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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 今日はちょっと愚痴混じりの話題になりますので、できましたら適度にスルー推奨でお願いします。(なら書かなきゃいいのに)
 ちび猫の経過ですが、あまりよくないです。症状が少しずつ進んできて、日によっては咀嚼に苦労するようになり、量を食べられなくなってきたため、ふたたび胃ろうチューブ留置に戻りました。それを機に消炎剤の種類を変えたところ、嬉しいことにてんかんの発作はほぼおさまりましたが、今度はチューブの弊害で、吐いたり下したりするようになりました。前回と同じです。
 今朝もちょっとひどく吐きまして、病院につれてゆき、チューブを調整しなおしてもらいました。流動食の種類も変えて、まだ吐くかどうか少し様子見。下痢止めも飲ませることになりました。
 自分の話になりますが、繁忙期は日中の業務もけっこうハードな上に、月曜からずっと残業続きで、昨日も夕方まで仕事をしていたので、すっかりへろへろになりまして。
 日曜はとにかく一日ひたすら休むからと、あらかじめ家族に宣言していたのですが、今朝の騒ぎで、結局たたき起こされました。病院が飽きしだい連れて行ってくれというので。ちびさんは心配だし連れていってやりたいけれど、頭はがんがんするわ体が重くて動かないわで、かといって運転直前に頭痛薬を飲むわけにもいかないし。
 母は運転免許を持たないし、父も今日は仕事の時間が微妙だったので、わたしが行くしか仕方がなかったんですが。仕方ないのがわかっていても起こされて腹が立つし、ちびさんがもっと苦しいのに自分のことで腹を立てているのが自分でも情けないし、せめて病院の開くぎりぎりまで寝かせておいてくれよとか、あれこれ思っているうちに唐突に泣きたくなって、ああいかんこれは疲れて情緒不安定になってるなと。
 ちびちゃんがこんなに苦しいんだから、自分のしんどいのくらいたいしたことない、とか考えるのには、限度があるなと思いました。そんなところで自分に嘘ついてもしょうがないなって。
 しんどいです。しんどいけど、可愛いから何とかして頑張る、でいいんじゃないかなとか、いまさらのように思いました。

 で、とにかくよろよろしながら病院に行って、帰ってきてから「夕方までは申し訳ないがとにかく休ませてくれ」と母に宣言して、ひたすら爆睡していました。
 それでさっき起きて、夕方から母が忙しいので、つきそい交替。わたしが寝ている間にちびちゃんが一度吐いて、一度下痢をしていました。今朝や昨日のようすにくらべたらだいぶいいかな。
 さっきまたチューブで流動食を流し込んで、ようやくぐっすり寝ています。

 起こされて腹を立ててみても、母もしんどいのは重々判ってるんです。わたしと違って一日家にいるぶん、ずっとちびちゃんと向き合っているわけで、夜も近くで寝ているので、あまりゆっくり寝てもおらず。
 そんな状況の中、父が役に立ちません……。
 父も、ちびちゃんを可愛く思っていないわけでも、手伝うつもりが全くないわけでもないようなんですが(平日の病院通いはどうにか調整して行ってくれているし)、嘔吐や下の世話はまったくやらないし、それ以外でも言われたことはやるけれど、具体的かつ事細かな指示が出るまでは、何ひとつしないんです。「ちょっとちびちゃんを見ていて」と言われても、本当にただ見るだけ。見。
 苦しそうだからちょっと姿勢を変えてやろうとかないし、ちょっと様子がおかしいから誰かを呼ぶとかもないの。腹立つ。

 あんまり腹が立ったので、ちびの下の世話がいやならせめて母の家事くらい手伝ってくれと直訴したら、今日は皿洗いを申し出ていました。そして断られていた……(雑なので)。
 何もしたくないんじゃなくて、何をしていいかわかんないんだよね。
 それには母にも責任があるんだよなと思いつつ。うっかり自分のほうが先に死んだり要介護状態になったときのことも考えて、ちょっとくらい旦那を育てといてよという話を、病院の行き帰りの車の中でしていました。わたしだって転勤先がどうなるかわかんないんだから、先々介護のために通えるとは限らないんだぞ……

 人間の話はさておいて。
 ちびちゃんが自力で立ち上がることもできない中、ただ一日寝て起きて、胃に食べ物を流し込まれ、薬を飲まされ、下したり吐いたりして。おそらくここから劇的によくなるというのは見込めないだろうし、歩けるようにならないまま、自力でご飯を食べられるようにならなかったとしても、それでも生きている甲斐があるのかどうかとか、ときどきそういうよけいなことを考えたりもします。
 これが年寄り猫だったら、自力で食べられなくなったときがそのときだと、こちらも腹を括れるのですが、まだ仔猫というのもあって(といっても八ヶ月くらいではあるのだけれど)あきらめもつかないし。
 何よりちびさん自身ががんばっているのだから、この先どういうふうに転んでも、やれることは全部やって、ぎりぎりまでつきあおうと思っています。もしかしたら、かえってしんどい思いをさせているだけなのかもしれないんだけど。
 でも撫でたらときどき小さくごろごろ言うし、こちらの手に頭をすりつけてきたりするんです。起きているときは近くにいないと寂しがって、無理に起き上がろうとするし。

 田村由美さんの「7SEEDS」の中で、動物好きの登場人物が、子供のころから可愛がってきた虎が狂犬病にかかって人を襲うようになり、自分の手で死なせるというエピソードがあったんです。あのときあの虎を殺す権利が自分にあったのか、自然に死ぬまで放っておくべきだったのではないかと後悔している彼に対して、別の登場人物が伝えた言葉が、印象に残っています。
 動物たちはただ生きて死んでいくだけで、こんなに苦しいなら殺してほしいとも、殺されて嬉しいとも苦しいとも思わない。彼らが何を望んでいるのかなんて人間には結局わからないのだから、どういう選択を自分がしたとしても、全力を尽くしたか、自分が必死に考えて選んだことなのか、それだけで判断するしかない。
 何年か前、そのエピソードを読んだときには普通に胸を打たれただけだったのですが、それから去年、長女猫の延命措置に悩みつつ看取り、いまちび猫を見守りながら、その場面をやたらに思い出します。

 ところでちびさんの健康管理のために、手帳をつくりまして、薬や食事、その他の状況を書き留めています。書いてみて気づいたのですが、日々、いつ吐いたとかいつどれくらい食べたとか、頭だけで覚えていると、いつの間にか記憶を過大に(あるいは過小に)書き換えてしまうんだなあということ。記録って大事ですね。
 人間の健康管理やダイエットで、食事をメモしたり運動量の記録をとったりするのって、ほんとうに意味があるんだなと思いました。まあしかし、自分のためにはそんなにマメにはなれないな……

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