小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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読了。
家族が一人、また一人と先立っていく。大切な人があっけなく命を落とし、自分は取り残される。その死とまともに向き合うことも辛くて、夜毎に押し寄せる喪失の痛みをやり過ごし、いつか苦しみが通りすぎて過去になる日がくるのを、じっと待っている――。
いずれも愛する人を亡くした女性を主人公に据えた、短編が三本。
喪失の痛みにひたすら耐えながら、耐え続けた途方もない時間の先に、それでもいつか訪れる幸福を、確かに求めている自分に気付く。
……うーん、私が要約すると安っぽいですね。つくづく作品紹介の才能ないなあ。
主人公の周りの、ちょっとクセがあってヘンテコで、でもすごく優しい人たちが、いいなあー。優しさや善意をストレートに書ける作家さんて、なんかいいなあと思います。
今気付いたんですけど、これ、吉本さんのデビュー作なんですね。そのせいかどうか、やや文章がぎこちないというか、ところどころ読んですっと意味をつかめないような感じがあって、ちょうど読んでいる自分自身が疲れ目気味なのもあり、最初は「うっ……」と思ったんですけど、そんなこんなはさておき、読みづらさをおして読んでよかったかな。
表題作『キッチン』の冒頭がいきなり「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。」で始まる。料理好きの女性なのかな? と思いきや(実際にのちに料理に目覚めるんだけど)、台所という場所そのものに思い入れがあるらしく、次々に家族を失い続けてとうとう一人になったあと、台所に毛布を持ち込んで眠るようになり、いつか死ぬときが来たら「その場所が台所なら、いいな」と思う。
主題とは逸れるけど、そういう細々とした描写がなんか好きだなあ。ガラスのコップに注いだ緑茶が、陽に透けて床に黄緑色の影を落とすくだりとか。
家族が一人、また一人と先立っていく。大切な人があっけなく命を落とし、自分は取り残される。その死とまともに向き合うことも辛くて、夜毎に押し寄せる喪失の痛みをやり過ごし、いつか苦しみが通りすぎて過去になる日がくるのを、じっと待っている――。
いずれも愛する人を亡くした女性を主人公に据えた、短編が三本。
喪失の痛みにひたすら耐えながら、耐え続けた途方もない時間の先に、それでもいつか訪れる幸福を、確かに求めている自分に気付く。
……うーん、私が要約すると安っぽいですね。つくづく作品紹介の才能ないなあ。
主人公の周りの、ちょっとクセがあってヘンテコで、でもすごく優しい人たちが、いいなあー。優しさや善意をストレートに書ける作家さんて、なんかいいなあと思います。
今気付いたんですけど、これ、吉本さんのデビュー作なんですね。そのせいかどうか、やや文章がぎこちないというか、ところどころ読んですっと意味をつかめないような感じがあって、ちょうど読んでいる自分自身が疲れ目気味なのもあり、最初は「うっ……」と思ったんですけど、そんなこんなはさておき、読みづらさをおして読んでよかったかな。
表題作『キッチン』の冒頭がいきなり「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。」で始まる。料理好きの女性なのかな? と思いきや(実際にのちに料理に目覚めるんだけど)、台所という場所そのものに思い入れがあるらしく、次々に家族を失い続けてとうとう一人になったあと、台所に毛布を持ち込んで眠るようになり、いつか死ぬときが来たら「その場所が台所なら、いいな」と思う。
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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非公開
自己紹介:
朝陽遥(アサヒ ハルカ)またはHAL.Aの名義であちこち出没します。お気軽にかまってやっていただけるとうれしいです。詳しくはこちらから
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