その後の2号さん(万年筆)の話ですが、プラチナインククリーナーで徹底洗浄したあと1か月ほど経って、ひきつづき快調です。そしてここ重要なんですが、紙もほとんど選びません。
つまりあれだけ困ったインクスキップとカスレは、単純にインク詰まりが原因だったのか……。あの悪戦苦闘の日々は何だったんだ……
買った直後から水洗いは何度も繰り返していたんですけど、それでは落ちきらないインクが、どこかに固まってこびりついていたということなんでしょうか。
でも、買ってまもなくの時点ですでにカスレがひどかったわけですが……もしかして、試し書きのインクが残ってたの……?
なにはともあれ、インククリーナー液様々です。(プラチナ以外のメーカーの万年筆に使うときは自己責任で!)
インククリーナーというのは、ふつうは固まったらやっかいな特殊なインク(顔料インク)なんかをやっつけるときのもので、通常のメンテナンスは水洗いで充分のはずなんです。万年筆のインクのほとんどは染料インクで、水に溶ける性質なので。頑固な汚れもつけおき洗いでOK……と、一般的には言われているようです。
しかしこの2号さんは、軸がセルロース・アセテートというやつらしくて、これが水を大量に含むと、膨張する性質があるんだそうで。公式サイトを見ると、軸の部分を水に浸け置きしたら駄目だよと書いてあります。
しかもこの子に入れている黒インクは、顔料が一部使用されているっぽくて、多少まめに洗った方がいいというようなことも書かれています。
首軸から先だけがぴったり水に浸かるように、コップの水量調節して浸け置きするか、でなければしょっちゅう洗うか……それでも駄目なときは、最後の手段・インククリーナー液に頼るか、ということかなあ。
ということで微妙に苦戦しましたが、前向きに考えれば、だんだん扱いを覚えてきました。仲良くなれたね!
これからますます仲良しになっていきたい所存です。
考えてもみれば外国からはるばるやってきた子なんだし、日本製より仲良くなるのに時間がかかってもしかたないですよね。(朝陽さんなんかこのごろ擬人化傾向が)
大丈夫です、危ない人じゃないです。万年筆に向かってぶつぶつ喋りかけたりとかしてません。
でも若干手段と目的が逆転してる感はあります……小説やプロットを書くための万年筆なのか、万年筆を使うために手書きで小説やプロットを書いているのか。
まあどっちかっていうと後者だよね!(開き直った!)
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