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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 読了。出たときに買ったのに、そのまま積んでました……!

 救急車のサイレンを訊くと、幼い日に母が言った言葉を思い出す、「どこかでね、誰かが、痛い痛い、って泣いてるんだよ」……
 困っている人を見ると、なんとか助けてあげたくて仕方ないという、人のいい性格が災いして、望まない訪問カウンセラー『のようなこと』を副業としている主人公は、かつて憧れていた近所のお姉さんに頼まれて、引きこもりになってしまったという彼女の息子に話を聞きに行く。
 けれどいざ口を利いてみるとひきこもりの青年は、奇妙な物語を語りだして……。

 伊坂さんらしいシュールレアリズム全開の、現実と幻覚と超常現象の境目が溶け出すような、幻惑的な作品でした。
 ひねりも聞いていて、面白かったのは間違いないのですが、わたしはどちらかというと、伊坂さんの作品の中ではこの類のものは苦手で、もうちょっと現実寄りの筋道立ったストーリーの方が好みだったりします。『オーデュボンの祈り』や『あるキング』、『グラスホッパー』あたりがお好きな方はいいかも?

 比較的好みではない、と言ってみても、伊坂さんにしては……ということです。好きな作品がたくさんある作家さんなので、ついつい視線が厳しめというか、好き勝手なことを言っていますが、登場人物に不思議な魅力があるのも、予想できない展開が待っているのも、次のページをついついめくらずにはいられないパワーも、しっかり健在で、楽しんで読んだことには間違いありません。

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