小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。

遠まわりする雛 (角川文庫)
読了。
古典部シリーズ第四弾、今度は短編集。高校入学まもなくのころのエピソードから、季節をめぐるたびに、少しずつ変化していく部員たちそれぞれの考え方と関係性を描いた一冊。
一冊を通して、これは! っていうほどの印象はないのですが、まあシリーズものだからそこはそれ。
自己嫌悪をもてあます福部が、個人的には見所でした。米澤さんの小説って、けっこう「自己嫌悪」の感情がテーマになっていることが多いような気がします。そしてそれが、わたしが米澤さんの小説が好きな理由のひとつなのかもしれないと、ふっと気づきました。個人的にすごく共感しやすい題材なんです。
あ、でも手作りチョコレート事件の摩耶花も可愛かったなー。折木とえるの、微妙に進展のあるようなないような感じも、ちょっとニヤニヤしてしまいました。
ということで、古典部シリーズがお好きな方なら必読。未読の方がためしに読まれるには、やや不向きかなあと思います。
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