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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 先日の「打ちのめされるようなすごい本」で紹介されていた、大塚英志さんの「キャラクター小説の作り方」を取り寄せてみました。お名前見て「あ、MADARAの原作の人だ」と思ったのはまあ世代なんで……多重人格探偵サイコの原作の人、のほうが通じるのかな。

 MADARAの人なら面白かろう、というのが半分、米原さんの書評で面白いと紹介されているんだからという信頼感半分での購入でしたが、ひとまず冒頭のほうだけちょっと読んでみるつもりでめくったら、ふつうにそのままの勢いで3分の2くらいまで読み進めちゃって、いま我に返りました。面白いなこれ。

 ライトノベル、という用語ではなく「スニーカー文庫みたいな小説」「キャラクター小説」という言葉が使われていますが、ジュブナイル小説からライトノベルへの移行期に起こったこと、ライトノベルの持つ役割や可能性などを、古代民話から連綿と続く物語の大きな流れの中で、あらためて捉えなおして語られています。もちろんキャラクター小説を書く上での具体的なハウツーもちゃんと述べられてはいるんだけど、それより読み物として読み応えあります。

 いまあるゲーム風異世界ファンタジーのテンプレートが出来上がるまでにも流れがあって、「ロードス島戦記」から冒険者がパーティーを組んで戦うという形式が固定化したんだけど、そのロードス島はTRPGの「D&D」のリプレイに端を発していて、そしてD&Dの世界観の大元は指輪物語から来てるんだよ……なんていうような話も。
 もっともわたしの場合は世代的に、自分で目の当たりにしてきたのが「フォーチュン・クエスト」以降の流れに限られますので、もう少し上の世代の方が読まれたときに、細かいところで異論がないかどうかはわかりませんが。

 ということで、完全に読み物として読んでいるので、実際に書かれているノウハウを活用できるかどうかはまた別の話です。プロットの組み方など、情報カードを作った手法で紹介されていて、とてもわかりやすくていい方法だなと思うんですが、でもそもそも小説の書き方のハウツーって、教わったときにすぐ理解できることはだいたいもうすでに実践できていることだよね。そして、よく考えてやっと理解できることは、そもそもやれるだけの地力が身についていないよね……

 まあすぐにやれないことでも、とりあえず知識として持っていたら、そのうちある日できるようになることもある…………かもしれない。
 身につかなくても、考察が読み物として面白いから、まあいいか。

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