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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 読了。

 ミチオは小学四年生の夏休み、いじめにあって休んでいるクラスメイトのS君を訪ね、そこで彼の首吊り死体を目撃してしまう。慌てて学校に駆け戻って先生に知らせ、ひとまず帰宅したミチオの元を、刑事たちが訪れ、そこでミチオはS君の死体が現場からなくなっていることを知る。
 やがてミチオの部屋に姿を現した一匹の蜘蛛が、S君の声でしゃべりだした。「やあ、ミチオ君」――

 感想はシンプルに言えば二つ。すごい。そしてエグい。
 ミステリとして、すごいです。とても丁寧な構成、伏線。何転もする意外な展開。謎が明かされたときの驚きとカタルシス。
 しかし、ストーリーや描写がけっこうエグい。そして悲しい。正直、読んでいる間、かなり辛かった。うっかり感情移入しすぎました。
 ミステリ好きの人には「読んで損はない!」とプッシュしておきます。ですが、「虐待の話を読むだけで気分が悪くなる」「陰惨な話はちょっと……」みたいな方は、読まないほうがいいんではないかと思います。ミステリにはそういうものがつきものだと開き直って読めるなら、読んで損はなしです。

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無題
道尾さんは、近年一気に力をつけた人らしいです。といっても、初期から注目はされていたみたいですけど。シャドウという作品は、本格ミステリ大賞を受賞していますし。

でも、去年の道尾さんはやっぱすごいです。
このミステリーがすごい! のランキングでトップ10に二作もランクインしていますからね。
その二作がラットマン、カラスの親指です。
向日葵?と違い、どちらも人間ドラマを中心に描かれていますが、道尾さんの得意とする大逆転のオンパレードです。

どちらもすばらしい作品ですので、気が向いたら読んでみてください。
Posted by かなたん 2009.05.03 Sun 18:23 編集
かなた様へ
 今日、ラットマンを買ってきたところです。(積読が増えている……)

 正直に言うと、猟奇描写とかは平気なんですが、幽霊的な怖い系と、児童・動物虐待、近親相姦あたりが苦手なのです。でも『向日葵の咲かない夏』は(エグかったけど)すごく面白かったし、いちいちこだわってたらせっかくの良いミステリに出会えない……ということで、気合を入れて読んできます。

 そういえば職場の本好きの方が「でもハラハラするのは駄目! 無理!」と叫んでおられまして、「ハラハラしなくて面白い本って難しいなあ、もったいないなあ」と思ったのでした。自分も食わず嫌いしてないで、色々読もうっと。
Posted by HAL.A URL 2009.05.04 Mon 19:43 編集
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