[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今日、「それは心を焼き尽くすような」に拍手をいただいていました。ありがとうございます!
母が旅行に行ってしまい、唐突に少々、家事とお猫様方の世話に追われております。家事だけならなんとかなるんだけど(手抜きするから)、猫も八匹いると、なにかと時間がかかります。帰ってきたらだいたい誰かがどこかに吐いてるしね……(そして気付かずに踏むパターン)
まあ、普段が専業主婦の母に甘えて何もかも押しつけっぱなしているので、たまには有難みを噛み締めるといいよね……。仕事のあとだとちょっと正直疲れるけどね……(←パラサイト状態に慣れ切っている)
たまに育児中でもない専業主婦の人が、「旦那がまったく家事を手伝わなくて」と零すのを聞くと、イラっとする瞬間があるのですが(兼業主婦の人が同じこといってるのを聞くと「うわそういう男マジむかつくわー」と思う)、わたしのような独身者でさえイラっとするんだから、フルタイムで働きつつ家事育児されてるお母さん方からすれば、もっとイラっとするでしょう。しかし、専業主婦の人の話を聞けば聞いたで、専業だからこそなんでもかんでもやらされて、高い水準での家事を要求される上に、近所づきあいという人間関係のストレスにさらされてもいたりして。その他諸々、働く女にはなかなか想像のつかない種類のイライラがあるなとも思います。「専業主婦はいいよね~」なんてチクっといわれたら、そりゃ腹も立つだろうしさ。
そうやってなんだか、へんな溝ができてゆく。
角田光代さんの「八日目の蝉」を読んだときにも、そういうテーマが絡んでいましたが、結婚しているかどうか、働いているかどうか、子どもがいるかどうかで、女はときにびっくりするくらいの立場の違いが生まれて、距離があいてしまうときがありますね。
職場の中でも、育児中の人が残業できずに、しょっちゅう子どもが熱を出しては休んだり早退したり……というときに、しわ寄せをくらう独身女性との間にも、軋轢が生まれる場合があります。本人が、ごめんねごめんねと肩身が狭そうにしていれば、「まあ仕方ないか」と思っても、「子どもいるんだから仕方ないじゃない」みたいな態度で開き直られると、「それはアンタの事情でしょうが」とカチンと来る……なんていうのも、まあわからないではなかったり。
小さい子どもがいて大変なのは、本人のせいではないかもしれないけれど、しわよせを食う側のせいでは、もっとない。しかし、じゃあ「子どもがいる女はいつも肩身狭そうにしてろ」というのも、それはそれでどんなもんかっていう。
場合によっては育児経験者の年配の女性からさえ、「わたしの若いころはもっと苦労した」とチクチクやられたりもするしさ。
女の敵は女というやつですね。
なんだろう、均等法施行前後くらいの時代、男性と肩を並べて働いてきた先輩方など、とりわけ風あたりの強い中を戦ってきた人たちなので、苦労されたぶんだけ懐が深くて寛容な方もいれば、とんがってておっかない人もいたりして。まあ、個々人の性格もあるので、世代でひとくくりにするのも何なんだけど……
自分が辛い思いをしたから、後輩たちには優しくしようと思うか、自分だって苦労して育ってきたんだから、お前らもちったあ苦労しろと思うか。まあ、後輩の立場からしてみれば、優しい先輩の方が有難いですが、でもまあ後輩が頼りないと、「自分らのころはもうちょっと○○してきたぞ」とつい思っちゃうのも、また人情かなあ。
人間、普通にしていると、なかなか相手の立場になって考えるということが、難しい仕様になっているようです。
自分のことに余裕があれば、まあそれなりに気遣いあえても、忙しいときの人間って、自分のことだけで手いっぱいになって、人の心を思いやる余裕をなくしがちなものですね。
中には、どんなに自分が大変なときにもまず周囲を気遣う立派な人もいたりして、そういう人を見かけるたびに、ああ見習いたいなあと思うんだけど。いざ自分が残業続きで締め切りに追い込まれたりすると、そんな思いは完全に頭から飛んで、気付けば人に八つ当たりして自己嫌悪……なんていつものパターン。
いつも気持ちに余裕を持てるようになりたいものですが、それがなかなか。
……ここ何のブログでしたっけ?(いつものことですがすみません……)
拍手コメントをいただいた場合は、お名前をださずにブログ記事内で返信させていただいております。もしも返信がご迷惑になる場合は、お手数ですがコメント中に一言書き添えていただければ幸いです。
ラノベ棚