スイッチはいつも手の届かないところにある

　藤原伊織さんの小説『名残り火』が文庫化されているのを見つけ、衝動買いしてうっかり読みはまって、今日帰宅後にこなす予定だったことが何ひとつできていないＨＡＬですこんばんは。計画性……

　どうしよう。すごく面白かったっていうか、なんか心のどこかで読書スイッチが入ったような音が聞こえたんですけど（※幻聴）、この衝動をどうしたら……
　あれもこれもものすごい読みたいです。読みだすと比例して書くほうの手が止まるので、このごろ読書、やや自粛気味だったんです。だからといって書くほうが快調とは、口が裂けてもいえないけれど！
　せっかく減煙ならぬ減読書に成功していたのに、変なスイッチはいりました。そのままそのスイッチを切ってオフに戻すんだ、私！　……なんて、そんなスイッチ、自分の手の届くところにあったら苦労しませんよねー。（目を逸らしながら）

　机の上の積読がものすごい目の毒なんですけども。どうしよう。いやしかし、あれかな、ガマンはなんでも体に毒かな。いっそ読みたいときに、一気に読めるだけ読むべきかもしれないな。気の済むまで読めば、またしばらく落ち着いて、あまり読まなくても平気になるんじゃないかな。なんでもメリハリが大事っていうか、切り替えをうまくやることが大事っていうか。
　自分に対する言い訳ばかりが上手になっていく、それが年を取るということだ。
　………………うそですごめんなさい。加齢とともにちゃんと自制を身につけた、世間の大人の方々に、私は土下座するべき。