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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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「嘆きの森」への拍手ありがとうございました!
 例によって拍手コメントへの返信はこの記事の末尾にありますので、ご確認くださいませ。(途中の記事がぐだぐだしているので、すっとばして、返信だけを確認していただければ幸いであります……汗)

 今日はぐだぐだ長文。たぶんあんまり読んで気分のいいものでもないので、スルー推奨であります。(なら書くなよ……)(すみません……)

 何か書いたあとはだいたいいつもクヨクヨしていますが、今回いつにも増してやたらと見苦しく予防線ばかり張りまくりました。うっとうしかったと思います。申し訳ないです。

 なんだろう。マルゴ・トアフの後悔だったりとか、その後の不調だったりとか、色々あって、自信を喪失……というにはもとより自信のあったためしのない人間ですが、なんだろう、いまちょっと、自分のメンタルコントロールというか、モチベーションの上げ方みたいなものが、よくわからなくなって、気持ちがあっちいったりこっちいったりしています。いつもは、同じ自信ないにしても、もうちょっとなんかうまく開き直るんだけど。

 別に日常的に参っているわけではなくて、普通に生活を送っている中では、そこそこ楽しくやっております。困ってるのは、書くときの気分の上げ方だけです。
 根がポジティブな方ならどうかわかりませんが、多分ある程度書き続けてきた人なら、どこかで通る道というか、そういうのなんだと思います。いまちょっと、なんか、しんどい。冬で日光不足だったり、寒がりで冷えに弱かったり、小説以外のいろんな要因があると思うんですが。

 自分の書いているものが面白いのかつまらないのか、自分にだけは、どうしても本当のところがわからない。
 自分で客観視できない以上、あとは読み手の方からの反応を指標にするしかないんだけど、いただいたリアクションをどう受け止めて消化するのかは、結局自分次第というか、まあ要するに、いまあまり厳しいことをいわれたら、自分のほうに、それを受け止めるだけのパワーがないな……とか思います。

 辛口ぎみの意見をいただいても、場合によっては妙に嬉しいときもあるし(もちろん相手や言い回しに拠る部分もあるけど)、逆に「悔しー!」って思ってそれをバネに出来るんなら、それがいちばんいい。わかってはいるんですけど、なんかそのバネがへたってる感じです。
 なんか、いまは面白くなかったら、むしろそっとスルーされたい。いっとき猶予が欲しい。それってどうなのって、自分でも思うんですけど、正直なところへこたれやすくなってます。

 それで予防線。読み手の方にウケないのも完成度が低いのも承知で、ただ自分のために好きに書いたんだから、あまり厳しいことをいってはくれるなと、そういうわがままです。
 そうやって読む前からくよくよ言い訳がましいことをいわれると、読む気が失せて当然と思います。それで見放されてもいいから、いやよくはないんだけど、それでもいましばらくは、とにかく厳しいこといわれるよりは、読んでもらえないほうがまだいい。へたれですみません。

 甘えだというのはわかっているんです。広く公開すれば、厳しい目でみられる機会が出てくるのは当たり前のことです。その読み手さんが、それを心の中にしまっておくか、作者のいないところで口に出すか、本人に面と向かっていうか(善意からの場合も、悪意からの場合もありますが)、その違いがあるだけです。

 誰かがひとつの小説を書いたときに、その小説が全ての読み手さんに好意的に受け止められるということは、まずない。書き手側の力不足にも一定の要因はありますが、それだけではなくて、どんなに人の心を打った名作だって、別の誰かにとってはつまらなくて読めたものでなかったりする。それってすごく当たり前のことです。

 逆に、よほど手抜きして雑に書いたのならわかりませんが、真剣に書いたものならば、誰かには届くと思うんです。99人がつまんないっていっても、ひとりに面白ければ、それはもう書き手にとって勝利と同義。

 そこまでわかっているんだけど、なんかガッツが湧いてこない。

 原因は、色々と言いながら、多分自分で分かってる。ちょっと細かいことは伏せますが、少し前に、小説に手厳しい意見をいただきまして、そのときとっさに、そこに悪意を感じてしまったんです。
 本当のところはどうだったのかというと、ただ単に言葉が強い人なだけで、厳しいことでも伝えたほうが相手のためになるという信条の方だったんじゃないかという気がしています。というか、あらためて文面を読み返してみたときに、そういう気がしました。受け取るほうが冷静じゃなかった。

 内容にも落ち込んだけど、それが悪意ある言葉に見えた、とっさの自分の心理にもへこんだ。それがもし、いかにも悪意むき出しの文面だったなら、むかっ腹は立てたかもしれないけど、流せたと思うんです。そうじゃなくて、文面からすると、手厳しくはあったけれど、おそらくは親切心からのアドバイスだろうという内容だったんです。
 それまであまりやりとりをしたことのなかった方だった、というのもあります。気ごころの知れた親しい人が、自分のためを思ってあえて厳しい意見を書いてくれてるときには、へこみはするけど、受け止める気構えみたいなものが、違ってくるからさ。

 言い訳がましくて何なのですが、タイミングも悪かった。向こうのタイミングがというよりかは、受け取ったわたしのほうのタイミングが。そのときちょうど書いていたものが、ラストスパートの最中で、すごくナーバスになっていて。平時だったら、傷つかなかったとはいわないけれど、もうちょっと冷静に受け止められたんじゃないかと。

 それを長いことずーっと引きずってる自分があまりにもアホすぎてアレなんですけど。厳しいこといわれるのなんて初めてでもないしさ。それもすごい自信作だった、とかいうならともかく(そんなすごい自信作を書いた試しもないが)、自分でも下手なところや書けてないところの自覚があって、悔しい思いもしてたんだもん。そら厳しいご意見ももらうよねっていう。

 それでも、欠点は欠点として、同じものを読んで面白いっていってくださった方がいらっしゃるんだから、そっちを信じるのが筋なんです。
 いただいた指摘が嘘とか間違いとかいうんじゃなくて、同じ小説を読んで、この話が好きだという人と、面白さがわからないという人、両方いるのが本来の姿なんだからさ。その欠点がぜんぜん気にならない人もいれば、どうしても気になる人もいる。当たり前のことです。だから、書き手は自分の小説を好きになってくれるひとのために書くべきなんだと思うんです。

 厳しい言葉に委縮して、まだ腕も身についていないうちから早々に守りに入って、減点法の視線にびくびくしながら書くなんて、そんなつまんないことはない。だから無理やりにでも、ポジティブになるべきなんです。自分に都合がよすぎるくらいでもいいかもしれない。

 わかってるんだけど、なんか、やっぱり否定の言葉のほうが強くって、つまんないっていう意見のほうを、誉めてもらったことよりもずっと長く引きずっちゃうんだよね。だってさ、つまんなかったっていうのはだいたい正直な意見だけど、面白かったっていうのには大なり小なり優しさや社交辞令が混じっているかもしれないわけで……とか考えちゃうんですよね。
 そういう思考回路がまずひがみっぽいし、だいたい、誉めてもらったら嘘でも騙されて喜んだほうがいいんです。まして正直な意見しかいわないよという真摯な読み手さんにしてみれば、せっかく書いた感想を社交辞令と疑われるのは心外だろうし、失礼なことなんです。でもやっぱりさ、気力が落ちてるときには、ひがんじゃうんだよね……。

 誰かひとりでもその小説を読んで喜んでくれたんなら、その小説には書かれた意味があるんです。そこだけは忘れないようにしようって、何度も何度も自分に言い聞かせてるんだけど、ちょっと落ち込むとうっかり忘れかけて、またぞろ落ち込むよね……。

 われながらうっとうしい。凹み方がうっとうしいというよりは、せっかくここまで何か月も飲み込んでたのに、結局いまさら長文で吐きだすあたりがすごくうっとうしい……。いくら自分のブログとはいえ、すみません。
 いやまあ、その。嘆きの森が終わって、次また新作書くし、そっちはもう「イベント用だから!」とかそういう言い訳もできないし、その前になんとか気持ちの整理をつけたかったんです。書いたらちょっとはすっきりするかなと思って。(チラシの裏にでも書いとけよ……)

 だからといって、今後厳しいことは一切いわないでくれとか、そういうわけじゃないんです。そんなめんどくさい配慮を要求したいわけではないし、無理やり誉めてくれとかいうことでは、もっとない。そもそも面白くなかったのに、義理と気遣いで面白かったといわれるのは、貶されるよりもなお辛いので。

 読んで何を思うかは、当然のことながらあくまで読み手の自由です。
 誉める意見しか口に出さないでほしいっていうのは、不健全なことですし。いや、正直にいえば、貶されたくはない。ぜんぜんないんだけど、しかし万人に好かれるものを書くなんて、そもそも無理なことだしさ。
 モチベーションを落としたくないから、状況次第で、あえていまは悪評価については直視しないという選択肢は、正直いってありだと思う。でもそれは書き手側が自分でコントロールすることであって、読み手の方に求めることではないです。

 なんか途中から論旨がどっかいった……。

 諸々吐きだしてちょっとすっきりしたし(御不快に思われた方には本当に申し訳ありません……)、とりあえずあんまり気負わずに、新作も楽しみながら書いて、いいかげん気持ちを切り替えたいです。今度はさすがに、読みやすさとかにもうちょっと配慮する。でもあまり力まずに、自分の萌えに正直に書きたいです。とにかくまずは楽しんで書くということを、忘れないように。
 あー。なんだろう、こう、淡々と書ける人になりたいものです。人様の反応がどうであれ、自分の信ずるところをただ黙々と歩くみたいなさ……。かっこいいよねそういうのね……。


 ぐだぐだと失礼しました。続きは返信です。


 

拍手


 

 重ね重ね、ありがとうございます……! しつこく言い訳ばかり重ねていたにもかかわらず、最後まで読んでくださって、温かいコメントの数々まで、もうどう感謝してよいやら……!

> それでもやはりヨウルは力への憧れを捨てることはできないんじゃないかと
 ヨウルのその後については、はじめはちらりと書くつもりでいたのですが、いざ実際に書いてみると、なんとなくこのままぶつんと終わりたいという気がして、書くのをやめてしまいました。おかげで、読み手の方によってはえらく中途半端な終わり方に見えるだろうなと、やや気が引けていたのですが(汗)、その後を想像していただけたのであれば、嬉しいことです。ありがとうございます。

> この話を「趣味に走った」「自分の萌え」で書いたと明言できるところは
 趣味で書きました!
 たぶん本当に中二のときに書いたんだったら、魔法使いは美青年キャラ、ヨウルもお人よし系善人か、とことんいいところなしの悪人か、どっちかにしたんじゃないかと、あとから思いました。そしてそっちのほうが、まだ広く万人受けする作風になったんじゃないかと思いました……。大人になるにつれて、どうも萌えの方向性をこじらせてしまった気がします……

 いただいたお言葉に大変励まされました。本当にありがとうございました……!

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