小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
読了。
短編集。
表題作『鉄道員』は、映画にもなったすごく有名な作品ですが、わたしはどちらかというと、『ラブ・レター』が好きだったなあ。
やくざではないのだけれど、組から仕事をもらって半端仕事をくりかえしてきた主人公。裏ビデオの店長をしていて捕まり、十日ほどの拘留から釈放になったその日、刑事から、「お前のかみさん、死んだぞ」と告げられる。意味が分からずに首を傾げる主人公は、しばらく考え込んで、ようやく自分が中国人女性との偽装結婚に戸籍を貸したことを思い出す。
組に挨拶にいって、身元引受人として警察に遺体を引き取りにいくように言われ、経費を包まれて、組の若いものを付き添いに、顔もしらない女房の身柄を引き取りにいく主人公。はじめはただ、面倒に巻き込まれたと思っているだけだったが、会ったこともない女の写真を見、手紙を読んでいるうちに、急にたまらなくやるせない思いに襲われて……
ほかにも好きな作品がいくつもあります。情感たっぷりの短編がぎゅっと詰め込まれた、素敵な一冊でした。
短編集。
表題作『鉄道員』は、映画にもなったすごく有名な作品ですが、わたしはどちらかというと、『ラブ・レター』が好きだったなあ。
やくざではないのだけれど、組から仕事をもらって半端仕事をくりかえしてきた主人公。裏ビデオの店長をしていて捕まり、十日ほどの拘留から釈放になったその日、刑事から、「お前のかみさん、死んだぞ」と告げられる。意味が分からずに首を傾げる主人公は、しばらく考え込んで、ようやく自分が中国人女性との偽装結婚に戸籍を貸したことを思い出す。
組に挨拶にいって、身元引受人として警察に遺体を引き取りにいくように言われ、経費を包まれて、組の若いものを付き添いに、顔もしらない女房の身柄を引き取りにいく主人公。はじめはただ、面倒に巻き込まれたと思っているだけだったが、会ったこともない女の写真を見、手紙を読んでいるうちに、急にたまらなくやるせない思いに襲われて……
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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