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せっかくの連休初日だというのに、例のごとく朝から頭痛が出たものだから、今日はふてくされて、一日じゅうオーフェンの旧シリーズを読んでいました。(頭痛は読んでいるうちに引いたが、その時点ではすでにのめり込んでいて読むのが止まらなかった)
だいぶ前から少しずつ読みかえしていたのですが、今日は15巻からスタートして新シリーズ2冊目まで読み倒したので、ええと、計8冊? ライトノベルなので1冊当たりの分量はそんなに多くないんですが、それにしても読めば読めるもんだな……
このシリーズ、10巻までが第1部、11巻~20巻が第2部ということで区切りがついていまして、新刊をリアルタイムで追いかけていた十代なかばの頃には、第1部の方が断然好きだなと思っていました。2部になるとキャラクターが増えて話が複雑になるのと、世界観も壮大に膨らんだ分だけ抽象的な描写が増えてくるので、ちょっとわかりづらかったのかな。
そういいつつ、もちろん完結までずっと追いかけていたのだけれど、やっぱり1部を読んでいたときほどには熱中していなくて、穴が開くほど読み返した1部と比べると、2部以降は、何度も読み返してはいませんでした。
最近になって再開された新章を楽しみに追いかけながらも、そういうわけで、いまでは2部の登場人物などをけっこう忘れてしまっていまして、ところどころで登場する脇役の名前に「ああこれ誰だっけ……うっすら覚えがあるんだけど……」という悲しい状態に。それがなんか、いかにも十全に楽しめていないなという気がして、悔しくて。
ここにきて、新章があと一冊で完結するというので、もうこれは一巻から一度再読しなおして、ちゃんと頭に伏線を入れてシリーズ完結を万全に楽しまねば気が済まないぞと。
そんなこんなで読み返しにかかっていたわけですが、あらためて通して読んでみると、二部、面白えなと思いました。むしろ一部よりも好きかもしれない……というか、こんなストーリーだったのかと、十数年越しに目から鱗がぼろぼろ落ちました。
当時はだいぶニュアンスを読み落としていたんだなあ……。
しかし逆に、当時の自分の心には強く訴えたにもかかわらず、いまの自分には読みとれなくなってしまっている何かも、きっとあるんだろうなと思います。第一部を連載されていたときの作者さんが、いまの自分よりも断然お若かったことを考えたら(時間の流れって怖い!)、その可能性は大きいなと思います。
読むべき時期にその本に出会える、幸運。
あと再読って大事だなと思いました。あるいは一気読み。さもないと鳥頭のせいで細かい伏線忘れちゃって、十全に楽しめないんだ……。
初読でしか得られない感動もまたあるということを考えれば、自分のような鳥頭には、とにかく何でもかんでもシリーズ全一気読みするというのが、もっともその小説を楽しめるやり方なんではないかと思います。しかし実際には長いシリーズを一気買いするのって、よほど好きな作家さんの本でもなければなかなか思い切りがつかず……悩ましいです。
それにしても、オーフェン新章を読んでから旧シリーズに立ち帰ると、やたらとコルゴンが可愛く思えて仕方ありません。なんだこの萌えキャラ……もう私を萌え殺すために書かれたとしか思えないよ! などというタワゴトを真顔で呟きながら、そういえば当時はチャイルドマン教師が好きだったことを思い出しました。いまでも好きだけど……(脇役好きは筋金入りです)
なんか脇役がいちいちツボで、何気にプルートーとかすごいいいキャラだったんだなあと、しみじみしました。サルアも。マジクはむしろ新章に入ってからが萌えキャラの本領発揮だな……。
とりあえずこのままぼちぼち新シリーズも再読して、最新刊の発売を待ちたいところです。ちなみに十二国記も同じことする気。
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