小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。

卒業 (講談社文庫)
読了。
いつもつるんでいる大学生の友達グループ6人の中で、立て続けに二人の死者が出た。それぞれ、自殺の可能性が高いとされつつも、そう断定してしまうには疑わしさが残っている。しかし、もし他殺だったとして、手を下すことができたのは、おそらく仲間の誰かのはず。いったい誰に、そんな動機があるというのか?
うーん。読んでいて面白かったのは面白かったんだけど、なんていうか、読み応えとしては、ちょっと物足りない感じでした。彼らの間の友情とか、登場人物同士の微妙な心情の推移を、もっと丁寧にかいてあったら、きっと面白かったと思うのに。
推理小説を推理しないで読む私が悪いのですが、基本的にハウダニットに興味がないので、もっとがっつりした人間ドラマを読みたいなあっていうのが、正直な印象です。……それにしても、なんて失礼な言い草だ。ファンの方にはごめんなさい(汗)
それにしても、調べてみたら古い本だ! 昭和61年とかです。
なんでいまになって読んだのかというと、母が買ってきていつのまにか私の積読に混ぜてたからです。「なんで?」ってきいたら「いやー、読もうと思って買ったんだけど、本を読む気分じゃなくなった。あんたが読むんじゃないかと思って」だそうです。いや、置いてあれば読むけどさ。
東野圭吾さんの作品って、わたしにとってはツボなのと苦手なのとやたらと極端で、これはすごく面白かったけど、あれはなにが面白いのかわからなかった、みたいなときがあります。多作な方だけに、「それならかたっぱしからぜんぶ読んでみたらいいさ作戦」が使えません。悩みどころです。
じゃあ投げてもう読むのやめようかというには、ツボだった作品がすごくスキなので、いつも悶々としています。
……というようなことをツイッターでぶつぶついっていたら、かなた様に『赤い指』を薦めていただきました。同じシリーズだけど、本作よりもずっと後に書かれた作品です。
そちらも今日現在、既読であります。そして、すごく面白かった。
またいずれ、加賀刑事のシリーズは、少しずつ読んでみようと思います。
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