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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 読了。

 念じれば、自分が思ったとおりのことを相手が口に出す、まるで『腹話術』のような能力が自分にあることに気付いた主人公・安藤。
 その頃、テレビでは野党の政治家・犬養が、どこか扇動的な断定口調で大衆の人気を集めているところだった。「私たちに政治を任せてくれれば、五年で景気を回復させてみせる。五年で、老後の生活も保障しよう」犬養は毅然とした態度で繰り返す。「五年だ。もしできなかったら、私の首をはねればいい」
 犬養は軸のぶれない一貫した態度で、国民の人気を集めていく。皆がどこか熱狂的な目でこの政治家を見つめる中、安藤はひとり、怖かった。大きな流れのようなもの、簡単に扇動され、統一させられる大衆の心理が。

 面白かった! 伊坂さんの本って、文章に引き込まれるようなものがあるというか、興味を引くような書き方なんですね。登場人物の印象付けも絶妙。読んでいて、本当に楽しいです。
 そして「ええ、終わり!? このあとどうなったの!?」みたいなところで終わってた……。『モダンタイムス』がこの話の五十年後にあたるそうです。文庫版『魔王』の中に『モダンタイムス』の宣伝帯・チラシが入ってた。
 まだハードカバーでしか出てません。ハードカバーの本は好きだけど、経済的理由とスペースの都合から、普段はできるだけ文庫本派。
 なのに衝動買いしました。商業戦略に乗せられまくりだよ!
 思えば就職する前から、欲しい本があると少ない小遣いの大半を突っ込んでいた。読みたいときに借りるんじゃなくて、持っていて、いつでも読み返せる状態にしたいんですよね。私の馬鹿! 節約しろ!

 途中、『死神の精度』の千葉が顔を出し、そっちを先に読んだ人にだけわかるような伏線になってました。伊坂さんファンはちょっとにやりとしてしまいます。

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