれたら、「池澤夏樹さん」って答えるんですけど、実は池澤さんの著作全部はまだ読めてないし(多作な方だというのもありますが)、もしも「いちばん好きな本は?」と訊かれると、「クライマーズ・ハイ(横山秀夫さん)」って答えると思います。

 なんだそりゃ。って自分でも思うんだけど。もちろん、横山秀夫さんのほかの著作も大好きなんですけど。ルパンの消息とか臨場とか第三の時効とかものっすごい好きですけど!
 池澤夏樹さんに限っては、「この作品に惚れた!」っていう感じではなく、「あの小説のあのシーンがすごく好き!!」っていうのでもなく。どの本のどこを読んでいても、なんといったらいいか、そう、渇きが癒されるような……。
 小説にしても、エッセイにしても、読んでいるあいだ中、そのひとつひとつの文章が、ものの見方や考え方が、作品の空気が、すっと胸に染みこんでくる感じ。一文ずつをゆっくり味わって読みたくなる。いつまでも読んでいたくなる。
 わたしにとっては、そういう作家さんです。

 で。(ここまで前段)

 いま、池澤夏樹さんの本を読み返したいという衝動に駆られています。
 特定の一冊のことではなくて。既読の本をかたっぱしから……。
 ここのところ、読書を自粛ぎみなので(※そうしないと書く時間をとらなくなるので)、その反動がきているものと思われます。読みたいよう。読みたいよう!!(幼児返り)

 そもそも、池澤さんの著作には、まだ未読の本もあるんです。少々高くて入手をためらっていたりとか、文庫落ちするのを待っていたりとか。
 もちろんほかの作家さんの積読も、部屋にはいっぱいあるんです。(というか、本ばかり読んでいるわけにも……)
 目の前の本棚には、池澤夏樹さんの著作が、ハードカバー・文庫とりまぜて30冊ならんでいます。
 …………どうしよう…………(悶々)

 読み返したい本も漫画もいっぱいあるけど、まだ読んでいない読みたい本も死ぬほどあって、それでもわたしの人生は一回きりしかなくて、一日はあいにく二十四時間しかなくて、一年は三百六十五日しかないんですよね。なんだって「もう○○しかない」と考えるよりも、「まだ○○もある」と考えるほうが、たぶん有意義だし正解なんでしょうけど、余暇にかぎっては、「まだ○○もある」といって思いつくままに使っているうちに、やりたいこともやりきれず、あっというまに人生が終わる気がします。でも、計画的にやれるほど器用じゃないんだ……。(単に誘惑に弱いともいう)
 なんでこんなに読みたい本がいっぱいあるんだろう。手軽に本を読める時代に生まれてきて、ホントよかったって思うんだけど、世の中にここまでたくさんの本があふれていなければ、悩まなくてすんだだろうなっても思います。そんなのつまんないけど。つまんないけど!

 自分が定期的にこのブログで似たようなぼやきを垂れ流していることに、たまに気まずくなりますが、たぶん、またしばらくしたら同じことをいっていると思います。そういうビョーキなんです。(断言した!)

 わたし、欧米にうまれてたら、長期休暇にバカンスと称して図書館に篭もってるんだろうな……。っていうか、なんで読書休暇とかってないのかな。(真顔)
 活字を読むと頭が痛くなるタイプのひとは、その時間にマンガ読んだらいいと思う。っていうかマンガも読みたいのいっぱいあるんだよ……。うわーん!

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