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調子がでないときは黙々と掃除をして体を動かすと、頭が空になっていいなというようなことを、いつかここに書いておきながら、そんな自分の言葉もすっかり忘れ、ぜんぜん掃除をしない日々が続いていました。ふと思いだし、自分の適当発言ぶりを少々反省しまして、とりあえず風呂のカビと闘ってきました。
がしがしタイルをこすっていると、頭が空になっていいです。とにかく手を動かしさえすれば、何かしらの成果がはっきりと眼に見えるというのは、いいものだなあと思います。
小説もそんなふうに、眼に見えて成果が出たらいいんだけどなあ。
近ごろは通勤のお供に、「ニューロマンサー」を読んでいます。古典海外SFリレー、地味に継続中です。
退廃的な世界観がツボで、文章も詩的でかなり好きな感じなのですが、しかし頭がついていきません。切れ切れに読む自分が悪いというのもあるんだけど……
なんだろう。小説の基本テクニックに、「説明ではなく描写を」とよく言われますが、ある意味そのとおり、説明をぎりぎりまで排したような文章です。謎の造語や固有名詞が、特に説明なしに次から次に出てくるので、ときどき状況がよくわからなくなって、ぽかんとします。そんで登場人物が多くて、しかもそれぞれに本名と偽名と通り名が出てきたりするので、「えーと……○○って誰のことだったっけ……」とか思って、前に戻ることが度々。(自分に記憶力がないのも問題なのだが)
あとセリフも、その場にいる登場人物のうちの、誰がそのセリフを口にしているのかよくわからないときがしばしばあります。これは訳の方の問題もあるのかも?
しかし、そんなこんなでなんか読みづらいなあなどと思いながらも、それでも「これは滾る……!」というようなツボにはまるシーンがいくつもあって、妙に惹きつけられる小説です。あとはね、私に記憶力とか読解力とかがあれば、もっとよかったよね……(なんか悔しい)
いま3分の2くらいです。読みおわって全体図が見えたところで、再読するかなあ。
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