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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 この不況の時代を映して、最近よく読まれているというアレです。
 私、変な方向にひねくれておりまして、流行に乗るとか、広告戦略にのせられるとか、そういうことに漠然と抵抗があるのです。(なんとなく嫌なだけで、確固としたポリシーではないです。)
 それで、新刊でも受賞直後でもない本が、どこの本屋さんにいっても平積みしてあると、かえって「読むまいかな……」と思ってしまうという。

 しかし「そんな意地でせっかくの良著を読み逃すのはどうよ」とも思うのであります。というかむしろそっちが正解ですよね。だって、いい本だから読まれてるんですもんね。
 ただ読む本を選ぶだけのことに、いちいちそんなジレンマと戦いながら手にとるのでした。めんどくさい女だな!
 そもそも『蟹工船』は、昨今のブームとは関係なく長年読み継がれてきてる文学なんだから、何も気にせず読めばいいんだよ……。

 ともあれ読了。
『蟹工船』の方は、オホーツク海で蟹漁をしながら、獲れた蟹を缶詰に加工する工場船の話。
 ろくな食事ももらえず、水浴びもほとんどできず、夜は寒い船室にぎゅうぎゅうづめにされ、病気になっても放っておかれ、死んだ仲間の葬儀もまともに行われず……。
 命の危険を感じるような過酷な環境で日々搾取される労働者たちと、かれらを使い捨てて身を肥らせ続ける資本家たちとの対立の構図。労働革命、労働者の組織化の原点になる部分を描いた作品。
『党生活者』は、やはり低賃金で過酷な労働を強いられている労働者たちに革命を促すための運動を続ける共産党員と、彼らをアカとして取り締まろうとする警察や、うまく大衆を押さえ込んで安い労働力を確保したい資本家との対決の物語。

 プロレタリア文学。Wikipedia先生によると「社会主義、共産主義的な革命的立場から描いた文学」だそうです。
 お恥ずかしながら文学史についてはぜんぜん詳しくないんですが、当時は相当な弾圧があったそうですね。小林多喜二は次々と作品を発表したものの、左翼とみなされて投獄され、二十九歳の若さで獄死したとのこと。
 言論の自由も保障されない時代は、私たちには遠い昔のことのような感触ですが、思えばそれからまだ八十年もたたないんだなあ。うちの祖母が八十代半ばであることを考えれば、そんなに昔のことじゃない気がしてきます。

 私らの老後には、今からは予想もつかない世の中になってたりするんでしょうかね。単純に未来が良い方に変わるとは、なかなか信じにくいご時勢ですが、せっかくなら、SF小説な世界が実現してれば楽しいのになあ。
 あと、どうせなら時短が進んで、法定労働時間が週休三日の一日六時間くらいになってるといいですね。(どんだけやる気がないんだよ……)
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 ここ数日、また過去作に数件拍手をいただいていたようで、感激であります。
 ありがとうございます、拍手のお方。ありがとう、拍手システム。おかげでシアワセです(じーん)

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