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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 上下巻読了。

 幼少時に負った心の傷から精神を病み、精神の中に「山」を抱える青年。三年ごとの周期でやってくる「明るい山」と「暗い山」、彼の頭の中で話しかけてくるもう一人の人格「マークス」。暗い山の周期には、ひどい健忘を抱えて昨日の自分の行動も思い出せず、ただ陰鬱に沈み込み、明るい山のときには世界が明るく輝いて見える……。
 そんな青年が起こす連続殺人事件を、警視庁第一課の刑事・合田が追う。しかし事件を追いかけるうちに、“上”からの、正体の知れない圧力がかかりはじめた。捜査に横槍が入り、捜査員が暴漢に襲われ……。誰か、この件を調べられるとまずい人間がいる、それも警視庁や法務省の上の方に――

 前半のしばらくは、ちょっと読むのが苦痛でした。なにがって、展開が退屈なわけじゃなくて、引き込みは強いんですけど、登場人物とか固有名詞が多くてさっぱり覚えきれないのが。
 ……記憶力、ぜんぜんないんです。こんな調子だから本格推理が苦手なんですよね……お恥ずかしい。

 ということで、前半は辛かったんですが、友だちが「高村薫ならこの本を読め」って強く勧めてくれたので、最後まで頑張って読んだら絶対に面白いはず……と、何度も行きつ戻りつしながら読みきりました。おかげでたった文庫本二冊なのに、通常の倍くらい時間がかかってしまった……!
 けれど頑張った甲斐あって、後半すごく面白かったです。途中からはすっかり熱中して読んでました。
 功名心にはやる刑事たちの熾烈な競争と捜査への情熱、刑事という生き方への疑問と、事件に望む現場の人間としての誇り。犯人の青年の残虐さと、狂気の合間にのぞく意外な顔。人の弱さ、哀しさ……

 これ、シリーズが続いていることに、読み終えてから気付きました。『照柿』『レディ・ジョーカー』『太陽を曳く馬』と、同じ合田刑事のシリーズなんですね……ごくり。
 最近、机の上の積み本がえらいことになってきていたり。
 正直、読みたい。
 しかし、机の上の読む予定の本ばかりか、読みたい本の脳内リストがえらいことになってきている。
 ……うん、とりあえず、少し積み本が減ってからかな。そ、そんなこと言っといて気付いたら買っちゃってるフラグとかじゃないですよ? ……たぶん。

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No title
高村薫氏だったら「リヴィエラを撃て」も面白いですよ?。
外国人がぞろぞろ出てくるので名前を覚えるのがたいへんですが。

わたしのフェイバリットは、改稿前の「わが手に拳銃(ガン)を」ですね。主役の犯罪者が、すごく魅力的です。このころの高村氏は、なにを読んでも面白かったなあ。読んだ後でものすごく疲れるけど(爆)。
Posted by ポール・ブリッツ URL 2009.10.19 Mon 19:32 編集
ポール・ブリッツ様へ
 ありがとうございます! リヴィエラは未読ですー。うう、読みたい本のリストがえらいことになってきたなあ……。

>読んだあとでものすごく疲れる
 わかります、私も李謳のあと二冊目ですけど、どっちもすごく面白かったけど、読み終わったらおなか一杯な気分になりました(笑)
 そういえば、『マークスの山』を勧めてくれた友達も、似たようなことを言ってました。濃密すぎるんでしょうねー。
 またおなか減ってきた頃を見計らって、『リヴィエラを撃て』に進んでみます。
Posted by HAL.A URL 2009.10.19 Mon 21:18 編集
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