小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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読了。
探偵役である主人公は、本業は占星術師の青年。
小説の舞台より四十年も昔、昭和十一年の話。ある芸術家が、自分の娘たちを題材に、その身体の一部を切り離し、繋ぎ合わせて完璧な女性を作り上げようと、恐ろしい殺人を計画した。けれど芸術家は何ものかに殺され、ついで、娘たちも次々に殺されていく。
報道でもおおきく取り上げられ、全国の素人探偵たちを騒がせた挙げ句とうとうお蔵入りしていたその事件の真相を、今になって、明かして欲しいという女性が、主人公の下に、ある関係者の手記を持ち込んで……。
本格推理ものへの苦手意識から、逃げ続けていた島田荘司さん。
……や、昔からほんとに本格が苦手なんです。資質がないんです。記憶力と情報の整理能力と根気がないのがいけないんですが。
ファンの方にあまりに申し訳ないので名前は伏せますが、すごーく有名な某本格推理小説を、最初から最後まで一度も面白いと感じられないまま読み終えたほどのダメぶりです。
……そう正直に言ったら、母にも白い目で見られました。に、人間には向き不向きがあると思うんだ。
うちの母は本格が好きなんです。あとホラーも好きなんだ。娘が怖くて読めないようなのを、ときどき嬉々として読んでます。どうしてその嗜好をうまいこと娘に遺伝させてくれなかったの。(無茶いうな)
でも前に、片桐さまがブログで島田荘司ファンだと書いておられたのと(※ごめんなさい無断でお名前を出しました……ご迷惑だったら消します!)、それを拝見したほぼ直後に、偶然リア友から強く勧められたのとで、「これは苦手とか言ってないで、ちゃんと読もう」と一念発起して買いまして。……で、しばらくそのまま苦手意識から積んでました。私ってやつは……
さておき。ページを開くと、冒頭からあらまあ、人名や記号は大量にどかっと出てくる、複雑な事件が提示される、見取り図や系図が出てくる、小道具に状況にアリバイがどんどん説明されて、探偵役とワトソン役が推理を始める。もう「ぎゃあああ!」ですよ。汗たらーりです。
御手洗氏や石岡氏が推理を提示するたびに「え、あ、そう……なのかな? そういうもの?」「……っていうか、それ誰だったっけ」となる、まるでついていけてない私。頭が追いつかないんです。「お、覚えないとだめかな」「こ……これ、理解しないと先に進めないのかな」みたいなテンション。
でも、よくないんです、そういうのって。いや、推理せずに推理小説を読むことがじゃなくて、へんな苦手意識から、わざわざ壁を築いて読まないジャンルをつくって、傑作を読みのがすのが、ホントに勿体無い。そういうことを、最近骨身に沁みて感じているので、これは最後まで意地でも読もうと思って。
と、ここまでネガティブな感想をつらつら書いたら、さも楽しめなかったんだろうなと思われるでしょうか。
面白かったです。
面白かったです!!(大事なことなので二回言いました)
正直、最初のほうは本気でつらくて、一度はそっと積み本の山に戻しかけたんですが、本の真ん中より少し手前くらいかな、実際に場面が動き始めてからは、いやあ、面白かった! 謎だけじゃなくて、色々と楽しめました。登場人物にも独特の魅力があるし、京都の風情もいいし、人間(事件に関わった人物の説明じゃなくて、実際に動いて喋っている)が出てきたら、一気に面白くなりまして、後半は夢中で読みました。
最後、動機が切ない……!
やっぱり食わず嫌いはよくないです。また読もうっと。
大量の固有名詞と闘う気力が充電できたら、『斜め屋敷の犯罪』に進みたいと思います。(←すでに買って机に積んでいる)
探偵役である主人公は、本業は占星術師の青年。
小説の舞台より四十年も昔、昭和十一年の話。ある芸術家が、自分の娘たちを題材に、その身体の一部を切り離し、繋ぎ合わせて完璧な女性を作り上げようと、恐ろしい殺人を計画した。けれど芸術家は何ものかに殺され、ついで、娘たちも次々に殺されていく。
報道でもおおきく取り上げられ、全国の素人探偵たちを騒がせた挙げ句とうとうお蔵入りしていたその事件の真相を、今になって、明かして欲しいという女性が、主人公の下に、ある関係者の手記を持ち込んで……。
本格推理ものへの苦手意識から、逃げ続けていた島田荘司さん。
……や、昔からほんとに本格が苦手なんです。資質がないんです。記憶力と情報の整理能力と根気がないのがいけないんですが。
ファンの方にあまりに申し訳ないので名前は伏せますが、すごーく有名な某本格推理小説を、最初から最後まで一度も面白いと感じられないまま読み終えたほどのダメぶりです。
……そう正直に言ったら、母にも白い目で見られました。に、人間には向き不向きがあると思うんだ。
うちの母は本格が好きなんです。あとホラーも好きなんだ。娘が怖くて読めないようなのを、ときどき嬉々として読んでます。どうしてその嗜好をうまいこと娘に遺伝させてくれなかったの。(無茶いうな)
でも前に、片桐さまがブログで島田荘司ファンだと書いておられたのと(※ごめんなさい無断でお名前を出しました……ご迷惑だったら消します!)、それを拝見したほぼ直後に、偶然リア友から強く勧められたのとで、「これは苦手とか言ってないで、ちゃんと読もう」と一念発起して買いまして。……で、しばらくそのまま苦手意識から積んでました。私ってやつは……
さておき。ページを開くと、冒頭からあらまあ、人名や記号は大量にどかっと出てくる、複雑な事件が提示される、見取り図や系図が出てくる、小道具に状況にアリバイがどんどん説明されて、探偵役とワトソン役が推理を始める。もう「ぎゃあああ!」ですよ。汗たらーりです。
御手洗氏や石岡氏が推理を提示するたびに「え、あ、そう……なのかな? そういうもの?」「……っていうか、それ誰だったっけ」となる、まるでついていけてない私。頭が追いつかないんです。「お、覚えないとだめかな」「こ……これ、理解しないと先に進めないのかな」みたいなテンション。
でも、よくないんです、そういうのって。いや、推理せずに推理小説を読むことがじゃなくて、へんな苦手意識から、わざわざ壁を築いて読まないジャンルをつくって、傑作を読みのがすのが、ホントに勿体無い。そういうことを、最近骨身に沁みて感じているので、これは最後まで意地でも読もうと思って。
と、ここまでネガティブな感想をつらつら書いたら、さも楽しめなかったんだろうなと思われるでしょうか。
面白かったです。
面白かったです!!(大事なことなので二回言いました)
正直、最初のほうは本気でつらくて、一度はそっと積み本の山に戻しかけたんですが、本の真ん中より少し手前くらいかな、実際に場面が動き始めてからは、いやあ、面白かった! 謎だけじゃなくて、色々と楽しめました。登場人物にも独特の魅力があるし、京都の風情もいいし、人間(事件に関わった人物の説明じゃなくて、実際に動いて喋っている)が出てきたら、一気に面白くなりまして、後半は夢中で読みました。
最後、動機が切ない……!
やっぱり食わず嫌いはよくないです。また読もうっと。
大量の固有名詞と闘う気力が充電できたら、『斜め屋敷の犯罪』に進みたいと思います。(←すでに買って机に積んでいる)
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No title
占星術は、たしかに最初は辛いですけど、最後になると一気に面白くなりますよね。
そして、トリックも凄まじい。
頭の中どうなっているのかなあって、島田荘司さんに関しては特に強く思います。
斜め屋敷も、驚愕トリックですよw
そして、トリックも凄まじい。
頭の中どうなっているのかなあって、島田荘司さんに関しては特に強く思います。
斜め屋敷も、驚愕トリックですよw
No title
わあ、島田荘司さんの名前が出るとは思わなかったw。
いやあ確かに占星術は冒頭からしばらく辛いですよね。大丈夫、HALさんだけでなく、僕もそうですw。
本格ミステリ作品って確かに辛い部分もあるんですけど、そこを過ぎた先に色んな謎や伏線が一気に一本の線で結ばれるカタルシスがありますよね。それが好きで読んでるのかもしれません。
斜め屋敷、はリーダビリティもかなりあると思うので、そんなに肩を張らずに読めると思いますよ。そして、その次の作品、異邦の騎士、はそれまでの本格とはまた一味もふた味も違う魅力に溢れた作品になっています。きっと、御手洗という探偵が好きになることうけあい!(ほんとかよw)
さてさて、HALさんの明日が良い日でありますように。では。
いやあ確かに占星術は冒頭からしばらく辛いですよね。大丈夫、HALさんだけでなく、僕もそうですw。
本格ミステリ作品って確かに辛い部分もあるんですけど、そこを過ぎた先に色んな謎や伏線が一気に一本の線で結ばれるカタルシスがありますよね。それが好きで読んでるのかもしれません。
斜め屋敷、はリーダビリティもかなりあると思うので、そんなに肩を張らずに読めると思いますよ。そして、その次の作品、異邦の騎士、はそれまでの本格とはまた一味もふた味も違う魅力に溢れた作品になっています。きっと、御手洗という探偵が好きになることうけあい!(ほんとかよw)
さてさて、HALさんの明日が良い日でありますように。では。
プロフィール
HN:
朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
朝陽遥(アサヒ ハルカ)またはHAL.Aの名義であちこち出没します。お気軽にかまってやっていただけるとうれしいです。詳しくはこちらから
拍手コメントをいただいた場合は、お名前をださずにブログ記事内で返信させていただいております。もしも返信がご迷惑になる場合は、お手数ですがコメント中に一言書き添えていただければ幸いです。
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