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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
 微妙に長文ですが、オチというオチはないです。(いつものこと)

 愛車のパワーウインドウが故障しまして。
 スイッチを押してもうんともすんともいわず、しかもよりによって運転席の真横のところで、これではコインパーキングに駐車するにも、有料道路に乗るのにも、一回一回ドアを開けなきゃ……みたいな悲しいことになりまして。

 場所が場所だけに、不精してそのままにするわけにもいかず、週末に整備工場に持ち込んで見てもらったところ、スイッチの故障だけじゃなくて、窓を持ち上げるモーターのところが駄目になっているとかで、泣く泣く取り替えてもらったら、四万ウン千円とられました。ぎゃふん!

 電気系統の修理は何でも高いって、聞いてはいたけれども、やっぱり痛い。懐が痛い。
 車を持つって、当たり前といえば当たり前なのですが、最初に買うだけのお金があればいいんじゃなくて、税金に保険料に駐車場代、ガソリン代にこまごまとした修理費、二年おきの車検代に、オイルやバッテリーやタイヤの交換等々、基本的に初期費用よりもランニングコストのほうが大きいアイテムです。(高級車は別として)
 おまけに、がんがん走りまくればそれだけ故障の可能性は増えるし、かといって、あんまり乗らずに放置していても、それはそれで壊れる。タイヤやバッテリーなど、こまめに走らせていないと駄目になったりもするんですよね。

 それに、どんなに安全運転を心がけても事故のリスクはゼロにはならない。人身事故が一番怖いですが、そこまでいかなくても、猫なんて轢いた日には泣いちゃいますし。幸いにしてまだホントに轢いたことはありませんが、間に合わないことがあってもおかしくないくらい、猫ってときどき、物陰からものすごい勢いで飛び出してきます。きちんと躾けられたわんこのように、信号を見て渡るくらいの賢さが、猫にもあればいいのになあと、思いはするのですが、悪いのは当然ながら猫じゃなくて、車社会を作り上げた人間です。

 割り切って、一切車に乗らなけりゃいいんですけども。
 いまの職場のことだけをいうと、乗り継ぎが不便だけども、バス+JR+バスでの通勤も、やってやれないわけじゃないんです。ただ、普段から運転して慣れておかないと、仕事でもときどき車を運転しますし、ある程度地理が頭に入っていないと困る場面が多々あります。それに私のような地方の転勤族には、車がないとどうにもならない地域への転勤も珍しくないんです。
 そこを押し切って、運転が必要な仕事はぜんぶ同僚に押し付け、白眼視されようと逃げまくり、生活はド根性で自転車+徒歩+タクシーライフ……というのも、本気を出せばやれないことはないかもしれないですが。そこまでの気概もないんだなあ……。

 脱線しました。愛車の話でした。
 もとから中古車だったとはいえ、なんせ初めて買ったマイカー。初心者のころの私にあちこちぶつけられながらも、これまでよくがんばってきてくれているお嬢さんで、思い入れがあるのです。

 ですが、去年からちらほらと小さな故障が起きます。どれもたいした故障じゃなくて、エアコンのスイッチだったりO2センサーだったり、パワーウインドウだったり、あと一回はリモコンキーも壊れたんだった。いまのところはそういう走行に支障のない部分ばかりではあるんですが、何年も乗っていれば、当然だんだんガタはくるんだよなあ……と、しんみりしています。

 少なくとも次の車検時期までは乗るとして、そのあとがどうしたものかなあ……。
 気持ちとしては、いよいよどうにもならなくなるぎりぎりまで乗りたいんです。が、車の知識も乏しい人間が、無理をおして粘り続けた挙句、高速道路とかそういうえらい場所で故障して、事故を起こしたり人様の往来を猛烈に妨害したり……ということを考えると、あんまり粘りすぎるのもどうかと思うなあ。
 でもそこの見極めがよく分かんないです。
 さすがに藤原伊織さんの小説に出てきたように、ブレーキが壊れているのを、サイドブレーキのタイミングで強引に止めながら乗り続けようとは思いませんが。(よい子は真似しちゃいけません)(っていうか悪い大人も真似しちゃだめだ)

 職場のベテランドライバーに相談したら、そのひとは故障に耐性があって、トラブル時の対処法も頭に入っているから、十年でも二十年でも動くうちは乗ればいいじゃんみたいなノリなんですよね。
 しかし身内(父)に話すと、こちらはこちらで、新しい車を(人の財布で)選ぶのが楽しいから、娘が心配だという口実とは裏腹に、目を輝かせながら買えよというんですよね。ただ単に自分が乗ってみたいだけオーラががんがん出てます。参考にならないよ! あとお金もないよ!

 車が好きな男の人ってけっこう多いですよね。
 職場の人に「そういえば○○(本名)の車って、何?」と訊かれて、深く考えずに車種を答えたら、「何年式?」と訊かれました。え……何年式なんだろう。
「さあ」といったら、信じられないというような顔をされました。ちなみに、「××の何年式」と聞いたら、メジャーな車はたいてい外観が思い浮かぶんだそうです。ええー。
 車が好きで、運転しながら周りの車をしげしげと眺めたり、試乗に出かけたり、車のカタログを見ていたりすれば、自然とそうなるのかもしれないなあ。人間の、興味のある分野への記憶力の発揮には、ときどき驚かされます。

 また脱線しました。愛車の話です。
 懐は痛みましたが、とりあえずはしっかりなおって帰ってきました。
 なるべく長く、つきあってもらいたいものです。……車が口を利いたら、「お前のヘボ運転に付き合うのはもう嫌だ!」くらいはいうかもしれませんが。

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無題
 いきなり四万円強の出費は痛いですね。お気の毒です。車の維持費、本当にばかになりませんよね。激しく頷きました。

 私も初めてマイカーを購入したときは、見かけはとてもきれいだったのだけれど、どうも質の悪い中古車を売りつけられたようで、次から次へとトラブルに見舞われ、修理代がものすごいことになりました。最近ブレーキの利きが悪いなと思っていた矢先に追突事故を起こしたりもして。エンジンルームから火が出たこともあったような(苦笑)。幸いどちらも大事には至りませんでしたが。

 そんなポンコツ車でも初めてのマイカーはやはり愛しかったので、HALさんが愛着を感じられるお気持ちもすごくよくわかります。でも、安心はお金で買えるのなら買っておくべきだと、そのとき、つくづく思いました。不安を抱えながら運転していると、知らぬ間にけっこうストレスを溜めこむことにもなりますし。

 今は新車で購入したものをもう十年近く乗っています。自分と一緒に歳をとっていく感じなので、その分、状態を把握できますし、ストレスはかなり少ないですよ。でも、最近は乗る機会と時間があまりなくて、何度かバッテリー上がりをやらかしてしまいました。乗っても乗らなくても、けっきょく手はかかりますよね(苦笑)。
Posted by lico 2010.06.08 Tue 20:28 編集
lico様へ
 コメントありがとうございます。参考になります!

 質の悪い中古車……怖いですね。中古車って、どこでどうぶつけられているか分からないから買わない……という方もいらっしゃいますけども、コメント拝読して、ほんとなんだなあと思いました。事故は怖いですもんね……

 新車……次は新車で買うべきかなあ。故障云々という部分以上に、「自分と一緒に歳をとっていく感じ」のくだりに、なぜか必要以上にときめきました……。
 しかしローンはなるべく組みたくない、貯金は乏しい。悩みどころです。ううっ、どうしよう。次の車検のときまでにどうするか方針を固めなければ。というかお金を貯めなければ。乗り続けるにしても車検代はいるわけだし……
 僻地への転勤さえなければ、思い切って次は買わないという方法もありなのですが……うーん、うーん。
 もういっとき、じっくり迷うことにします。ありがとうございます。

 バッテリー。車をしばらく動かさないでいると、次に乗るとき、どきどきしますねー。そういえば、知り合いの方が一時期ベンツに乗っていたのですが、三日乗らないとバッテリーが上がると言っていました。うっかり旅行にも出かけられない!
Posted by HAL.A URL 2010.06.08 Tue 21:44 編集
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