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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 読了。

 めあてはブラウニングの詩、『春の朝』だったのだけれども、他にもボードレールやユーゴー、ダンテ等々、色んな詩の翻訳が集められています。

 訳がものすごく素敵。
 昭和二十七年初刷とのことだけあって、さすがに文体はふるく、一読では意味がつかめない箇所もしばしばありますが、とにかく言葉が美しい……!
 旧仮名づかいだから、すらすらとは読めないんだけども、美文萌えの傾向のある人間にはかなり嬉しい一冊。え? 読んでも意味の分からない部分? いったん通読して、特に気に入った詩だけもう少し詳しく調べたらいいんじゃないかな!(←いいかげんな読書姿勢)

 この詩集でブラウニングの詩を読むと、この間読んだ新訳とまったく印象が違うから驚きです。やっぱり訳の違いって大きいなあ。

 五七調で訳してあるものとそうでないものがあるなあと思ったら、筆者の前書きに、「高踏派の壮麗体を訳すに当りて、多く所謂七五調を基としたる詩形を用ゐ、象徴派の幽婉体を翻するに多少の変格を敢てしたるは、その各の原調に適合せしめむが為なり。」と触れてあって、すごーく文章に気を遣った時代なんだなあと改めて脱帽。

 ちょっとだけ引用します。ボードレールの『薄暮くれがたの曲』という詩の冒頭より。



 時こそ今は水枝みづえさす、こぬれに花のふるふころ、
 花は薫じて追い風に、不断の香の炉に似たり。
 匂も音も夕空に、とうとうたらり、とうたらり、
 ワルツの舞の哀れさよ、疲れみたる眩暈くるめきよ。




 かなりシアワセなひとときでした。

 ところで、自分の言葉への感性を磨くためにとかいう理由で詩を読み始めたんじゃなかったっけ。もう完全に趣味に走っていて、あきらかに自分の小説に活かせる領分じゃないと思うんですが。……まあいいか、読んでて楽しいのが一番だよね。(目を逸らしながら)

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