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万年筆のインクって、ものすごく物欲に訴えかける何かがあるなと思います。
秋口に、突然「秋っぽい色のインクが欲しい」というよくわからない衝動に背中を押されて、ふらふら吸い込まれるように買いました。エルバンのティーブラウン。
あのね、そういうのは、手紙を書く人のすることだから!
紙の手紙っていいなあと思うのですが、書く機会がありません。礼状を出すような機会も、ここ数年は絶えてない。
書きたければ別に、友達にでも書いたらいいんだけど、「なんで手紙?」ってなるよねいまさらね。実際、数年前に友達が手紙をくれたとき、「メールしてくれればいいのに、なぜわざわざ手紙?」と思ったもんね……。
母が留守にするときに、ときどき置手紙が残されていることがあるので、それがこのごろやり取りする唯一の手紙でしょうか。でも中身が「冷蔵庫に肉があるから焼いて食べてネ。母」とかなんだよね。肉……。いやまあ、焼くと切る以上の料理をする気がない娘が悪いんですが!
ということで、秋っぽいインクなんて買っても、有効活用的な意味ではとても微妙なのですが、しかし、セピア色のインク、目に楽しいです。使ってて幸せになれるから、まあいいか……。
エルバンって、ガラスペンのメーカーなんだそうです。ガラスペンも、いいよね……。美しいよね……。
たまに発作的に欲しくなるのですが、しかしどうせ猫に転がされて慌てるのがオチなのです。ちょっと楽しんだらすぐ仕舞い込んで、そのまま忘れて仕舞いっぱなしになるであろう。あまりに目に見えすぎているので、かろうじて自粛しています。安くもないしね……
万年筆のインクって、小瓶とかでもかなり長くもちます。ましてわたしの場合、本妻はセーラー万年筆製のやつなので、常用のインクは、セーラーのブルーブラックです。
こっちはがつがつ使うので、けっこう減りが早いんですが、それでも一年ほどかけて、ようやく一本をもうすぐ使い終わるというくらいです。それ以外の色は、そんなにたくさんは使わないので、まともに使い切るのには何年もかかりそうです。
だけど、万年筆のインクって、そんなには長持ちしないんだよ……。
保存状態次第ですが、目安としては、だいたい2年ほどで使いきった方がいいらしいです。だからさ、秋っぽい色のインクとか、そういう選び方をするのは、ちょっと危険だと思うな!(反省はしている)
冬っぽい色のインクは、かろうじて踏みとどまっています。というか、去年衝動買いしたパイロット色彩雫シリーズの「霧雨」が、まだまだ残っているんです。物欲……。
このインク、色味は味わいがあって好きなのですが、いかんせん薄いグレーなので、使いどころに悩みます。細めの万年筆に入れると、ものすごく見づらいです。中字の万年筆でも、いつもの感じでサラサラっと書こうとすると、ところどころ薄くなりすぎて読みづらくなる……。
難しい子です。
いまだったら、同じシリーズに「竹炭」という、最近発売されたもっと黒に近い濃いグレーが出ているので、そっちを買うところなのですg…………危ねえ!(物欲の沼に片足突っ込みかけていた)
なんか、万年筆好きの方々のブログなど拝見していると、たまに「友達と小瓶を持ち寄ってボトルインク半分こ」みたいな話題が出ていて、「あっいいなあ!」と思います。いろんなインクを楽しむ的な意味でも羨ましいし、その女子っぽいシェアが楽しそうでいいなあー。
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