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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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マリアビートル
マリアビートル

 読了。(といいつつ、読了からレビュー更新までの間が開いてきているこの頃です……。どこかでリアルタイムに追いつきたい!)

 裏社会の仕事を請け負う七尾は、暗殺者としての腕はいいのだけれど、とにかく驚くほど、不運に愛されている。
 七尾がその日請けたのも、ただいわれた新幹線に乗り、ある荷物を手に入れて指定駅で降りるというだけの、ごく簡単な仕事のはずだった。それなのにどういう偶然のしわざか、その新幹線の中には、彼の同業者が大勢乗り込んでいて……
 それぞれの思惑にしたがって腕をふるう暗殺者たちのせいで、新幹線の中は大混乱。次から次に降りかかってくる間の悪い災難に翻弄される七尾は、果たして、無事に今回の仕事を終えることができるのか……

 かちりかちりとはまっていく伏線の気持ちよさが、伊坂さんの大きな魅力のひとつですが、本作も例外ではありません。絶妙にコミカルで、かつ緊迫感のある展開に、夢中で一気読みしました。
 暗殺者なのに、弱気でどこか人のいいような性格をしている七尾が、なんともいえない絶妙なキャラクター。電話で指示と投げ遣りな励まし(?)を送ってくる相棒のマリアさんも、なかなかいい性格。ほかの脇役たちも、それぞれにクセがあって魅力的です。

『グラスホッパー』の続編にあたります。前作が好きな人は思わずにやりとしてしまうような、ちらちらと垣間見えるつながりを残しつつも、話そのものは完全に独立しており、メンバーもおおむね一新、単独で読んでも大丈夫な内容になっています。
 わたしは『グラスホッパー』も楽しく読みましたが、本作ではさらにパワーアップしていて、そのうえぐっと親しみやすい印象です。人がたくさん死ぬ話なのに、親しみやすいっていうのもなんですが……(汗)、まあそこはそれ。前作を未読の方にもおすすめです。
 前作はわりと暗く重苦しいトーンでしたが、比べて『マリアビートル』は、重いシーンもありつつも、全体としてはドタバタ劇な感じです。(とはいっても、わたしは『グラスホッパー』のほうは文庫版しか読んでいなくて、単行本と文庫版は、けっこう印象が違っているらしいのですが……)

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