小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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読了。
うわあ、これはいい。働く女性にはぜひ読んでほしい。
主人公の女性は三十七歳、未婚、入社十四年と十ヶ月、一流企業の企画部で、肩書きは課長、年収一千万円クラスの本物のキャリアウーマン。仕事はできる、代わりに職場では煙たがられている。ひとりぼっちのランチタイムにはもう慣れた。必死にとんがりながら、オフィスに渦巻く悪意や嫉妬と必死に闘い続けるワーキングガール。
バリバリ働きながら人当たりもいい完璧なカッコイイ女、でもないし、ただの嫌なお局様、でもない。会社で口にしない弱音もたくさんある。でも最後のところでくじけない。闘う。
仕事は好きだけど冴えないヒラな私にも「あるある!!」と思えるようなところもばっちりあって、しっかり共感できるんですよね。アオリの「全国のOLから共感の声」「慢性的な精神疲労に、よく効きます」が納得。
痛快! なんだけど、ただの快進撃じゃない。大好き。
……職場の偉い人(女性)が貸してくださったんですけど、買いたくなってきました……どうしよう。これはまた読みたくなるなあ。買っておくか。読みたくなったときに買うか。うーん。
<ここからだらだら日記>
うちの職場は、現代社会一般の中では、女性蔑視の風潮はかなり少ない方です。が、少ない=ゼロではない。「女性は出世できない」というほどではないけれど、ある程度以上の役職の方はほとんど男性です。これはまあ、男女差別の問題だけではなくて、五十?六十代の女性は職場内にそもそも数が少ないというのもありますが。
自分自身は出世したくない派なんで、それはいいんですけど。下っ端の仕事を一生懸命やりたい。部下をまとめる器量とかもないですし。大きな責任を背負うのが嫌な、今どきの若者です。……若者ですから! (大事なことなので二回言いました)
さておき、この本を貸してくれた方は、いま在籍している女性陣の中では一番の出世頭です。
個人的にすっごく尊敬しています。出世しておられるから、ではありません。出世しておられるのに、気さくで肩肘張ったところがなく、部下の話をよく聞いてくださり、仕事が誠実で丁寧だからです。
男女雇用機会均等法の成立以降、男女比が同じくらいになるように、女性の登用が盛んだった時期があります。そういう時期に働き盛りだった女性には、男性陣に舐められまいと仕事に情熱を注ぐあまり、肩肘張ってとんがった方も多いものですけれど(そうした人々が必ずしも嫌な女だとも思いませんけど、それはさておき)、この方にはぜんぜんそんなところがないんですよね。いつも優しいんです。おっとりしていて、気配りが細やか。
じゃあ、仕事ができない人なのかというと、そんなことはない。ぱっと目に見える派手な有能さではないんですが、よく見ていると、非常に仕事が早く丁寧で、色々なことに濃やかな心配りをされている。
でもそれが、わかりにくいんでしょうか。今の職場で、男性陣の数名が、本人がおられないところでぶうぶう言うんですよね。「あの人は分かってない、あんなやり方じゃだめだ」という感じ。
最初はびっくりして、ホントにそうなんだろうかと思って、仕事の合間に気にしていたんですけど、見る限りぜんぜんそんなことはない。
もちろん、仕事は気配りさえできればいいっていうもんじゃないです。偉い人だし、リーダーシップとか決断力とか先を見通す広い視野とか、その他色々必要だと思うんですけど、そうした部分についても、他の管理職の方々に比べて、それほど大きな遜色があるようには見えないんですよね。
もっとも私は、その方と別の職場でも一緒に仕事をしたことがあって、そのときに気持ちよく働かせていただいたので、贔屓目のようなものがあるかもしれないんですけど。それに、私の頭ではおいつかないような、男性陣の仕事に対する信念というか理屈があって、その基準で言うと本当に「だめ」なのかもしれないし。
けど、もしかして、ひょっとしたら、これが男性だったら、こんな不満は出てこないんじゃないかなあ……。
ぽつりと思って、口には出さないその思いが、胸の端っこのところにひっかかっています。
その男性陣の心の中の、表には出さないところ、ひょっとしたら自分でも自覚していない部分に、女性の下で働かないといけないことに対する微妙な鬱屈があって、見えないところでそれが色眼鏡になって、上司への評価を邪魔してるんじゃないかなあ。
邪推かもしれません。
まあ、正直私も、人のことを責めれた立場じゃないんですけど。
たとえば「仕事がさばけない上に人に押し付けて、押し付けた相手がものすごい大変そうにしているのに、自分は残業せずにさっさと帰る」ような人がいるとき。(家庭の事情とかで、すまなさそうにしながら帰る人とかは別ですけどね)
その相手が女性なら、内心の愚痴は「あーもう、迷惑だなあ」くらいで終わりだけど、男性だったら「ふざけんな、誰のせいでこっちが残業してんだ、さっさと辞めろボケ!」くらいはこっそり思ってます。それは女尊男卑だよ!
ごまかしなく言えば、心のどこかでたぶん「野郎はきりきり働け!」と思ってます。ホントはそうじゃないんだよ。頭じゃちゃんと分かってる。男だからって、誰も身を削って働く必要なんかないんです。男女の区別なく、誰でも仕事は責任もって丁寧にやってほしいけど、家庭と両立して欲しいし、体や心を壊すまで残業しないで欲しい。それが理想。
でも現実に、仕事量がまるで追いついてなくて、一部の人は過大な残業をこなしていて、なのに一方では、勤務中もしょっちゅう休憩に立ち、終業になったらさっさと帰り、それで悪びれない人もいる。下手をすると他の人が残業していることにも、気付いていない。その不公平感の方が(つまり感情の方が)、理想論より先に立つんですね。
そういう人だって、話してみれば必ずしも嫌な人ではない。「仕事はできないけどいい人」は、嫌いではないけど、一緒に仕事はしたくない。少なくとも忙しい部署では。そこが私の悪いクセ、心が狭いというか、底の浅いところ。
「仕事はできないけど、面白い人」とかが、職場で実は役に立っていることだってあるんですし。限られた場面で威力を発揮する得意技があるとか(仕事は雑だけどトラブル処理は上手、とか)、場を和ませることができるとか。場が和むってすごく大事なことで、それがあるのとないのとでは、働くストレスが全然違うし。
だからもっとおおらかな、ゆるーい視点でものごとを見たいなあと、常々思ってはいるんです。自分もそこそこ暇なときはそれができるんですけど、忙しくなると自分のことでいっぱいいっぱいになるから、他人を見る目も冷たくなりがちというか。心がすさむというか。
たとえば仕事のできない社員をいっぱいおいててもたっぷり余裕があるような、そんな会社だらけの社会だったらいいのに。仕事のできない人が部署に何人も混ざってても、残りの人が残業に追われずに、ゆったり切り回せる会社。
誰だって、自分が大変なのに横でさぼってる人がいると腹が立つけど、自分もそこそこ余力があるなら、苦笑しながらわりと仲良くやれると思うんだ。……こんな不況の中で、なんてファンタジー。
実際には、余力があっていらない暇が出来たら、そのぶん人間関係のイザコザが増えたりするかもしれないんですけど。その辺、どうなんだろうなー。不景気になってからしか働いたことがないからわかりません。
うわあ、これはいい。働く女性にはぜひ読んでほしい。
主人公の女性は三十七歳、未婚、入社十四年と十ヶ月、一流企業の企画部で、肩書きは課長、年収一千万円クラスの本物のキャリアウーマン。仕事はできる、代わりに職場では煙たがられている。ひとりぼっちのランチタイムにはもう慣れた。必死にとんがりながら、オフィスに渦巻く悪意や嫉妬と必死に闘い続けるワーキングガール。
バリバリ働きながら人当たりもいい完璧なカッコイイ女、でもないし、ただの嫌なお局様、でもない。会社で口にしない弱音もたくさんある。でも最後のところでくじけない。闘う。
仕事は好きだけど冴えないヒラな私にも「あるある!!」と思えるようなところもばっちりあって、しっかり共感できるんですよね。アオリの「全国のOLから共感の声」「慢性的な精神疲労に、よく効きます」が納得。
痛快! なんだけど、ただの快進撃じゃない。大好き。
……職場の偉い人(女性)が貸してくださったんですけど、買いたくなってきました……どうしよう。これはまた読みたくなるなあ。買っておくか。読みたくなったときに買うか。うーん。
<ここからだらだら日記>
うちの職場は、現代社会一般の中では、女性蔑視の風潮はかなり少ない方です。が、少ない=ゼロではない。「女性は出世できない」というほどではないけれど、ある程度以上の役職の方はほとんど男性です。これはまあ、男女差別の問題だけではなくて、五十?六十代の女性は職場内にそもそも数が少ないというのもありますが。
自分自身は出世したくない派なんで、それはいいんですけど。下っ端の仕事を一生懸命やりたい。部下をまとめる器量とかもないですし。大きな責任を背負うのが嫌な、今どきの若者です。……若者ですから! (大事なことなので二回言いました)
さておき、この本を貸してくれた方は、いま在籍している女性陣の中では一番の出世頭です。
個人的にすっごく尊敬しています。出世しておられるから、ではありません。出世しておられるのに、気さくで肩肘張ったところがなく、部下の話をよく聞いてくださり、仕事が誠実で丁寧だからです。
男女雇用機会均等法の成立以降、男女比が同じくらいになるように、女性の登用が盛んだった時期があります。そういう時期に働き盛りだった女性には、男性陣に舐められまいと仕事に情熱を注ぐあまり、肩肘張ってとんがった方も多いものですけれど(そうした人々が必ずしも嫌な女だとも思いませんけど、それはさておき)、この方にはぜんぜんそんなところがないんですよね。いつも優しいんです。おっとりしていて、気配りが細やか。
じゃあ、仕事ができない人なのかというと、そんなことはない。ぱっと目に見える派手な有能さではないんですが、よく見ていると、非常に仕事が早く丁寧で、色々なことに濃やかな心配りをされている。
でもそれが、わかりにくいんでしょうか。今の職場で、男性陣の数名が、本人がおられないところでぶうぶう言うんですよね。「あの人は分かってない、あんなやり方じゃだめだ」という感じ。
最初はびっくりして、ホントにそうなんだろうかと思って、仕事の合間に気にしていたんですけど、見る限りぜんぜんそんなことはない。
もちろん、仕事は気配りさえできればいいっていうもんじゃないです。偉い人だし、リーダーシップとか決断力とか先を見通す広い視野とか、その他色々必要だと思うんですけど、そうした部分についても、他の管理職の方々に比べて、それほど大きな遜色があるようには見えないんですよね。
もっとも私は、その方と別の職場でも一緒に仕事をしたことがあって、そのときに気持ちよく働かせていただいたので、贔屓目のようなものがあるかもしれないんですけど。それに、私の頭ではおいつかないような、男性陣の仕事に対する信念というか理屈があって、その基準で言うと本当に「だめ」なのかもしれないし。
けど、もしかして、ひょっとしたら、これが男性だったら、こんな不満は出てこないんじゃないかなあ……。
ぽつりと思って、口には出さないその思いが、胸の端っこのところにひっかかっています。
その男性陣の心の中の、表には出さないところ、ひょっとしたら自分でも自覚していない部分に、女性の下で働かないといけないことに対する微妙な鬱屈があって、見えないところでそれが色眼鏡になって、上司への評価を邪魔してるんじゃないかなあ。
邪推かもしれません。
まあ、正直私も、人のことを責めれた立場じゃないんですけど。
たとえば「仕事がさばけない上に人に押し付けて、押し付けた相手がものすごい大変そうにしているのに、自分は残業せずにさっさと帰る」ような人がいるとき。(家庭の事情とかで、すまなさそうにしながら帰る人とかは別ですけどね)
その相手が女性なら、内心の愚痴は「あーもう、迷惑だなあ」くらいで終わりだけど、男性だったら「ふざけんな、誰のせいでこっちが残業してんだ、さっさと辞めろボケ!」くらいはこっそり思ってます。それは女尊男卑だよ!
ごまかしなく言えば、心のどこかでたぶん「野郎はきりきり働け!」と思ってます。ホントはそうじゃないんだよ。頭じゃちゃんと分かってる。男だからって、誰も身を削って働く必要なんかないんです。男女の区別なく、誰でも仕事は責任もって丁寧にやってほしいけど、家庭と両立して欲しいし、体や心を壊すまで残業しないで欲しい。それが理想。
でも現実に、仕事量がまるで追いついてなくて、一部の人は過大な残業をこなしていて、なのに一方では、勤務中もしょっちゅう休憩に立ち、終業になったらさっさと帰り、それで悪びれない人もいる。下手をすると他の人が残業していることにも、気付いていない。その不公平感の方が(つまり感情の方が)、理想論より先に立つんですね。
そういう人だって、話してみれば必ずしも嫌な人ではない。「仕事はできないけどいい人」は、嫌いではないけど、一緒に仕事はしたくない。少なくとも忙しい部署では。そこが私の悪いクセ、心が狭いというか、底の浅いところ。
「仕事はできないけど、面白い人」とかが、職場で実は役に立っていることだってあるんですし。限られた場面で威力を発揮する得意技があるとか(仕事は雑だけどトラブル処理は上手、とか)、場を和ませることができるとか。場が和むってすごく大事なことで、それがあるのとないのとでは、働くストレスが全然違うし。
だからもっとおおらかな、ゆるーい視点でものごとを見たいなあと、常々思ってはいるんです。自分もそこそこ暇なときはそれができるんですけど、忙しくなると自分のことでいっぱいいっぱいになるから、他人を見る目も冷たくなりがちというか。心がすさむというか。
たとえば仕事のできない社員をいっぱいおいててもたっぷり余裕があるような、そんな会社だらけの社会だったらいいのに。仕事のできない人が部署に何人も混ざってても、残りの人が残業に追われずに、ゆったり切り回せる会社。
誰だって、自分が大変なのに横でさぼってる人がいると腹が立つけど、自分もそこそこ余力があるなら、苦笑しながらわりと仲良くやれると思うんだ。……こんな不況の中で、なんてファンタジー。
実際には、余力があっていらない暇が出来たら、そのぶん人間関係のイザコザが増えたりするかもしれないんですけど。その辺、どうなんだろうなー。不景気になってからしか働いたことがないからわかりません。
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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非公開
自己紹介:
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