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【61日目】ほんとうにこういう話を書いても大丈夫か、不安だった。だけど文書が公開されはじめて、これまで隠蔽されてた管理局の犯罪もどんどん報道されてる。もう秘密でもなんでもない。本当にこんなことってあるんだ。ほんの何日かで世界がまるきり変わるようなこと。 #妄想日記
— 朝陽遥 (@hal__a) 2015, 10月 15
【62日目】これまで書けなかったことを少しずつ書いていこうと思う。 日記を誰かに見られてるかもしれないって相談したとき、逆に利用できるかもって言い出したのは叔母さんだった。父さんは駄目だって言ったけど、わたしはやりたかった。怖かったけど、わたしだって、怒ってた。 #妄想日記
— 朝陽遥 (@hal__a) 2015, 10月 16
管理局のえらい人たちは、反社会的とかなんとか口実をつけて、どんどん人を殺してた。行政府に不利なことを言う人たちだけじゃなくて、重い障害のある人とか、年を取って体の利かない人とかも。食糧難を怖がってたんだって。間引きのつもりだったって。 #妄想日記
— 朝陽遥 (@hal__a) 2015, 10月 16
でも、それだけじゃなかったんじゃないのかな。あと百年もすれば人口は減るんだし、そんなこと彼らだって知ってたはず。最初は何がきっかけだったかわからないけど、自分たちのしたことを隠そうとして、気づいた人を殺しているうちに、歯止めが利かなくなってたんじゃないのかな。 #妄想日記
— 朝陽遥 (@hal__a) 2015, 10月 16
叔母さんも父さんも、クーデターを起こした人たちの、正式なメンバーじゃなかったけど、でも、彼らに情報を流してた。叔母さんは食糧局にいたから、何があってたか、早くから薄々気づいてたって。食糧局は農作物の肥料になる有機物も管理するから。 #妄想日記
— 朝陽遥 (@hal__a) 2015, 10月 16
【63日目】じつは少し前に、セータから誘われてた。外宇宙を目指す船の話。どうせこの狭いコロニーでゆっくり絶滅して行くんだったら、いっそ、遠くを目指そうっていう人たちのグループ。 #妄想日記
— 朝陽遥 (@hal__a) 2015, 10月 17
そんなの、どんなにうまくいったって、生きてるうちに人間の住める天体にたどり着く可能性なんかないのにね。そんなこと知ってるのに、それでもわたし、ちょっといいなって思った。セータと一緒なら寂しくないかもって。うるさいかもしれないけどね。 #妄想日記
— 朝陽遥 (@hal__a) 2015, 10月 17
セータには、そういう人たちの知り合いがいて、いつ当局に捕まるかわからない状況が続いてた。最初はそういうの、男の子の見栄で、おおげさに言ってるんだと思ってた。でも違った。セータの知り合いの人たちは、本気の計画を立ててた。 #妄想日記
— 朝陽遥 (@hal__a) 2015, 10月 17
セータは思いとどまってくれたけど、ヨリコはその船に乗って、行ってしまった。ヨリコのお父さんと一緒に。 #妄想日記
— 朝陽遥 (@hal__a) 2015, 10月 17
ちょっと前、小型宇宙艇が盗まれそうになったってニュース流れてたけど、あれほんとは小型船なんかじゃなくて、使われなくなってた外洋宇宙船で、未遂っていうのも嘘で、実際に逃げちゃったんだって。その船に、ヨリコも乗ってた。 #妄想日記
— 朝陽遥 (@hal__a) 2015, 10月 17
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